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23歳が倒産寸前の会社を立て直した話 第7話 #スケジュール共有
スケジュールを立ててもそれを把握し先を見越した行動がとれなければ全く意味がありません。
父は目の前のことで精いっぱいになってしまう性格。そんな人間を何とかスケジュールを把握して動けるようにさせるのはそう簡単なことではありません。
そこで私が考えたのが「業務アプリ」の使用です。
業務アプリの選定ほぼすべての人がスマートフォンを持っている現代。父ももれなくその一人でした。それを使用しない手はありま
23歳が倒産寸前の会社を立て直した話 第6話 #スケジュール管理
当たり前ですが利益を増やすには二つの方法があります。売上を増やすか、支出を減らすかです。
コスト削減による経営改善は直接支出が減るのですぐに結果が出やすい傾向にありますが、業務改善による方法は直接売上が上がるわけではないのですぐには結果が出にくい傾向にあります。
すでに自転車操業である父の事業では結果に直結しやすいコスト削減をしたかったのですが現状ではそうもいきませんでしたので、収益を増やす方
23歳が倒産寸前の会社を立て直した話 第5話 #事業の信頼度
所得税と健康保険料の延滞金はいわゆる罰則な訳ですからかなりの金利がかかります。本来であれば金利の安い金融機関から借換えをして所得税と健康保険料を一括完済し金融機関へ返済をした方が良いのですが、破産した過去がある父の名前で融資を受けるのは現実的ではありませんでした。当然、当期分の消費税が支払えず私に相談してきたのですから、他に貯金があるはずもありません。
母の協力もあり月に3万円程度ですが人件費の
23歳が倒産寸前の会社を立て直した話 第4話 #もう一つの真実
事業の成長には「金」が必要不可欠です。しかし、事業が自転車操業となっていると事業を発展させるための資金に回す金がありませんので、いつまでたっても同じところで足踏みを強いられることになります。
父の事業が自転車操業となっている事実が発覚した以上、まずは経費を削減しこの泥沼から一刻も早くから抜け出さなくてはなりません。
そこで私は固定費の中でも最もウエイトの重い「人件費」の削減に取り掛かることにし
23歳が倒産寸前の会社を立て直した話 第3話 #みえてきた自転車操業
事業性の資金と生活費を分ける「財布の二分化」、事業資金の現金の移動を可視化する「現金出納帳」、事業資金の預金の移動を可視化する「預金出納帳」を実行しキャッシュフローを可視化することに成功しました。
その後、現状を把握するため数ヶ月間父に今まで通り実働してもらい、キャッシュフローを分析していると様々なことがわかりました。
固定費と変動費キャッシュフローを可視化したことにより固定費と変動費を分けて
23歳が倒産寸前の会社を立て直した話 第2話 #キャッシュフローの可視化
現状では帳簿も収支報告書もなく黒字なのか赤字なのかすらわかりません。
毎年確定申告で税金を納めている以上黒字ではあったのでしょうが、領収書と請求書を税理士に丸投げし申告をしてもらっているようではその正確性もかなり疑わしいものでした。
そこで私はまず経営状況を把握するため、キャッシュフロー(お金の流れ)を可視化することから始めることにしました。
財布の二分化父は事業を個人事業主として営んでいま
23歳が倒産寸前の会社を立て直した話 第1話 #プロローグ
初めまして。杉山やすたかと申します。
私はとある地方で小さな会社を経営している28歳です。23歳の時に倒産寸前だった父が一人で経営していた会社を継いで立て直し、現在では従業員を抱えそれなりの会社に成長させることができました。しかし、私は会社経営はおろか経営学を学んだこともありませんでした。当然、その道のりは決して平たんな道ではありませんでした。
ここで私のいままでの体験談をみなさんのビジネスラ