暦のうえでは夏至を迎えました。 ちょうど、雨降りの一日でしたが、夕方すぎには雨上がり。 空が澄み渡り、 夜にはとてもきれいな月が顔を見せました。 夏至が明けて、き…
海の波 穏やかに私を包む 尊き母の胎 全身全霊をゆだねながら あの朝目覚めた 慈愛に満ちた道を通りぬけ 旅の始まりは母の胸のなか 産声を上げた声は 歓喜の賛歌 感謝の…
4月6日 きのうの風は強い風 カーテンに映る 木々の揺れる影が 夜どおし 心地よい眠りにみちびき 風は翌朝に 春の雨をもたらした くもりと晴れ間が交差する あいまいな午前…
朝霧が山を覆った、雨上がりの朝 にわかに灰色の雲が切れ、 風が東から吹いたとき、 山は震えるようにして霧のベールに隠れていた 否応なしに東風は 山のベールを取り払い…
眠そうな灰色の空と、優しくささやく音で降る春の雨は、 大地を潤し、霧となり、春の花々を覆い隠した そのあとで、 のどかな顔を見せた太陽の光に照らされて 萌え出す山々…
メアリー、メアリー、へそまがり おまえの庭は花盛り 青空に蜂が飛び交い、ハチドリが舞い むせるような花粉の香りであふれてる 銀の鈴とハートのかたちの貝殻と 可憐なス…
そよ風がペパーミントの匂いをくゆらせて 白いレースのカーテンを揺らした 十字路の喫茶店は 五月の昼下がり ハーブティーの湯気が 素朴な琴を奏でる 琥珀色の蜂蜜 カップ…
それは雨上がりの午後、 水たまりに虹を見ていた 高気圧が上昇し、 草原の息吹を舞い上げる 自転車に乗って丘を駆け下りる 風がペパーミントの匂いを 西に運んでいく ミ…
春山笑う 淡き五色にその身を染めて 山の桜はいまや散り際、 蒼翠したたる夏くれば 木々は盛んに実をつけると、山笑う コブシ、レンギョウ、山桜、 小さな菫、たんぽぽの…
わけもわからずに僕はただ 夜のキッチンでパンが焼きたくなった 甘く切ない、春の匂いの酵母 ミモザ色のコーンミール パセリにセージ、ローズマリー、タイム トタンの屋根…
春の山は屏風絵の花盛り 淡く、か細く、 だが誇らしく、 はかなげに、はにかんだように うつむく木々の先、枝々の先に 強さと気高さを花と咲かせるのだと、 山はなぐさめ…
三月、山が春らしい装いをはじめている。 サクラの花が咲き出し、笹の葉は初々しい色をして揺れている。 これからもう少しすれば、まるで花屏風のような風景になるだろう。…
冬の山は白いレースのよう その頭を上に向けた やり残したことはない すべてを胸におさめ ただ厳かに白いレース襟つけて 自分を造った偉大なる方の前に 深く息を吐いた ど…
蒼葉薫風
2024年6月22日 13:29
暦のうえでは夏至を迎えました。ちょうど、雨降りの一日でしたが、夕方すぎには雨上がり。空が澄み渡り、夜にはとてもきれいな月が顔を見せました。夏至が明けて、きょうは満月の日です。雲と雲のはざまから青空がのぞいていて、そよ風が軽やかに吹く、気持ちの良い朝を迎え、今夜美しい月を見ることができるかもしれませんね。アメリカでは、6月の満月を『ストロベリームーン』と呼び、農家ではいちごの収
2023年5月2日 20:40
海の波 穏やかに私を包む尊き母の胎全身全霊をゆだねながら あの朝目覚めた慈愛に満ちた道を通りぬけ旅の始まりは母の胸のなか産声を上げた声は歓喜の賛歌感謝の賛歌ありがとうあなたの声が聞こえる”生まれてきてくれて ありがとう”蒼い美空に白鳥が鳴き蒼い草原にくれないの花が薫る木々のはざまに輝く太陽どこまでも続く五月の空ありがとう私は今、青い空を見上げています
2023年4月6日 14:28
4月6日きのうの風は強い風カーテンに映る 木々の揺れる影が夜どおし 心地よい眠りにみちびき風は翌朝に 春の雨をもたらしたくもりと晴れ間が交差するあいまいな午前中、ヨガをしながら春の疲れをいやし、呼吸が穏やかに整うと、お昼のチャイムが時を告げた晴々と冴えた頭脳と体の細胞が春の季節をいよいよもとめるゆで卵をつぶしてマヨネーズと和え、サンドウィッチを久方ぶりにいただきたい
2023年4月4日 20:45
