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徒然なるままに生きたいなぁ

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うつになってから人生振り返ってみた。 日々感じたり、思ったことや昔話を綴っていきます。 たまに関係ないことも語ってます。
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2022年2月の記事一覧

小話:2月のおわりに

小話:2月のおわりに

先日、実質的な残り1ヶ月でクビ宣告(うつ病再発で休みすぎて見切られましたし、私も見切りをつけました。あくまで円満です・・・たぶん)をされてしまい、職業自称無職となってしまうことを避けるために転職活動を再開しました。

そんななか、こんな時期に4月採用の公務員中途採用試験があったので昨日、1次試験を受けてきました。

2月の終わりに採用試験なんかあるんだな・・・と思いながら試験会場に向かうと、受験者

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うつ病になったときのこと200

うつ病になったときのこと200

嫁が息子を連れて里帰りしている間に、私は考える時間が長くなりました。

うつ病の悪い傾向として1人になるとエンドレス思考に陥り、沼からはまってさあ大変な状況となります。

私も御多分に漏れず、毎日の通勤と勤務が苦痛に満ちたものになっていきました。

なんとか一週間を乗り越え、土日は廃人の如く家でくたばる状態。

嫁は2週間の里帰りというロング休暇

日曜日は朝からユウウツマックスな気分で布団のなか

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うつ病になったときのこと199

うつ病になったときのこと199

夏休み明けの前日は憂鬱以外のなにものでもありませんでした。

嫁からは

あまり仕事のこと気にせんとボチボチやりや~
あたいは明日から赤子連れて実家に帰って夏休みもらうわ~と呑気なものです。

夜になると私の不安は増幅するだけでしたが
睡眠導入剤が効いたのであっさり眠りについてしまいました。

あっという間に夏休みが終わり、朝を迎えました。

私は行きたくないなあ、と思いながらも朝飯を食べ、支度を

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番外:歪んだ国家

番外:歪んだ国家

ロシアのウクライナ侵攻が明らかになった今、日本国政府の課題は山積みだ。

特に急がなければならないのはウクライナの在留邦人対応だ。

先般のアフガニスタン情勢不安定の際には法律の壁から在留邦人の保護は実質的に失敗した。

日本国政府はまた同じ過ちを犯すのか。
もはや同胞を救うことすらできない国家など誰が信じるのか。

結果オーライでしか結果を出せない政治を変えるのは国民の意志だ。

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番外:専守防衛の脆さ

番外:専守防衛の脆さ

ロシア共和国のウクライナ侵攻が開始された。

用意周到に準備された作戦を淡々と遂行するロシア軍、まさにシナリオどおりに進んでいるものと推察される。

ウクライナ大統領のリーダーシップは素晴らしいものがあるが如何せんロシア軍の戦力には勝ることは難しい。

今後の情勢はアメリカを筆頭としたNATO加盟国の動き次第としか言いようがない。

翻って、我が国日本は専守防衛すなわち相手が撃ってこないと、撃ち返

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うつ病になったときのこと198

うつ病になったときのこと198

復職してから1ヶ月半が立ちました。
ようやく休める夏休みを迎えることができました。
頭の中から仕事のことを忘れようと思いましたがなかなか完全には沼から抜け出せません。

嫁からは、

休みなんだからゆっくりしなや~
暑いから赤子つれて涼しいところで飯でも食いにいこうや~と言ってくれました。
まだ一歳にもなっていない息子はやはりかわいいもので、癒しになってくれました。

寝ている顔を見るのが私は好き

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うつ病になったときのこと197

うつ病になったときのこと197

復職してから1ヶ月が経過しました。
定期の精神科受診時に、医官から

残業してない?させられてない?
絶対にダメだからね
油断したらダメだよと釘を刺されました。
実際のところ残業はしてませんでしたし、同然強制されていませんでした。

しかし、私自身は情報保全の沼にはまってしまっており頭の中は

情報保全、情報保全、情報保全と溢れかえっていました。
処理しなければならないという脅迫観念を勝手に自分に

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うつ病になったときのこと196

うつ病になったときのこと196

私は正式に復職することとなりました。

復職と同時に私は本来業務に戻ることとなりました。

救いは、しばらくの残業禁止と当直勤務の免除です。

本来業務で取り組むこととなったのは、後任者負担となった書類の整備でした。

情報保全関係の書類であったため、通常の文書よりも厄介であり数年前までさかのぼって手つかずのものもありました。

私はちょっと気が重くなりながらも、何から手を付けなければならないかを

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うつ病になったときのこと194

うつ病になったときのこと194

週末の金曜日
私は最後の午前中出勤トライアルも最終日です。
私は臨床心理士さんとの面談をしていました。

臨床心理士さんは

二週間がんばりましたね。
来週からは15時までの勤務時間を一週間やってみましょう。
難しいようであればその日に申告してもらえば午前中のみの勤務でも大丈夫です。
それでは一週間お疲れさまでした。2週間を乗り切ることができたことは私にとって大きな成果でした。
しかし、不安が完全

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うつ病になったときのこと193

うつ病になったときのこと193

復職プログラムの二週目の木曜日は自衛隊病院精神科の受診のため、職場には行かず直行直帰です。

相変わらず精神科待ち合いは混みあっています。
自衛隊の闇を見ているようで気分が落ちこんでしまいます。

昼前にようやく診察室に呼ばれました。

医官に現状の報告をしたところ、

まあ順調だねえ
1ヶ月続いたら復職許可だすからと言われ診察が終わりました。

薬局で薬を受け取り、私は帰路につきました。

すで

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番外:神の存在

番外:神の存在

題目は宗教チックではあるが、あくまで個人的所見であることをご承知おきいただきたい。

今、2022年北京オリンピックを見ていた。
スピードスケート女子1000mで高木美帆選手がオリンピックレコードで金メダルを勝ち取った。

先日のパシュートでの悔しい銀メダルからのこの結果・・・私は今、

神はいたと感じた。全ては高木美帆選手の積み重ねた努力の賜物であるが、試合は何が起きるかわからない。

確かに神

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うつ病になったときのこと192

うつ病になったときのこと192

確かにおばちゃんの言うとおり、私は人に頼る仕事の仕方をすることができていなかったかもしれないと帰りの電車で過去を思い返していました。

人の性格はなかなか帰ることは難しい・・・
ましてや自分の性格を変えるには限界があるのではないだろうか

私は己のことをどのように認識しているのだろうか。

おばちゃんの言葉は私に新たな問いを投げ掛けてきたのだ。

これからの人生をどう生きるかを改めて考える必要があ

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うつ病になったときのこと191

うつ病になったときのこと191

次の日も異状なく出勤できました。
週の半ばの水曜日・・・
明日は精神科受診のため、実質出勤はありません。

やることは決まっていますので時間になるまで黙々と作業するだけです。

おばちゃんは相変わらずです。

あのね~
先輩方のツケを払わされる作業ってアホらしいわよね。
だから自衛隊ってダメだと思うのよ。
他の省庁もそうだと思うんだけどさ。
仕事は誇りをもってやらなければならないんだけど、大前提は

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うつ病になったときのこと190

うつ病になったときのこと190

おばちゃんは私が作業しているたびに話かけてくれます。

あのね~
うちの息子も社会人になってから
うつ病になっちゃってね~
今で言うブラック企業ってやつよねマジメにやるやつほど病んじゃうんだから
アホくさいじゃない
あんたもホドホドにやりなさいよ~そうか・・・おばちゃんの息子さんもうつ病経験者なんだ。

と思いながら私は相づちをうちながら話を聞いていました。

あ、あんた帰る時間じゃないの?
早く

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