見出し画像

[本紹介]嫌われる勇気:自分が変わるためのアドラー心理学

こんにちは、 @ShinjiTakenaka です。
今日は私の価値観を大きく変えた一冊をご紹介いたします。

今日の一冊

今日の一冊は、岸見一郎さん、古賀史健さんによる「嫌われる勇気」をお届けいたします。

画像1

著者のお二人のnoteはこちら↓ぜひフォローを!

本書は、フロイト、ユングと並び「心理学の三大巨頭」と称される、アルフレッド・アドラーの思想(アドラー心理学)を「青年と哲人の対話篇」という物語形式を用いてまとめた一冊です。(小説なので読みやすい!)

本書は第一夜から第五夜まであり、それぞれ次のような学びがあります。

第一夜:トラウマを否定せよ
第二夜:すべての悩みは対人関係
第三夜:他者の課題を切り捨てる
第四夜:世界の中心はどこにあるのか
第五夜:「いま、ここ」を真剣に生きる

本noteでは、この中でも第二夜、第三夜を中心にご紹介したいと思います!その他も本当に学びが多く、自分の価値観が変わるきっかけになる話が多いのでぜひ手にとってみてはいかがでしょうか?

第二夜:劣等感は自分が作り出した幻想?

アドラー心理学では、「人間の悩みはすべて対人関係の悩みである」という考えが前提にあります。

「そんなことないでしょ!」っていうツッコミが入るかもしれません。
だって、自分のことで悩むことも多いですよね。。(本書でも青年が哲人に同じように噛み付いています)

アドラー心理学では、個人だけで完結する悩み、いわゆる内面の悩みなどというものは存在しない。どんな悩みであれ必ず他者の影が介在していると主張しています。

本書では、この「人間の悩みはすべて対人関係の悩みである」を「劣等感」を例に説明がなされています。

皆さんは「劣等感」を感じたことはありますか?(少し手を止めて考えてみましょう!)

(あの人は自分と比べて◯◯だから)自分はダメなんだ

そんな風に感じたこと、誰しもあるのではないでしょうか?ただ、アドラーはこれを次のように言うわけです。

我々を苦しめる劣等感は「客観的な事実」ではなく「主観的な解釈」である

つまり、劣等感を感じるということは「自分がそうだ」と選択しているというのがアドラー心理学での見方です。

今回は劣等感を例に説明しましたが、他にも優越感、自慢、怒りなどに関しても触れられています。

また、「じゃあ劣等感を持つことはいけないのか?」というと、そういうわけでもありません。なぜなら、劣等感を持つことで努力や成長を促すきっかけにもなり得るからです。

ただ、健全な劣等感とは「他者との比較の中で生まれるのではなく、理想の自分との比較から生まれるもの」だということを意識しないといけません。

他者の物差しで自分を評価するのではなく、自分の物差しで物事を見ていくことが大事なんだと思います。

第三夜:他人からの評価は気にするな

前回のnoteで、他人からの評価にもある程度目を向けようという話をしたのですが、本noteでは違う見方から踏み込んでいきます。

本書では、他者からの評価に縛られないようにと書かれています。
もし、他者からの評価に縛られているとどうなると思いますか?(ぜひ考えてみてください!)

アドラー心理学では「他者からの承認(ここでは評価)を求めること」を否定しています。なぜなら、そうしてしまうと

自分ではなく、他者の人生を生きることになる

からだと言っています。でも、言われてみると確かにそうだなと思いませんか?

つまり、「他者からの承認(評価)を求めること」とは「他者の価値観から見て(物差しで見て)、評価を受ける」ということになります。

でも、ここで問題が生じます。他者と自分は違うわけです。つまり、他者の価値観と自分の価値観は必ず異なります。だから、自分がどれだけこうだ!って思っていても、他者の価値観がそうでなければ承認(評価)には繋がらないということなんですよね。

だから、ここで「課題の分離」という考えが出てきます。つまり、この承認(評価)は「誰の課題なのか?」を意識して、自分と他者の課題を切り分けるということです。

そして、自分の課題は自分で変える。それ以上は踏み込まないが正解ということです。

アドラー心理学では、「対人関係のトラブルは、他者の課題に土足で踏み込むから生じる」と言っています。(もちろん、自分の課題に他者が踏み込んでくることもトラブルになりえます)

あなたが今もやもやしているその課題は本当に「あなたの課題」でしょうか?

最後に

この本を最初に手にとったのはちょうど1年前くらいでした。

その時、自分の頭をハンマーで殴られたように感じた記憶があります。そして、あまりの素晴らしさに私が普段接する多くのクライアント様にも薦めてきました。

現代はある意味で便利になりすぎています。だからこそ、周りの目がすぐに可視化できてしまうし、それを意識しないというのは無理かもしれません。

でも、他人の価値観(物差し)で生きるとどこかで必ず歪みが生じます。

だからこそ、きちんと自分の価値観(物差し)を持って、自分の人生を「いま、ここ」を大事にしていきたいですね。

私には「あなたとの対話を通じて、不安/悩みを解消し笑顔に導く」というミッションがあります。

もし、自分の価値観を深堀したいなと思っていただけた方は、ぜひご連絡ください!一緒に深堀していきましょう!

Twitterでは、毎日名言や本の紹介を中心につぶやいていますし、LINE@もしています。もしよければぜひフォローやコメントいただけますと幸いです!

本日も最後まで読んでくれてありがとうございました!


この記事が参加している募集

推薦図書

読書感想文

よろしければサポートお願いします!いただいたサポートはクリエイターとしての活動費にあてさせていただきます。