朝霧が山を覆った、雨上がりの朝にわかに灰色の雲が切れ、風が東から吹いたとき、山は震えるようにして霧のベールに隠れていた否応なしに東風は山のベールを取り払いながら西へ向かったいまや、澄み渡る清明の空にベールをはずした山が、神の創造と慈しみを讃えて歓喜の歌をささげる冬は去り、春が来た、さあ、立ち上がれ、来たれ、罪人よ、来たれ、その戸を開け放ちて、救い主なる神を迎えよ
2023年4月4日 20:21
眠そうな灰色の空と、優しくささやく音で降る春の雨は、大地を潤し、霧となり、春の花々を覆い隠したそのあとで、のどかな顔を見せた太陽の光に照らされて萌え出す山々の清らかな蒼よいつも通るこの道からいつも眺めるあの山や丘にいつもと違う趣をいつもと違う風の匂いを心に刻み付けたそれは4月のはじめの日葉桜を見逃さず田んぼに向かうは耕運機を運転する農家の人たちエンジンの重き音に押
2023年3月30日 11:49
メアリー、メアリー、へそまがりおまえの庭は花盛り青空に蜂が飛び交い、ハチドリが舞いむせるような花粉の香りであふれてる銀の鈴とハートのかたちの貝殻と可憐なスズランはレースのボンネットかぶった娘たち冬は去り、春が来たメアリー、メアリー、へそまがり鎧戸を開けたら明るい日差しの中に出ておいで新鮮な花を束ねたら両手を広げて抱えようそしたら、いつもの自分を見つけるはず
2023年3月30日 11:13
そよ風がペパーミントの匂いをくゆらせて白いレースのカーテンを揺らした十字路の喫茶店は 五月の昼下がりハーブティーの湯気が素朴な琴を奏でる琥珀色の蜂蜜カップの中でかき混ぜて見つめる 窓際の向こう新鮮な花の色と空の青さに自分がだれかを思い出した五月の昼下がり
2023年3月29日 01:43
それは雨上がりの午後、水たまりに虹を見ていた高気圧が上昇し、草原の息吹を舞い上げる自転車に乗って丘を駆け下りる風がペパーミントの匂いを西に運んでいくミント色をした そよ風の季節
2023年3月28日 09:49
春山笑う淡き五色にその身を染めて山の桜はいまや散り際、蒼翠したたる夏くれば木々は盛んに実をつけると、山笑うコブシ、レンギョウ、山桜、小さな菫、たんぽぽの花、汝が生命を創造主のことばにゆだねよすべての事をば良きにしたまわん実りの季節を来たらせる 万物根源のことば笑えよ、山よ、枝たちよ、その手を広げ 高く上げ新たな季節を告げ知らせるのだ希望の賛歌で小躍りし、生け
2023年3月27日 00:13
わけもわからずに僕はただ夜のキッチンでパンが焼きたくなった甘く切ない、春の匂いの酵母ミモザ色のコーンミールパセリにセージ、ローズマリー、タイムトタンの屋根には雨音遠く、丘の下からは車が走り去る おぼろげな音が聞こえる三月は驚くくらいに足早に去っていくのだと、僕は思ったアリスが追いかけた三月うさぎみたいにそっけなく・・・できるかぎりゆっくりと、時間をかけてこの夜を過
2023年3月25日 09:44
春の山は屏風絵の花盛り淡く、か細く、だが誇らしく、はかなげに、はにかんだようにうつむく木々の先、枝々の先に強さと気高さを花と咲かせるのだと、山はなぐさめ、はげまし地を揺り動かす可憐な花が咲く幾千もの花が咲くひかりのどけき 春の日をあびて目覚めた花びらはいにしえより在りしその美しき花屏風のような山の矜持、木々の喜び、春風に触れた花びらは実りの年を告げながら
2023年3月24日 23:22
三月、山が春らしい装いをはじめている。サクラの花が咲き出し、笹の葉は初々しい色をして揺れている。これからもう少しすれば、まるで花屏風のような風景になるだろう。春は何かと忙しなく過ぎゆくのだが、こんな里山をふと見上げると、穏やかな感情がこみ上げて、グッとくる。朝晴れて、運転する車の窓を開け放ち、春風にあたりながら今日の美しい山を見た。夕暮れには一変して、グレージュの色をした空に冷たい風
2023年3月24日 10:58
冬の山は白いレースのようその頭を上に向けたやり残したことはないすべてを胸におさめただ厳かに白いレース襟つけて自分を造った偉大なる方の前に深く息を吐いたどこかでサイレンが鳴り響く山裾の向こう灰色の空の下凍える木々に枝たちは風と語り合う春はまだまだ、ずっと先そう、北風はさとした冬の枝はか細く揺れるレース襟春はまだなのか、と待ちわびるいや、もうすぐだもうすぐそ