見出し画像

【徹底解説】Google新検索アルゴリズム。名前が出てこない「アレ」が一発で分かる?

「アレなんだっけ?」「名前が出てこない!」

Google検索の欠点と言えば、このような文字で検索できない頭のもやもやに対して弱いということです。しかし今回、それを少し解決するかもしれない新機能が生まれました。
これは2021年9月29日にGoogleのイベント「Search On」で発表された「画像認識」と「検索機能」の合わせ技で「アレ」の使い方を検索できるというものです。

今回はこのGoogleの新しい検索方法を解説していきます!

元のニュースはこちら👇


画像検索「Googleレンズ」

Googleレンズとは、Googleのカメラ検索機能であり、今回の「アレ」検索の基本となります。

画像1

Googleレンズは、スマホ内のカメラを使って、目の前にあるけど名前がわからないものを検索したり、写っている文字を認識して翻訳や問題を答えるなどさまざまなタスクを実行できる画像認識技術です。

画像2
画像3


身近な画像認識ツールなので、情報入力や勉強などどんどん使いこなしてみると面白いと思います!

ちなみにLINEでも画像から文字を認識する機能は使えるので、併せて試してみてください!👇

画像4


サイトの一部をGoogleレンズで検索可能に!
このGoogleレンズはさらに画像の一部や閲覧しているサイトの一部のみで検索できるようにもなる予定です。


聞かなくても求めている回答をくれる「MUM」

2021年5月に「MUM(Multitask Unified Model、マルチタスク統合モデル)」という新しい検索アルゴリズムが公表されました。これは言語の壁を取り払い、必要な関連情報を届けるための機能です。

例えば、富士山に登ったことのある人が、次は「アメリカのアダムズ山に登るための準備に必要なこと」を知りたいとします。

画像5

これを専門家に相談したとしたら「富士山と比較したアダムズ山を登る難易度の違いや別に準備しなくてはいけないこと」など、質問の裏に隠れた意図を考慮して知りたい情報を教えてくれます。

一方、従来の検索方法だと「各山の標高」「秋の平均気温」「ハイキングトレイルの難易度」「使用する適切なギア」など自分で要素を分解してそれぞれ検索します。また、アダムズ山はアメリカの山であるため、日本語の情報はほとんどないかもしれません。

そこでMUMは質問の単語や関連性を分解し、ユーザーが本当に求めている有益な情報を言語に関係なく集めます。そして、検索結果では、従来ユーザーが質問を分解してなんども検索して得ていた情報を、一つの質問だけで表示することを可能にしました。

画像6

アダムズ山のように日本語の情報が少なく有益性が担保されない場合でも、世界中の言語の情報から有益なアダムズ山の情報を見つけ、その情報に近い日本語の情報を表示するといった方法で解決することができます。


まさに、世界中の言語から情報を得ている専門家に相談する機能だと言えます。Googleは検索履歴をもっており、もしかしたら専門家以上にその人のことを理解して、適切な回答をくれる専門家になるかもしれません。


「アレ」の「アレ」を検索

そして今回は「Googleレンズ」と「MUM」の両方を合わせた機能が追加されることが発表されました。

つまり、名前がわからない「アレ」を文字として検索する機能に、少ない文字情報からよりユーザーが求めている関連情報を提案する機能が加わり、頭の中の曖昧なものを教えてくれるようになりました。

これはGoogleレンズの新機能として採用されるものです。画像検索と文字検索を合わせることで「名前のわからない写真に写っている「アレ」の「修理方法」 」という検索が可能になりました。

画像8

これにより、今までは画像検索をしてわかった「アレ」の本当の名前を使って、さらに修理方法を調べるという手間を省くことができます。また、言語では表しにくい服のデザインなども「アレ」として検索できるのも利点と言えます。
そして、MUMを使い、質問に専門家のような幅を持たせた回答ができることで、より隠れていたユーザーの求める回答を引き出すことができます。

画像7


おわりに

検索ワードで悩むということがなくなるかもしれない技術の紹介でした。日本語版のリリースはもう少し先になりそうですが、早く使ってみたいですね!
自分が新たにやりたいことの参考資料がすぐにわかったらとても助かるなと思いました!

別アカウントで体の仕組みや健康にかかわる記事を上げているので合わせて読んでみてください!👇


この記事が参加している募集

スキしてみて

最近の学び

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?