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詩と散文

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記事一覧

異物感が否めない

公園のベンチのレジ袋とお茶

自然の中にただ

意思とは無関係に作為的に置かれた人工物

どうしても異物感が否めない

でも不思議なんだ

だって

俺はなぜか親近感を覚える

そんな人工物になぜだろう

惹かれる

その異物感に

二万五千年後の誰かさんに送るメッセージ

二万五千年後の誰かさんに送るメッセージ

こんばんは。
最近はミニシアターに映画をよく観に行っています。
昨日レイトショーで観たPlasticという映画が素晴らしかったです。
その不思議な世界観に魅了されて、ヘンテコだけどロマンチックなことばかり考えてたからなのか、つまらないものを色々と書いていました。
(ヘンテコとロマンチックは紙一重で相性もいい気がする)

自分テレパシー

ふと立ち止まる
ひとり夜中の帰り道
僕はおそるおそる
カーブ

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真実を一目でいいから見させて

不感症

あの頃のぼくを探しています
金属バット
心臓めがけてフルスイング
死ぬかもしれない
死んだとてそのとき感じる痛みは本物
「あのー、お忙しいところすみません。
水やり終わってからでいいので、少しだけ手を貸してくれませんか?」

いのち試し

小さな爆弾を作ろう
作ってるときにそれを見つけられるかも
美味しそうな爆弾を作ろう
食べる前にそれを見つけられるかも
もしそれを見つけられなかったら

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もやもやもや

こんばんわ〜
最近は詩や散文のようなものを暇つぶしに書いています。
毎度のこと絶賛真夜中に書いているから、暗い内容のものが多いです。

ほんとうの気持ち

こんな感情なんかゴミの日に出せたらいいのに
この感情は何曜日のゴミですか
燃えるゴミですか
燃えないゴミですか
粗大ゴミですか
ほんとうにそう思ってますか
冗談ですよね
本気ですか
だったらボクにください
アナタにとって不必要な感情という全ての

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僕たちは

僕たちは

列車の一番後ろの席で

膝を突き合わせて座っている

僕は

君のショートパンツから露出している脚の膝の部分を

両手の人差し指で

つん

飛行機

飛行機

上空

右斜め上前方

緩やかな傾きを保ったまま

雲の中から顔を出す

その姿はまるで迎えにきたよの合図

すぐに機体を立て直し、一直線にこっちに向かってくる

ものすごいスピードで

ゴオー

近づいてきた

ゴオー

太陽の光に機体を反射させながら

ゴオー

僕はおもむろに木の枝を掴んで

「今だ」

機体に向かって投げつける

ゴオー

全てをかき消す音

ゴオー

黒い影

ゴオー

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短歌でびゅー

短歌でびゅー

こんばんわ。

まだ休職中です。

先週は5日間、山梨県の古民家でボランティア体験してきました。

のどかでホントに良いところだった!

竹で小屋を作るのを手伝ったんだけど、立つところまで見たかったな〜
あと、古民家を借りてる?人と一緒に作業したんだけど、一番の思い出はその人と色んなこと話したこと。

日に焼けました、、
毎日ご飯がうますぎました、、
空気と風が気持ち良すぎました、、
星がたくさん

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もういっそ

もういっそ

あれ
なんだかなんだかすごく苦しい
苦しい
苦しい
苦しい
おかしいな?
前まではみんなと同じように泳げていたのに
何も考えずに
自由に
なのに
今は
いつの間に
わからなくなった
泳ぎ方
息継ぎの仕方
苦しい
苦しい
苦しい
あれ?
みんなどこにいるの?



いた!
でも
どうしてあんな遠くに
いつの間に
どうして
いまさら
いまさら
よし
でも
うまく喋れない
水の中
伝わらない
気づ

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