山本史織 / Shiori Yamamoto

Scenographer / (舞台)美術家  (最近舞台ってつけるか悩みがち。) ち…

山本史織 / Shiori Yamamoto

Scenographer / (舞台)美術家  (最近舞台ってつけるか悩みがち。) ちゃんとした文章を投稿しようとすると一生投稿までたどり着かないので、文章書くのが苦手な私でも時々は投稿できるくらいの適当さで細々続けたい。 まとまってない生煮えのひとりごと。

記事一覧

みんなが何の漫画読んで何を考えてるのか知りたい。

人気の映画や漫画がどのように人々の価値観に影響を与えたり、逆にどういう価値観を反映した世界観になっているのか気になるって話をだらだらします。 私個人的な文脈とし…

スペースノットブランク「言葉とシェイクスピアの鳥」を観た。これが「意味」というものへの抵抗でなかったら申し訳ないけど私は…

「言葉とシェイクスピアの鳥」は舞台の約束事をことごとく破る(明らかに恣意性があることをするのにそれが何にも繋がらない)ことによる「意味」への抵抗のように感じた。 …

映画「パラサイト」は建築構造を神学的に描いた作品で社会批判的ではないっていう批評を読んだんだけど、構造を描いてるだけでも…

ってタイトルだけを書いて満足してた。 多分この批評を読んだんだと思う。

20代女性の私でも「おじさん化」は他人事じゃないかもしれない

先日、大学の授業の現役生+OBOGコミュニティの忘年会に行ってきた。いつも通り知ってる人が半分弱、初めましての人が半分強くらい。 せっかくだから初めましての人と話す…

消費と我慢と加害者性

今月BBCで放送されたジャニー喜多川氏の性的加害を取り上げたドキュメンタリーの記事を読んで、この問題は遠い話では全くなく、自分の日々の行動と地続きにある問題だと感…

映画「Myanmar Diaries」を観た。

2021年4月のクーデターから2年以上経ち、国際社会からの関心はすでに薄く、市民の生活は悪くなる一方のミャンマー。 私にとってミャンマーは大学で1番親しい友達の母国であ…

備忘録9月1日(double meaning)

関東大震災から100年の9月1日。小池百合子都知事が都知事が毎年送っていた追悼文を送らないということに講義するプロテストに参加。 箇条書きでの備忘録。 20:45- 新宿中…

令和5年にもなってFAXを送ることになるとは思ってもみなかった

どうやら与党はFAXで市民の声を測るらしいと聞いて、入管法改悪を止めるために市民としてできることはするべきだと思って、各党の国対委員長や与党本部にFAXを書いた。 初…

いちご爆弾

The Beatlesの曲で編成された映画「Across the Universe」の中のStrawberry Fields Foreverのシーンはなんとなく頭に残っているシーンの一つだ。 アメリカ人の友人や恋人…

2021年展覧会ランキング

観劇ランキングに引き続き1位しか発表しません。 1位:磯崎隼士個展「今生」 キュレーション:卯城竜太 「極めて退屈に塗られた」 ベニヤ板、血液 これはネオ・ダダのリ…

2021年観劇ランキング

年末らしく今年観た演劇で面白かったランキングをつけてみようかと思う。 でもこれは頑張らないnoteなので1位しか発表しません。 1位:高山明/Port B「光のない。ーエピロ…

古民家が好き。

古民家が好き。 人の暮らしの痕跡が好き。 穏やかに差し込む木漏れ日が好き。 ゆっくり流れる時間が好き。 何かが始まる。そんな予感が好き。 そんな古民家で12月26日…

noteはじめました。でもちゃんと文章書くつもりはありません。

山本史織です。 タイトルの通りです。noteはじめました。 ちゃんとした文章を書かないことを掲げてやっていこうと思っています。タイトルの通りです。 とりあえずたくさ…

noteはじめました。でもちゃんと文章書くつもりはありません。

山本史織です。 タイトルの通りです。noteはじめました。 ちゃんとした文章を書かないことを掲げてやっていこうと思っています。タイトルの通りです。 とりあえずたくさ…

みんなが何の漫画読んで何を考えてるのか知りたい。

みんなが何の漫画読んで何を考えてるのか知りたい。

人気の映画や漫画がどのように人々の価値観に影響を与えたり、逆にどういう価値観を反映した世界観になっているのか気になるって話をだらだらします。

私個人的な文脈としては、最近いろいろな媒体での歴史の伝承の仕方が人々の価値観や姿勢に与える影響を考えてて、そんな中で最近は映画とドラマを見る機会があって、歴史の認識と価値観の共有の仕方として、毎年毎年戦争の映画を上映したり新しく作ったりすることってとっても

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スペースノットブランク「言葉とシェイクスピアの鳥」を観た。これが「意味」というものへの抵抗でなかったら申し訳ないけど私は140分かけて何も受け取れなかったというしかないと思う。

スペースノットブランク「言葉とシェイクスピアの鳥」を観た。これが「意味」というものへの抵抗でなかったら申し訳ないけど私は140分かけて何も受け取れなかったというしかないと思う。

「言葉とシェイクスピアの鳥」は舞台の約束事をことごとく破る(明らかに恣意性があることをするのにそれが何にも繋がらない)ことによる「意味」への抵抗のように感じた。

まず最初に気づく違和感は客席がすごく無視されていること。ただ無視されているわけではなく、無視されていることが際立つくらい過剰に無視される。序盤に舞台に関する言及があるし、構成や舞台の使い方も舞台の上に全く違う虚構の世界を作るのではなく、

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20代女性の私でも「おじさん化」は他人事じゃないかもしれない

