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プロフェッショナル【我流の戯れ】



─その人は、いつも挨拶から始まる─




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こんにちはー!私、見た目はほぼ座敷わらしの あまそぎと申します!(^-^)

 この項目はなんとなーく歴史が学べる『戦国鍋TV』と、『戦国炒飯TV』という番組の雰囲気が好きすぎるあまり、なんとなーく出来た項目ですので 寛容に見ていただけると有り難き幸せ(^-^)/

さぁ、…


─彼女の名は、あまそぎ。収録前にいつも鏡の前で身だしなみを確かめるのが、彼女の日課だ─


スタッフ「あまそぎさん、入られま~す」


「宜しくお願いいたします。」


─お辞儀が…深い。─


スタッフ「本番入りますので、お静かにお願いしま~す!」


─密着した現場はこの日、『直接民主政の成り立ち』について熱く語りあっていた。何だか固そうなテーマに出演者は、ドラコン。ソロン。ペイシストラトス。クレイステネス。ペリクレス。 まるで国会かと思われた。─



『ちょ、ちょ、ちょっと、すみません。一旦、止めて頂いても宜しいですか?』


─彼女が、収録を止めた。後で分かった事だが、こんなことは初めてだと言う。─


『う"~ん…あの、私 いります?』


─現場に居た者、全員が耳を疑った─





℘₰♫♯♬∪∩♭◯︵︵☜ や ☞



「何故、あの時あんなことを言ったんですか。」

「本当にそう思ったもので。回を重ねると、ちゃんとしよう。ちゃんとしようと皆(スタッフ)が 思っちゃうみたいなので。『余人にもって耐え難き ではダメ』なんです。」

「はい?」

「要するに、居てもいなくてもいいというのが最高の状態かと。」

「なるほど。」

「それにゲストを見ると、また議論に議論をかさねて、アウフヘーベンしようとしていたので。そもそも彼等、もうheavenの身なので。今のことは、今生きている者に任せればいい。heavenしても尚、色々と言うのは、押し付けがましい。それって会社を定年退職した人が、経営方針について色々と口を出す感じかなと。」

「なるほど。確かにちょっと、その例えで言うといやですね」


「もしくは、オリンピック。」

「オリンピック?」

「例えば100年後のオリンピック、そのオリンピック選手に向かって絶対に金メダル採れよなんて圧力掛けませんよね。

   heavenしたなら、heavenしたなりに出来ることがあるんです。あると信じて、模索するんです。」


「その“模索”が、『なんとなーく学べるシリーズ』の真骨頂ですか?」

「いいえ、そんな大袈裟な。プロフェッショナルさんは、こうだから困っちゃいますね。まだ分かりませんよ。ただ、『この企画はこうだよね』という固定概念は、余り作りたくないなと思っております。」

「だけど、あの収録。とても目を見張るものがありましたよ。」

「確かに。とても素晴らしい議論でした。」

「だけど全てお蔵入りにした。」

「はい。賢人の話が聴きたい人は、本を開けばいいだけの話ですから。」

「…そうですね。でも残念だなぁ、」

「はい、今でもちょっと、あ~棄てるんじゃなかったかなとか思っちゃいます。」

「あまそぎさんでも、そういうこと思うんですね。」

「そりゃ思いますよ。先に生まれた人間は、生きて死んで、その生き様から学んでもらうしかないんですよ。 以前、等活地獄さんと徳川幕府さんのライブがありまして。」

「あ、見ました。I love you…慈悲?」

「はい。」

「そういえば、あの時もあまそぎさんいらっしゃらなかったですね。」

「えぇ。良いものは解説いらないなと。野暮だなと。まぁ、全力わるふざけが過ぎましたけれども。」

「綱吉さんの歌声に、驚きました。」

「ツナヨスィって呼んであげてください。喜ぶので。」

「ツナヨスィ(笑)」

「我々、製作陣が取り上げるものは所詮、過去のものです。歴史は変わりません。しかし 学ぶ所は変わります。」

「すいちゃん(推古天皇)が言ってましたね。」

「はい。この前の打合せで、すいちゃんに教えてもらいました。(※後述)


   同じように価値観や、評価というのもコロコロ変わっていきます。ツナヨスィに対する評価も、今回の出演者(後のランナー ※後述)に対する評価も、日々変わっていき もはや良い悪いで区別するのは難しくなっているのかなと思います。(^-^) 」


「そうですね。」


(※このインタビューの時点では まだ駅伝方式の案は公表されていなかった。決まっていたのは、次回作として『推古天皇と中大兄皇子の対談』というものであったが、まさかあのような形になろうとは。

 製作陣の頭の中には、既にこの時点で着想があったのかもしれない…)

「あまそぎさんは、勉強お好きなんですね。昔からそうだったのですか。」


「とんでもない。恥ずかしながら高い教育は受けておりませんよ。ここのスタッフ全員、ふざける方向性がバラバラなだけで。あ、でも前にうちのスタッフにいた子が、なるほどと思うことを言っておりましたよ。」

