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#光文社新書

トランプ・アメリカの差別に挑む女たちの法廷ドラマ「ザ・グッド・ファイト」

トランプ・アメリカの差別に挑む女たちの法廷ドラマ「ザ・グッド・ファイト」

光文社新書の永林です。2021年2月9日、トランプ前大統領の弾劾裁判が始まりました。アメリカ史上、大統領の弾劾裁判は計4回、うち2回はトランプ氏という異様ぶり。でも、そもそも、弾劾裁判って何? という人もいるかもしれません。ちなみに政治に疎い私は、治部れんげさんの連載「ジェンダーで見るヒットドラマ」で今回取り上げる「ザ・グッド・ファイト」を見て、さらにその中でポップに歌われた"トランプの歌”を聞い

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微笑みに隠されたタイ人の本心(第1回)

微笑みに隠されたタイ人の本心(第1回)

【お知らせ】本連載をまとめた書籍が発売されました!本連載『「微笑みの国」タイの光と影』をベースにした書籍『だからタイはおもしろい』が2023年11月15日に発売されました。全32回の連載から大幅な加筆修正を施し、12の章にまとめられています。ぜひチェックしてみてください!

「東南アジアの国は?」と漠然と質問されたら、今、多くの日本人が「タイ」を思い浮かべるのではないだろうか。2000年代初頭は「

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ISから息子を救出した家族の実話がすごい!―398日間をどう生き延びたのか?

ISから息子を救出した家族の実話がすごい!―398日間をどう生き延びたのか?

光文社新書編集部の三宅と申します。今回は近日公開予定の映画とその原作本を紹介します。

まず、映画の方はこちら。2月19日全国公開の『ある人質 生還までの398日』です。監督のニールス・アルデン・オプレヴ氏は『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』を手掛けたことで知られていますね。

その原作本はこちら。『ISの人質 13カ月の拘束、そして生還』(光文社新書)です。著者はデンマーク人ジャーナリストの

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「洋画=オムライス!?」 おもしろくてわかりやすい洋画の解説書が発売!

「洋画=オムライス!?」 おもしろくてわかりやすい洋画の解説書が発売!

担当編集の田頭です。光文社新書1月刊として、ナカムラクニオさんの『洋画家の美術史』が発売になりました。日本各地の美術館で、あるいは切手で見たことはあっても、実はよくは知らない洋画の世界。本書は洋画家という「人」に光を当てることで、洋画の美術史的な知識がわかりやすく身につく構成になっています。以下に、「はじめに」と「目次」を公開します。ナカムラさんがあふれる洋画愛をこめたオール描き下ろしのイラストも

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【動画】指揮者・伊藤玲阿奈が選んだクラシックの7つの名曲

【動画】指揮者・伊藤玲阿奈が選んだクラシックの7つの名曲

ニューヨーク在住の指揮者・伊藤玲阿奈さんの話題のデビュー作『「宇宙の音楽」を聴く ~指揮者の思考法』には、各章の後にコラムがはさまれています。このコラムでは、その章にかかわる内容をクラシックの楽曲からも理解できるように紹介しているのですが、その楽曲を実際に視聴できるYouTubeの再生リストが用意されています。

今回、そのコラムで取り上げられた、伊藤さんが選んだクラシックの楽曲を、再生リストから

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埼玉県民のソウルフード「パンチ」とは何か?|パリッコの「つつまし酒」#83

埼玉県民のソウルフード「パンチ」とは何か?|パリッコの「つつまし酒」#83

人生は辛い。未来への不安は消えない。世の中って甘くない。
けれども、そんな日々の中にだって「幸せ」は存在する。
いつでもどこでも、美味しいお酒とつまみがあればいい――。
混迷極まる令和の飲酒シーンに、颯爽と登場した酒場ライター・パリッコが、「お酒にまつわる、自分だけの、つつましくも幸せな時間」について丹念に紡いだエッセイ、noteで再始動! 
そろそろ飲みたくなる、毎週金曜日だいたい17時ごろ、更

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渡瀬裕哉が解き明かす、日本が「失われた30年」から脱却できない理由

渡瀬裕哉が解き明かす、日本が「失われた30年」から脱却できない理由

ああ、僕は政治に何もできることなく終わっていくんだこの本『税金下げろ、規制をなくせ』を書こうと思ってから、実に20年以上の月日が経っている。世の中には「機が熟す」という言葉があるが、それが今だったのだろう。

まずは、若い頃の思い出話をしたい。 2000年当時、僕は自民党本部の学生グループの会長だった。大学に入って5月病にかかった僕は、1年生の頃から大学をサボって毎日のように代議士のポスター張り

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