記事一覧
子どもが不登校になったこと⑤
子どもが不登校になり悩んだ日々を文字にしようとしてみたものの…
記憶を辿ると、曖昧な事しか思い出せなくなっている。
出口の見えない手探りの毎日の重い気持ちが蘇り、ドッと押し寄せる疲弊感に負けてしまいそうになる。
結局息子は小5の夏休み明けから中学を卒業するまで学校にほぼ行くことはなかった。
たった1人の中学の卒業式。
校長室に担任と学年の先生達が拍手してくださる中、校長先生に卒業証書をもらっていた
子どもが不登校になったこと④
色々な本を買っては読み、ネットで検索しては『悩んでいるのは我が家だけの事ではないんだ』と心を落ち着かせていた。
テレビや本で教育評論家の尾木直樹氏(通称・尾木ママ)が心の支えのようになっていた。
『学校に行かなくていいんだよ』と言ってあげるという言葉に衝撃を受けた。
学校に行かなければいけないと思って生きてきた自分。
学校に行くことが当然の事だと言われて育ってきた自分にその言葉は浮かぶことはなかっ
子どもが不登校になったこと③
今からもう約8年前になるだろうか。
小5の夏休み明けから学校に行けなくなった長男は今は19歳になった。
遠い記憶になったため、細かい事は曖昧になっている事に驚く。
辛い日々はいつか遠い日になるのだと今は思う。
当時もそう思える日が来るのだとひたすら生きていた。
息子はその後、ほとんど登校をしないまま、中学に入学。
入学前の制服の採寸には行ったはずだが全く記憶がない。
毎日辛い思いを抱えていて、日
子どもが不登校になったこと②
長男が小5の夏休み明けから学校を休みがちになった事で、私の毎日はガラッと変わった気がした。
きっかけのひとつとして、友達関係があった。
5年の4月、新しいクラスになってから、ちょっかいをかけてくる男の子が居て、その子のことで悩んでいたのだ。
その子が、何もしていないのに叩いてくる。
どっか行けと言ってくる。
毎日そのような事を言っていたのだが、その子は仲良くしたいんじゃないのかな?やめてって言って
子どもが不登校になったこと①
長男が小5の時に夏休み明けから学校を休みがちになった。
最初は風邪をひいていたのだが、数日経ち、風邪が治っても朝起きられない。起こしても起きない。布団から出ない。
私はパニックになり力ずくで布団を剥がす。
泣き出す息子…。
学校に行かせなきゃ、なんとかして行かせなきゃ…
何があったの?どうして行かないの?
聞いても答えない。学校に電話する毎日。
私は仕事をしていたのだが、朝からこの調子だと仕事に行
ただいま、私の育った町。
何もないといえば何もないが…。
私は今年、何十年ぶりかに生まれ育ったこの町に戻ってきた。
大阪府八尾市。
生駒山が見える。恩智川が流れる。
鳥のさえずり、田んぼと畑と美しすぎる夕焼け。
ゴミゴミしたイメージの大阪の面影はなくのどかな景色と澄んだ空気。
ほとんどが昭和のあの頃のままの風景。
子ども達のはしゃぐ声と、お爺さん達の青空将棋。
川沿いは絶好のウォーキングコース。
ポン菓子や石焼き芋やとう