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【歴史21】スイス史備忘録7(メロヴィング朝からカロリング朝へ・カールマルテル・トゥールポワティエの戦い・カールマン・小ピピン・カール大帝の活躍・ランゴバルド王国の征服)
スイス史の学習内容を深めていきます。 ①アウストラシア分国では7世紀前半からメロヴィング朝の宮宰をしていたカロリング家が権力を握っていた。アレマン公はフランク人支配からの独立を目指してカロリング家に反抗した。 ②メロヴィング朝のネウストリア王のクロタール2世はアウストラシア分王国やブルグント分王国と戦って613年にフランク王国を再度統一した。カロリング家は協力をし権力を増していった。 ③732年にカロリング家のカールマルテルはトゥールポワティエの戦いでイスラーム勢力を撃
【歴史21】スイス史備忘録6(カトリック改宗・フランク王国支配・東ゴート王国滅亡・ランゴバルド王国建国・アレマン公国布教)
スイス史の学習内容を深めていきます。 ①516年にジギスムントはブルグントの王となって国教はアリウス派からカトリックとなった。 教会整備をしてカトリックを広めようとした。②布教を行った聖マウリティウスが亡くなった場所にサン・モーリス修道院が建立された。 ③フランク王国ではクローヴィスの死後にクロタールが国王となった。領土を拡大して534年にブルグント王国を併合した。 ④535年に東ローマ帝国のユスティニアヌスは族長テオドリックの死によって衰退していた東ゴート王国の征服
【歴史21】スイス史備忘録5(ローマ分裂・西ゴート族・東ゴート族・ブルグント王国・アレマン族・西ローマ滅亡・フランク王国)
スイス史の学習内容を深めていきます。 ①ゲルマン人の侵入で繁栄都市は荒れていった。コロニア・ユーリア・エクエストリスの石造りの建物は破壊された。これらの素材はジュネーヴの砦の石材となった。 ②ロウサンナ(ローザンヌ)の人々はゲルマン人を恐れてこの地域から脱出した。③395年にテオドシウス帝が亡くなった。ローマ帝国はローマが首都の西ローマ帝国とコンスタンティノープルを首都とする東ローマ帝国に分かれた。④4世紀末にアラリックが率いる西ゴート族がバルカン半島からイタリア半島に近
【歴史20】カナダ史備忘録51(ジャンヌソヴェ・トルドーの活躍・マルニーニ・NAFTA・USMCA・キムキャンベル・ケベック連合・ジャンクレティエン・オタワ条約・イラク戦争)
カナダ史の学習内容を深めていきます。 ①1984年5月に首相トルドーの推薦で元下院議長のジャンヌ・ソヴェが女性で初のカナダ総督となった。1970年代のオイルショック以来の経済低迷によって9月の総選挙で自由党は敗れてトルドー政権は下野した。 ②トルドーは多文化主義や連邦制の維持など現代カナダ政治の指針を示した。寛容な移民政策、刑法改正による中絶や同性愛の合法化なども手がけている。トルドーは2000年に亡くなったがカナダの人々が最も尊敬する政治家の1人である。 ③新首相に就
【歴史20】カナダ史備忘録50(インディアン法改正・モホーク族・寄宿学校真実和解委員会(TRC)・ワブカヌー・ヌナブト準州)
カナダ史の学習内容を深めていきます。 ①多文化主義の導入以降、先住民より権利改善を求める声が高まると政府がそれに応えた。1975年にはジェームズ湾沿岸での水力発電ダムの建設に際してケベック州政府と連邦政府との協議の結果に同地に住むクリー族らの権益が保証された。 ②1984年には自治政府の発足が認められた。1983年には連邦政府と各州の代表者が集まって先住民問題を議論する会議が開かれた。先住民の自治権を認める方針が決定された。 ③19世紀に成立したインディアン法も改正され
【歴史20】カナダ史備忘録52(ケベック州住民投票・アルバータ州・ブリティッシュコロンビア州・カナダ改革党・カナダの著名人)
カナダ史の学習内容を深めていきます。 ①1995年10月にカナダからの独立を問う住民投票がケベック州で再び行われた。結果は独立賛成が49.4%であり独立反対が50.6%と僅かな差で反対派が上回った。賛成票と反対票の差は僅か5万票でカナダの分裂が避けられた。 ②この結果でケベック州がフランス系住民のみで結束しているのではなくアジアや中南米などを出身地とする多様な住民が増加している事が明らかとなった。それでもケベック州内ではケベック党が州議会で多数を占めていた。 ③連邦政府
