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令和5年にもなってFAXを送ることになるとは思ってもみなかった

どうやら与党はFAXで市民の声を測るらしいと聞いて、入管法改悪を止めるために市民としてできることはするべきだと思って、各党の国対委員長や与党本部にFAXを書いた。

初めて政治家にFAXを送った。
日本人じゃない人を守ことは彼ら政治家にとって短期的な利益にはならないだろうから、この法案が通った時に日本国民として感じる脅威を書いた。

強行採決されてしまった今、ちょっとどうしていいか分からない。

その時に送った文章をここに残しておこうと思う。



入管法改正案に関しまして

はじめてご連絡させていただきます。神奈川県に住んでいます山本史織と申します。今日は現在国会で審議中の入管法改正案に関してお話ししたく、FAXを送らせていただきました。

法律としての妥当性や難民問題の実態に関することは他の方が既にお話しされてると思うので私は一国民としての懸念を述べようと思います。

私は海外の大学に行ったり旅行などで海外を訪れる際に日本国パスポートを持っていることで安心を感じることが多いです。それは日本が積み上げてきた平和国家としてのイメージだったり公民ともに国際協力活動に積極的に参加していることだったりの賜物だと思います。先人たちや今尽力してくださっている方々に感謝の念があります。

しかし昨今の外技能実習生度の実態や認定率が驚くほど低い難民政策などの外国人政策や防衛政策はとても排他的であり、国際的に協力して危機的な状況にいる人を助けようという姿勢から遠いものだと感じ、また他国に対しても日本の排他的な姿勢を印象付けかねないと思います。

先日のスーダンからの退避の際、何人かの日本人はフランスの車に乗って退避したとの報道を思い出すと、多くの人は国籍で命の取捨選択をしないと思いつつも、そういった状況で日本人を助けることができる他国の人のの頭に日本の難民政策がよぎった時に日本の難民政策などの国としての姿勢ががその日本人を助けない理由の一つになりかねないと思ってしまいました。

日本が国際協力において排他的で他国籍の人に対して非人道的な扱いをされる状況をそのままにしておくという姿勢を示すことは一国民として安全が脅かされるのではないかと憂慮しております。

どうか今の入管法政府案ではなく、国際社会と連携して難民を救う方向に向かっていただけるよう今危機に直面している難民の方はもちろんですが、日本国民の国際社会の中での安全性も考慮して今一度ご一考いただけないでしょうか。

お時間ありがとうございました。
お身体に気をつけてお過ごしください。

2023年6月2日
山本史織

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