子どもが不登校になったこと⑥

子どもが不登校になって出口の見えないトンネルの中にいるような日々を過ごしていたあの頃、お金で解決できるものならばいくらでも払う、借金してでも何とかして払う、などと思ったりもした。
不登校の親への学校行けるようになりますよ詐欺があったら被害に遭うだろうな、気をつけないとな、などと考えたり。

精神状態はかなりギリギリだった。
今、子どもが不登校に悩んでいる現在進行中の方にかけることばをずっと考えていた。
自分が言って欲しかったことばも一生懸命に思い出していた。浮かばなかった。
いつか笑える日が来ますよ。
絶対に大丈夫ですよ。
そんな前向きな言葉ではない。
今を楽しんでください。
楽しいことを見つけて笑ってみてください。
そんなこと到底言えない。

不登校で悩んでる子どもを励まして元気づけてあげたい。
なんで学校に行けないんだろう、どうしてこうなってしまったんだろう、自分のせいなんだろうか、どうしたらいいんだろう、考えてしまう事をやめてくださいと言うことも違う。

どうかあなたの辛さをわかってくれる人がそばにいますように。
ふと笑える瞬間が時々訪れますように。

悩みを抱える親御さんには大切なお子さんの事でこんなに悩んだことも意味のある事なんだと、生きるって、悩むことも喜ぶことも全てが詰まってるってことを再認識して

後になってあれでよかったと思えるから、と同じ悩みを抱える人にどうか何か少しでも心が軽くなるように響くと良いなと思う。

分かりきったこと。学校がすべてでは無いのだ。
道は必ず見つかると信じられたら少し楽になれるかもしれない。

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