20代女性の私でも「おじさん化」は他人事じゃないかもしれない

先日、大学の授業の現役生+OBOGコミュニティの忘年会に行ってきた。いつも通り知ってる人が半分弱、初めましての人が半分強くらい。

せっかくだから初めましての人と話すんだけど、最近新しい人に自分から話題を振るみたいなコミュニケーションをサボりがちだった私は、対して人から話を聞ける機会があったらどんどん話を聞きにいく姿勢の現役学生からあれよあれよという間に話を引き出されていく。

気づくと会話の中で

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消費と我慢と加害者性

消費と我慢と加害者性

今月BBCで放送されたジャニー喜多川氏の性的加害を取り上げたドキュメンタリーの記事を読んで、この問題は遠い話では全くなく、自分の日々の行動と地続きにある問題だと感じた。

被害の報道は今初めて出てきたものではなく、90年代には既に出回っていた。にもかかわらず消費者としてジャニーズ事務所が提供してきたものを消費し続けてきたことは、性的加害に許しを与えていたということにならないだろうか。

また、様々

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映画「Myanmar Diaries」を観た。

映画「Myanmar Diaries」を観た。

2021年4月のクーデターから2年以上経ち、国際社会からの関心はすでに薄く、市民の生活は悪くなる一方のミャンマー。
私にとってミャンマーは大学で1番親しい友達の母国であり、友達の家族が住む場所であり、クーデター前の2017に訪れた際に多くの人に良くしてもらったちょっと思い入れのある国。

いろんな事柄に対して思うことだけど、隣で人が殺されているのを(生命だけではなく精神や言論も)黙って見ている感覚

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備忘録9月1日(double meaning)

備忘録9月1日(double meaning)

関東大震災から100年の9月1日。小池百合子都知事が都知事が毎年送っていた追悼文を送らないということに講義するプロテストに参加。
箇条書きでの備忘録。

20:45- 新宿中央公園出発で歩くプロテスト

通りがかりの人が参加者の肩を叩いてit’s beautifulと言って行った。その人は参加者が持ってた旗ことを言ってたんだけど、私はFuniさんのラップを先頭に歩くこの光景が美しいと思った。

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令和5年にもなってFAXを送ることになるとは思ってもみなかった

令和5年にもなってFAXを送ることになるとは思ってもみなかった

どうやら与党はFAXで市民の声を測るらしいと聞いて、入管法改悪を止めるために市民としてできることはするべきだと思って、各党の国対委員長や与党本部にFAXを書いた。

初めて政治家にFAXを送った。
日本人じゃない人を守ことは彼ら政治家にとって短期的な利益にはならないだろうから、この法案が通った時に日本国民として感じる脅威を書いた。

強行採決されてしまった今、ちょっとどうしていいか分からない。

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いちご爆弾

いちご爆弾

The Beatlesの曲で編成された映画「Across the Universe」の中のStrawberry Fields Foreverのシーンはなんとなく頭に残っているシーンの一つだ。

アメリカ人の友人や恋人が反戦運動に身を投じていく中イギリスからアメリカに渡った主人公は彼らほどの当事者意識を持てず、そこにフラストレーションを感じている。テレビで報道されているベトナム戦争の映像の爆弾がいち

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2021年展覧会ランキング

2021年展覧会ランキング

観劇ランキングに引き続き1位しか発表しません。

1位:磯崎隼士個展「今生」

キュレーション:卯城竜太
「極めて退屈に塗られた」
ベニヤ板、血液

これはネオ・ダダのリーダー・吉村益信の住居だった場所が会員制のギャラリーとして今年生まれ変わった場所「ホワイトハウス」での展示。元住居なので展示の部屋はほぼ1つしかない。そこに壁一面に作家自身の血液がただ塗られた「絵」が展示されている。
行く前は苦手

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2021年観劇ランキング

2021年観劇ランキング

年末らしく今年観た演劇で面白かったランキングをつけてみようかと思う。
でもこれは頑張らないnoteなので1位しか発表しません。

1位:高山明/Port B「光のない。ーエピローグ?」

これは、

観劇直後にメモを書いたんだけど途中で止まっている。

ポストカードの地図に導かれて、新橋駅周辺を歩きながらラジオの周波数を合わせて演劇を「聴く」。

視覚と聴覚が乖離していく感じ。

ラジオの周波数を

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古民家が好き。

古民家が好き。

古民家が好き。

人の暮らしの痕跡が好き。

穏やかに差し込む木漏れ日が好き。

ゆっくり流れる時間が好き。

何かが始まる。そんな予感が好き。

そんな古民家で12月26日(日)に矢城純平のドラムのソロライブをやります。私は舞台美術のようなことをやらせていただきます。

悩みを抱えている人に来てほしい。息苦しさを感じている人に来てほしい。
この場所で焙煎した挽きたて淹れたての珈琲を古民家でゆっく

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noteはじめました。でもちゃんと文章書くつもりはありません。

noteはじめました。でもちゃんと文章書くつもりはありません。

山本史織です。

タイトルの通りです。noteはじめました。

ちゃんとした文章を書かないことを掲げてやっていこうと思っています。タイトルの通りです。

とりあえずたくさん改行しておけば文字数少ないのがカバーできるかなーって。
こういう感じのテンションでいこうと思っています。

いろんな人が言っていました。完璧にやろうと思わずにとりあえずアウトプットをした方がもっといろんなことができるよって。わか

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noteはじめました。でもちゃんと文章書くつもりはありません。

山本史織です。

タイトルの通りです。noteはじめました。

ちゃんとした文章を書かないことを掲げてやっていこうと思っています。タイトルの通りです。

とりあえずたくさん改行しておけば文字数少ないのがカバーできるかなーって。
こういう感じのテンションでいこうと思っています。

いろんな人が言っていました。完璧にやろうと思わずにとりあえずアウトプットをした方がもっといろんなことができるよって。わか

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