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#140字小説『カメラマン不在』/お題:遺影撮影の日/Xへポスト1/8

2024年1月にX(旧Twitterと呼ばざるを得ない)へポストした
140字小説を紹介します

※改行などは、Xへポスト時点より修正している場合があります。

『カメラマン不在』

いつからか、家族で記念写真を撮る度に「私一人だけのも撮って」と言うようになったよね。
スタジオ撮影では緊張で強張った作り笑顔になるだけなのに、スナップを見返すとどれもいい写真。ファインダーを覗く人に向けた笑顔だから。

こうして私の遺影候補は沢山あるのに、あなたの方が先に逝くなんて……。

2024年1月8日作

◆1月8日は「遺影撮影の日」なので
 自主お題として創作しました。

日本初のシニア世代専門の写真館「えがお写真館」を運営する
株式会社サンクリエーションが制定したそうです。
日付は、「(い(1)えいと(8)る日=遺影撮る日」と読む語呂合わせと、正月の晴れやかな雰囲気の中で笑顔の写真を撮ってほしいとの願いから。
生前に遺影を撮影し、後世に残すことの大切さを多くの人に知ってもらい、
遺影撮影を日本の文化として世の中に根付かせるのが目的のようですよ。

★Xのアカウント:想田翠/140字小説・短編小説 @shitatamerusoda
 #今日は何の日 タグを付けて、投稿(ポスト)したものです。

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◆同じく、Xにポストした140字小説を紹介した記事はこちら。↓

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 300字:1分程度で読了可能だと思いますので、ぜひご一読ください。↓

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