【歴史20】カナダ史備忘録42(第2次世界大戦勃発・連合国参戦・オグデンズバーグ協定・ハイドパーク協定・ケベック協定・第2次世界大戦終結)
カナダ史の学習内容を深めていきます。 ①1930年代後半にドイツはヒトラーが率いるナチ党が政権を握った。ナチス・ドイツが軍備拡張を推進すると英仏は警戒しつつこれを黙認して武力衝突を避けようとした。 ②ドイツはオーストリア共和国とチェコの併合を強行して1939年9月1日にポーランド共和国に侵攻した。英仏はついにドイツに宣戦して第2次世界大戦が始まった。 ③1940年9月にはにイタリアと日本がドイツと同盟を結んだ。1940年6月にカナダ軍部隊がフランスを支援するために派遣さ
【歴史20】カナダ史備忘録49(ルサージュ・静かな革命・ケベック党・ケベック解放戦線・十月危機・レヴェック・1982年憲法・完全主権確立)
カナダ史の学習内容を深めていきます。 ①ケベック州のフランス系住民の間ではカトリック教会の 保守的な価値観が支配的だった。近代的制度導入が遅れていた。 ②1960年代7月に州首相となったジャン・ルサージュは電力会社を公営にして州内の電気料金を安定させた。公営の金融機関を設立して州内企業を育成し公務員の労働条件を改善させた。 ③州内の教育をカトリック教会から切り離して年金制度や医療保険制度を充実させていった。 ケベックにおける新政策は静かな革命といわれる。改革が進む事で
【歴史20】カナダ史備忘録48(日系カナダ人・本間留吉・ジョイコガワ・ヒョウドウシミズ・バンクーバー朝日・レイモンドモリヤマ・デービッドスズキ)
カナダ史の学習内容を深めていきます。 ①長い間にカナダにおける日系人の立場は弱かった。第2次世界大戦中は多くの日系人がブリティッシュコロンビア州山間部の収容所に隔離されたり財産を没収されたりした。 ②日系人以外でも戦時中の差別的な政策を批判する声が広がった。結果として1988年にカナダ政府と全カナダ日系人協会(NAJC)との間で戦時中の措置に関する損害賠償協定が成立した。 ③戦後の1948年6月には連邦で、1949年3月にはブリティッシュコロンビア州で日系カナダ人に対し
【歴史20】カナダ史備忘録47(第3の選択・G7・オリンピック開催・人種差別反対運動・デズモンド・カナダ権利章典・カナダ多文化主義法・ポイント制・新市民権法・アジア系住民急増)
カナダ史の学習内容を深めていきます。 ①カナダ経済は工場や企業の多くはアメリカの投資家の参加であった。国内に流通する日用品や出版物もアメリカのものが大多数であった。トルドー首相は国内企業を育成しナショナリズムを確立するために外交多角化の第3の選択をした。 ②カナダは1970年には中国と国交を結んだ。1952年にサンフランシスコ講和条約を結び主権回復した1954年に締結した日加通商協定によって両国間の貿易は活発した。 ③1970年代になるとカナダにとって日本はアメリカに次
【歴史20】カナダ史備忘録44(国際連合・北大西洋条約機構(NATO)・冷戦体制・グーゼンコ事件・朝鮮戦争・スエズ戦争(第2次中東戦争)・国連緊急軍発足・ピアソン・進歩保守党・ディフェンベーカー政権)
カナダ史の学習内容を深めていきます。 ①第2次世界大戦が終結した1945年には連合国を中心に国際連合が発足してカナダも原加盟国となった。大戦終結から数年のうちにアメリカを中心とする西側陣営とソ連を中心とする東側陣営の対立が激化した。 ②発端となったのが1945年9月に起きたグーゼンコ事件である。ソ連大使館職員イゴール・グーゼンコがカナダに亡命を求めた際に持ち出した書類から大戦中にモントリオールで原子力研究に従事していたイギリスの科学者が原爆の機密情報をソ連側に流していた事
【歴史20】カナダ史備忘録41(世界恐慌・ベネット政権・オタワ協定・ベネットバギー・ニューディール政策・キング復権・互恵通商条約)
カナダ史の学習内容を深めていきます。 ①1929年10月にアメリカのニューヨーク証券取引所で株価の大暴落が発生して世界恐慌が起こった。アメリカ経済と密接関係にあったカナダでも企業の投資額や輸出量が急激に落ち込んだ。 ②都市部では労働者の賃金低下や失業者が増加して各地で労働運動が多発した。中西部の農村地帯も困窮した。 ③アルゼンチンやオーストラリアからの小麦輸出が拡大し供給過剰から国際的に小麦価格が低落していた。そこに世界恐慌が起こり経済が低迷し農産物の輸出量が激減した。