「なんです?」


「 『勉強』は、強いること。『学習』は、真似ること。『学問』は、自分が疑問に思ったことを自分で学ぶこと。

 そしてここに来て。もう一つ。『べんきょ-』というものがあるのだなと感じましたと。」


「べんきょ-?」


「はい。『べんきょ-』は、

学んだことを土台にふざけ散らかすことだと。( *´艸)」


「確かに。べんきょ-してますね。」

「はい、べんきょ-ならしております。」

「最後に、今後の方向性を伺ってもいいですか。」

「むずかしいな。そういう質問。ないですよ。そんなもの。夢と一緒です。」

「夢?」

「『夢はなんですか』という質問に対して、自然と(夢はなくちゃいけないんだ)と無意識に考えちゃうようなものです。」

「…すみません。」

「お仕事ですからね。そりゃ、聞きますよね。そうだな、ないです。でも…」


─彼女は、少し黙った。─


「 「何故勉強するの?」という もやもやを抱きながらも、一度でも勉強というものを したことがある方に。そして現在、なにかを勉強する方に。」


─彼女は、少し考えながら口を開いた─


「…勉強に費やした時間は、決して無駄ではなかったんだと思ってもらえるような。そんな『べんきょ-』を。」

「ほぅ。」


「やわらかく、くだらなく、さびない

                        あわよくば おもしろい」

「素敵ですね。」


「そんなコントや戯曲を届けよう、書こうぜと。うちの製作陣、クリエイター達はずっとわちゃわちゃして来ております。(^-^)/ 変わらずあそびたいですね。」

「なるほど。」


「  今だから言えることなんですけど。」

「なんです?」

「プロフェッショナルさんからの密着。密着期間中は、お断りすれば良かったとすごく思いました。何か引き出そう、何か引き出そうという感じがすごく苦手で。」

「す、すみません。」

「いや、それがお仕事ですから。大変だろうな。最後まで心開かないだろうなと思っておりました。


  だけど私個人の密着を通して、『なんとなくシリーズ』の今後のふわっとした感覚が全員、掴めたような気がします。

  山本さん(筆者・取材記者)がご覧になられたように、うちは かなりの多いチームで作品を生み出しております。」

「はい、驚きました。皆さん、シャイなのか、職人気質なのか。イメージを着けたくないのか、キャラが定まっていないのか。お声掛けしても、反応がなくて。」

「緊張していたんですよ。残念なことにうちの製作陣、全員が好奇心と感受性を断捨離出来ない、とッ散らかった逆ミニマリストばかりが在籍しておりまして(^_^; 」


「あらら」

「困ったものです。」


「“鍋”と“炒飯”を食べ過ぎですね。」

「確かに。鍋と炒飯の食べ過ぎ…ですね。」


─“鍋”と“炒飯”を食べ過ぎた者共は、今度はさらにふわっふわのシフォンケーキを作ることになった。“いい大人が全力でふざけて何をやっているんだ ” と思っていたものが、今度は自らがそちらの立場に 気がつけばなっていた…。  あまそぎという一人の語り部を通して、記者はそう思った。─


  「『知らない→知る=楽しい!』と思ってもらえるような。Wikipedia大明神で検索しちゃうような。」


「あれは制作の戦略ですか?」

「え?」

「え?」


─彼女の顔が皆まで言うなという─


( *´艸`)ヽ(*´∀`)ノ( *´艸`)



「べんきょ-してみたいと思ってもらえるような、べんきょ-しなくてもおもしろい(くだらない)と思ってもらえるような。

 “純粋な学ぶたのしさ ” をヽ(*´∀`)ノ」


「“純粋な学ぶたのしさ ” ?」

「以前、教育系YouTuberのヒストリアムンディ(山崎圭一)先生が、お若い頃 特別支援学級に行ったときの話を聞きまして。」

「ムンディ先生もよく出てきますね。」

「はい。人柄のいい先生で、よく配信を見ております。 大学の入試や高校受験のための勉強ではない、『純粋な学ぶたのしさ』というのを伝えていけたらと仰っておりました。


ムンディ先生のようにちゃんとした事は、教えられません。 ただ、どうやったら伝わるか。おもしろいか。教えた子の点が上がるか。日々模索をしている、現場の先生に 柔らかい心を。」

「柔らかい心?」

「餅は餅屋。うちとこは、やわらかさしか ありません。」

「急に、」

「訛っちゃいましたね。

“純粋な学ぶたのしさ ” を届けたい。

その志に、少しでも遠い遠い所から援護射撃のふざけたものを。」


「届きますかね?」

「分かりません。届けばいいし、届かなくても、今、楽しんで頂ける方がもう既にいるので。( *´艸`)


先生と生徒の間に立つ 補助的な歴史コント、べんきょ-コント そのようなもの も 、あっていいかと緩く思う今日この頃らしいのです。」

「らしい?」

「製作陣、みんなが何となーく思うことです。」

「なるほど。」

─製作陣は、今日も気まぐれに某かを作り出す。まさにふわっふわのシフォンケーキのようだ。─



取材記者(ライター):山本嘉ジ子





エンディング曲『スマシカオ』




密着期間中に制作された作品・およびインタビュー内紹介記事









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