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親離れ中の娘

この春に女子大生になった娘

3月末に家を離れ
都内で姉妹暮らしを始めた

一人暮らしは寂しいから
姉と一緒に暮らしたいと希望して
姉の承諾を得た

姉妹仲良く暮らしている


家を離れてから少しして
姉妹へ電話をしてみると
長女は
「妹ちゃん、ホームシックになっちゃったんだって」
と話し、その後ろで
次女が
「え〜ん……淋しいよ〜…」
と、わざとらしい言葉にし、こちらまで届かせて

少し笑いを織り交ぜながら
淋しさを吐露していた


クールな一面と甘えん坊な一面と
両極を持つような 次女

一人が好きだけど
人肌を感じたい淋しがり屋さん

なんだか自分と似ているから
可愛がってあげたくなる


長女が初めて家を離れたのは
高1の夏 1年間の海外留学

幼稚園の時には母子分離不安があって
いろいろ不器用なところもあったから
心配するのはいつも長女の方で

本人もホームシックになるだろうと
予想をしていたそうだ
予想と反して
全くホームシックにならなかったと
話していたことを思い出す

ホームステイ先の家族とすぐに馴染めていたのか
適応力の高さは長女の持ち味だ

長女は 妹の横で
「私は全くホームシックにならなかったけどな〜」
そう呟いていた




環境の変化に疲れを感じていた 5月
親子で 五月病のようになっていた

楽しいけれど 頑張ってもいたから
疲れもあって 
「うんうん、わかるよ〜」
「同じだね〜、頑張っていたんだね〜」
「疲れるよね〜」
愚痴に付き合い、共感した

「実家に帰る〜」
「帰ってゆっくりしたい〜」

そう言って 月に1〜2回ほど
羽を伸ばしに帰ってきている


「やっぱりこっちはいいな〜、落ち着く〜」
「実家は狭いと感じていたけど、今住んでるところと比べると広く感じる」

久しぶりに帰る家は
前と違って感じる様子

友達と会ったり、地元で昔を思い出しながら
自分たちの置かれた環境に思い馳せながら
のんびり過ごして

「やっぱり、こっちの雰囲気はいいな〜」
「久しぶりに会った友達とも同じことを話して、一緒に環境に感謝した〜」
「将来、絶対こっちに帰ってくる〜」

地元愛が止まらない
実家が癒し

長女が 一人暮らしをした時は
都会に馴染んで遊び呆けていたけど

大違いだから面白い

長女も地元が好きだけど、実家も好きだけど
全然実家に帰って来なかった
こちらから「たまには帰っておいで」と
声をかけないと帰ってなど来ない

姉妹でこうも違っていて 
毎度楽しませてもらっている




親知らずの抜歯が手術になって
その予定を立てるため 先日も実家へ帰ってきた

6月はサークル参加やバイトを始め
忙しかったよう
バイトの人間関係にも悩んでいたせいか
初めて体調不良で病院を受診した

夜中に弱音のLINEが届いて
そういうところは姉も同じだけど

甘えてきてくれるのは 可愛いなと
親であることを嬉しく思う瞬間


調子が悪い時というのは
物事がうまく行かないことがある
えーー!もうーー!なんでよーー!
そんなことが続いたりして
どっと疲れを感じたりする

頑張って大学へ行ったのに、休講になって
そのまま何もせずに、自宅へリターン
それも連日そんなことが……

電車に傘を忘れてしまって失くした
親からプレゼントされたばかりの
高いネックレスを落として失くした

体調不良で寝込んだ

踏んだり蹴ったりで、ついていない
実家に帰って来るなり、私を見てハグをしてきた

「え〜ん、疲れたよ〜」

「そっか、そっか、大変だったね」

ヨシヨシした

中学の頃いろいろあった時から
甘え直しのように、
いつもハグをしてきていたので
中学も高校も、ハグの希望に応えてきた

今でもそれは温存されているようだ

長女は 子どもの頃は甘えていたけど
自立が早かったのかな……
長女にはない、妹の甘えがある


ただ、今回はついてない話だけではなく
どうやら他にも理由があったらしい……




「お母さんが死んじゃう夢を見たの〜(涙)」
「すごく怖かったよ〜〜(涙)」
「すごく悲しかったのぉぉ〜(涙)」
「だから帰ったらギュッするって決めてた、え〜ん」

「え〜それは悲しかったね〜」
「そかそか、それは怖かったね〜」ヨシヨシ

「でもでも、夢診断みたいなの調べたら……」
「いい兆しで、自立とかそういうのだったの」
「だからいいの……でも死んじゃってすごく嫌だった、えーん」

「あ〜自立は親殺しと言ったりするもんね、それか」
「言葉は悪いけど、親を殺していくような、超えていくようなのあるもんね」

「うん、知ってる……うぅ……」

「そうか……ってちょっと、夢でお母さんのこと殺さないでよ〜(笑)」

笑いに変えると、娘はクスッと少し笑った
親子でハグしながら笑顔になって

自立に向かっているんだね〜


親離れ 真っ最中!

がんばれ次女♡


「夏休みは、私ずっとこっちにいるーーーー!」

好きなだけいたらいいさ✨




〜自立へ一歩〜

大人の階段をまた一段登る

子どもと大人狭間に揺れる時
必ず甘えが起こるもの

揺れていて

中学などの思春期も同じに
その前は10歳くらいだろうか
6歳くらい2歳くらい

自我が強くなる時
イヤイヤ期のような反抗期みたいな
いつも以上に 甘えが見える

葛藤しているんだな〜
成長の飛躍にいるんだな〜

そう感じて 見守る

大人へ向かうことを
無自覚に感じ取っているのか

もがく様子は
幼虫から蛹、蛹から蝶へと
変化する時のように見え

次へ形態へ変えるステップ

がんばれ!と
心で祈るような 応援をする

反抗期は 悪いものではなく
そういう甘えがでるもの
成長するために必要なものだから

甘えているな〜と思うけど
行動の内容を肯定するわけではなくて
そういう甘えの過程を肯定するという感じ

成長に必要な過程

反抗期はぶつかることも多いし
本人も苦しいし こちらも苦しい
お互いに大変になるけれど

一歩、また一歩とステージを上げていると思って
あたたかい目で見守ってきて

蝶に羽ばたく最終段階になったかな♡
あと一歩だね♪

親冥利に尽きます✨



・・お読みいただきありがとうございます・・


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