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弘生
2022年4月1日 06:27
Poisson d'avril !新しく目醒める距離洋梨のSolbetの月に 逆さまに引き込まれる寄り道は蓮華草54本手みやげは時空に支配されない百万本の薔薇Sacのなかにひしめく蒲公英は綿の蟲となって地上に降る復活の日まで「Elle est ici !」(彼女はここに居ます)画像の作品は、現在の我が家の母コーナーに立てかけてある、F6サイズ
かなつん __ʃ⌒ʅ__。🖋
2022年3月11日 07:50
ベランダに出て、いってらっしゃいと手を振る。五歳息子が何度も振り返ってそれに答える。いつもの朝の光景。感慨深く見えたのは、朝食時に息子が配ってくれた「R1」飲むヨーグルトのせい。ボトルに書いてある「応援メッセージ」をママに読んでもらい、各々に相応しい言葉を手渡してくれた。「パパは……これかな?」自分には、「ひきだせ! 君の強さを!」ママには、「ときどき休むのも大切だよね」そして
2022年3月2日 07:49
――駄目。もう持ってるじゃん。「電車止めるのは持ってないよ」スパイダーマンスーツの話。五歳息子はもはや「オタク」。今やアニメでは飽き足らず映画を探して見るほどに。「電車を止める」とは『スパイダーマン2』の名場面。重ねた布団を暴走列車に見立て、演じるのがブーム。自ずとそのコスチュームが欲しくなる……――三月になったら、自分のお年玉で買いな。その三月がきた。朝。「パパも同じ
アポロ
2022年2月26日 14:40
初花へ親父の写真向けておく(はつはなへおやじのしゃしんむけておく)季語│初花いい親父でした。まあ、妻には逃げられてますが。父子家庭になったその日から、父は毎日弁当をこさえてくれた。いくら酔っ払ってても台所に立つ。なんぼ麻雀に負けて帰ってきても飯は作る。「小遣い足りてるか」😎「·····いや」😑「ほれ。無駄遣いすんなよ」😎「·····あんがと」😏ぼくがこそ
2022年2月24日 18:22
青墨をする父の背よ曼珠沙華弘生季語 曼珠沙華(秋)昨年の初夏、「俳句」という十七音の芸術にめぐり合って、拙いながらも、道を歩けば五七五、電車に乗れば五七五、と指を折りながら過ごした日々がありました。そんな日々のある初秋、ふと道路の脇に真っ赤に出現した曼珠沙華。ああ、お彼岸なんだなぁ、と感慨深く思いながら電車に飛び乗った。そこで出来た曼珠沙華の句。最初、天国の母への句が出来ま