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自己肯定感が低い私の「生きづらさ」「情緒不安定」に効いた本

読んでいただきありがとうございます。
やよと申します。
私はミドサーの女性で会社員、夫と二人暮らしです。
現在妊娠中でして普段は妊婦の日常をnoteに書いています。
妊娠中はホルモンの影響もあってか、非常に情緒不安定になりました。
特に妊娠8ヶ月はつわりも無いのに、心身の調子がどん底でした。

これから親になるということから、実父・実母がしてくれなかったことに目が行き、
否が応でも自分の生きづらさに直面することになりました。
苦しかったのですが、やはり私をすくい上げてくれたのは本でした。
(回復後は両親が「してくれたこと」にも目が行くようになりました)

今回は妊娠の有無はもちろん、年齢、性別関係なくおすすめの本なので、妊婦日記とは別に記事を書きます。

■メンタルだけでなく、身体も何となく不調な人
■生きづらい、自分が嫌いな人

それぞれ一冊ずつ紹介します。
ちなみに両方とも、ミモレラジオ局による本紹介ポッドキャスト「真夜中の読書会 おしゃべりな図書室」で知った本です。
バタやんさんのチョイスは面白い本が多くて、ゆったりとした語り口も心地よいので本好きな方はぜひ!

■メンタルだけでなく、身体も何となく不調な人

そんな方におすすめなのが、
頭木弘樹さんの「自分疲れ ココロとカラダのあいだ」です。

バタやんさんのポッドキャストはこちら↓

ジャンルとしてはYA(ヤングアダルト)本で、思春期の悩み多き中高生向けいうことになります。
前半は自分とはココロ?カラダ?、カラダ・ココロの操縦方法などYAぽい内容が続きます。
私としてはこのあたりは正直退屈でした。
世間の波に揉まれたせいか
「んなことはどうでもいいわい」と思いながら読み進めたスレた大人です。
でもこの本は本当にブレずに、「ココロとカラダ」について考えていくんです。ココロとカラダガチ勢。そこに徐々に惹き込まれていきました。
著者の頭木さんは20歳で大病を患い、その後文学紹介者になった方です。ココロとカラダについての文章に説得力がありました。
ココロとカラダについてそれぞれ十分考えた後、最終的には「ココロとカラダのあいだ」について考えをまとめていきます。

この本を読んで、妊娠という大きなカラダの変化とそれに伴うココロの変化を自分に許可することが出来ました。
妊娠だけでなく、病気、加齢なども当てはまるのではと思います。
私の今までのセルフケアはココロに寄っていてカラダを蔑ろにしてたかも、という気付きもありました。
「何となく心身の調子がよくない」という方におすすめです。

■生きづらい、自分が嫌いな人

そんな方におすすめなのが伊藤絵美さんの「つらいと言えない人がマインドフルネスとスキーマ療法をやってみた。」です。
バタやんさんのポッドキャストはこちら↓


最初に本のタイトル聞いた時に
「マインドフルネスって瞑想とか仏教のあれ?スキーマ療法も聞いたこと無いし、スピリチュアル系かな」と思っていたら、しっかりした心理学の本でした。
著者の伊藤さんは認知行動療法を中心とした臨床心理士の方です。
心理学の本、と書きましたが学術的な本ではなく生きづらさを抱える二人がセラピーで変わっていく様子が描かれていて読みやすい本です。

もうね、目からウロコでした。今まで自己肯定感、アダルトチルドレン、生きづらさ、自己啓発、引き寄せの法則の本や関連するコミックエッセイを読みましたが、その断片的な知識が一本に繋がった感じ。
今までの本も一時的には効果があったのですが、根本的な心のクセはなかなか変わりませんでした。
本で知ったハウツーもいつの間にか抜けていって逆戻りしていました。
「もうこれは私の性格で、生きづらさは一生変わらないのかも」と思っていたのですが、マインドフルネスとスキーマ療法は継続的に実践できて効果がありそうだと思っています。
今は同じ著者の別のマインドフルネスやスキーマ療法の本を読んでいるところです。
ワークブックなども出ています。
まずはこの本でマインドフルネスとスキーマ療法の概要と事例を知ってから取り組むと良いと思いました。

私、他人から見ても生きづらそうらしいんですよね。
「何でそんなに内向的なの?」
「意外に繊細だよね」
「やよを動物に例えると?北極のシロクマかな。氷が無くなって困っているシロクマ」
と言われたことがあります。
それなりに楽しく生きてきたんですが、根底にはどこか息苦しさが透けて見える時があるんだと思います。
そんな私をマインドフルネスとスキーマ療法をもっと知って、伸び伸びさせてあげたいなと思いました。

同じような悩みを持っている人にぜひ手にとって欲しい二冊でした。
本との出会いで健やかに過ごせる人が増えますように。

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