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一般記事

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エッセイ、日記、レビューなどノーマルな記事をまとめます。
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2021年5月の記事一覧

【読書】初めてのアンハッピーエンド

【読書】初めてのアンハッピーエンド

 今でもはっきりと覚えている。

 小学五年生。図書館で見つけた背表紙。

 あの一冊が僕を本の虫にした。

〜〜〜〜〜〜〜

 本はよく読む方だと思う。色んな本に感動してきて、心動かされることが何度もあった。だから『人生を変えた一冊』というテーマで書こうと思った時、僕は少し迷った。

 本を読んだり書いたり、僕の人生はほぼ物語と共に過ごしてきたようなものだ。その中から自分の人生を変えたものは何か

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【珈琲】人生は苦いからコーヒーくらいは甘くていい

【珈琲】人生は苦いからコーヒーくらいは甘くていい

 コーヒーは苦くて美味しくないと言っていた頃がもう思い出せなくなった。いつしかコーヒーの匂いをいい匂いだと思うようになり、やがて苦味の良さもわかり、むしろそれを求めるようになった。

 しかしいつも飲むコーヒーは甘いコーヒーが多い気がする。

 一度コーヒーを好きになった身としては、やはり無糖でこそのコーヒーだと思う(紅茶もまた然り)。それなのに飲むコーヒーは甘いコーヒー。

 ある言葉を思い出し

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【ひとりごと】新作「土に落ちた〜」について

【ひとりごと】新作「土に落ちた〜」について

 つい先日、カクヨム上で新作『土に落ちた汗は光り消えた』を掲載しました。noteの方でも宣伝として、この小説を書くに至った経緯などを書きました。

 Twitterでも少し呟いたのですが、ここ2ヶ月全くと言っていいほど小説が書けなくて。書く時間はあるのに、指が思うように動かないのです。そな最中に生まれたのが『土に落ちた汗は光り消えた』で、正直リハビリ感覚で書いた掌編小説なので、特に宣伝に力は入れて

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【Diary#02】真夜中のインスタライブ

【Diary#02】真夜中のインスタライブ

 全ての授業が遠隔になって、本当に人に会うことがなくなった。それはやっぱり寂しいことで、友達と通話をしたりメッセージをやりとりしたりという機会が増えた。

 大学生活にも慣れてきた頃だけど、この人恋しさは入学してすぐの友達が全くいない頃の感覚に似ている。今は新しい友達も増えて、そういう面では寂しくはない。しかし人に会えないという辛さは凄まじいもので、どれだけLINEをしても通話をしても心が満たされ

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【宣伝】新作「土に落ちた汗は光り消えた」

【宣伝】新作「土に落ちた汗は光り消えた」

 一次創作としては約3ヶ月ぶりの新作となるため、さあ宣伝だというわけです。しかし、これ2000字ちょっとの掌編小説なんですね。掌編宣伝ってどうなんだろうとちょっと迷いもしましたが、何せ3ヶ月ぶりです。宣伝したい。

『土に落ちた汗は光り消えた』 つい先日の話です。近くの高校が体育祭をしていました。僕が通りかかった時は既に終わっていて、片付けの状態でした。空はもう朱色で、汗が乾いてきた体操服を着たま

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【私の勝負曲】受験を共にした曲たち

【私の勝負曲】受験を共にした曲たち

 勝負曲と聞いて真っ先に思いついた曲がある。どれも受験期に聞いていた曲で、かなり不安定な心を落ち着かせてくれた楽曲たちだ。これから受験がある人はもちろん、そうでない人もぜひ聞いて欲しい。

1.Aimer/ONE
 大きな旗を持つAimerさんが印象的な曲。アップテンポで前向きな歌詞が落ち込む気分を盛り上げてくれる。特に次の歌詞がいい。

想像以上に歪んだ世界だったとして
Starting ove

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