春色の風に乗って

4月6日
きのうの風は強い風
カーテンに映る 木々の揺れる影が
夜どおし 心地よい眠りにみちびき
風は翌朝に 春の雨をもたらした

くもりと晴れ間が交差する
あいまいな午前中、
ヨガをしながら春の疲れをいやし、
呼吸が穏やかに整うと、お昼のチャイムが
時を告げた

晴々と冴えた頭脳と体の細胞が
春の季節をいよいよもとめる

ゆで卵をつぶしてマヨネーズと和え、
サンドウィッチを久方ぶりにいただきたい
パセリ、キュウリ、ニンジンを添えたなら
目の覚めるような 鮮やかな色と爽快な匂い
普段の平凡な食卓にも春が来た

外は相変わらず、
晴れるか曇るか、どっちつかずの空模様

パッケージからいちごを取り出すと
にわかに漂う芳香ーこれもまた、春の喜び！ー

砂糖をまぶしてから火にかけて
ゆっくりと
ジャムが煮えるのを待つ夕暮れどき

いまは ただ
なにも焦らずに 
ただ 煮えるいちごの香りとともに
私の春を
幸福で満たしたい