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子どもが不登校になったこと⑤

子どもが不登校になり悩んだ日々を文字にしようとしてみたものの…
記憶を辿ると、曖昧な事しか思い出せなくなっている。
出口の見えない手探りの毎日の重い気持ちが蘇り、ドッと押し寄せる疲弊感に負けてしまいそうになる。
結局息子は小5の夏休み明けから中学を卒業するまで学校にほぼ行くことはなかった。
たった1人の中学の卒業式。
校長室に担任と学年の先生達が拍手してくださる中、校長先生に卒業証書をもらっていた。
が、私の脳内に浮かんでいた曲は。
ギザギザハートの子守唄。
何を卒業するのだろう…だった。
行きたいけど行くとしんどい、そんな気持ちを抱えながらも思えば息子は頑張っていた。
先生の提案で別室登校にも何回かは行ったし、小学校の修学旅行も行った、はず。
頑張って行ったところで誰々に嫌な事を言われた、と言ってまた休む日々。
嫌なことと言っても『いつも休んでるのになんで修学旅行は来るの?』等という子ども特有の素朴な疑問だったりするのだった。
中学校は入学式と翌日の2日目だけは行けたが、それっきりだった。

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