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幸せな働き方

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幸せに働くことにつながる考え方を書いた記事をまとめました。
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#ライフスタイル

ネガティブ・ケイパビリティ

ネガティブ・ケイパビリティ

「早く結論を出さないと安心できない」「いつ完成するのかはっきりさせたい」

物事が明確になっていない状態であるとき、気持ちが落ち着かないことはないでしょうか?

または、白黒はっきりさせないと気が済まないというタイプの人もいるでしょう。

はっきりしない状態、わからない状態にいることが我慢できない。

このような心理状態になる人は、生きていく上で苦しさを感じやすくなります。

変化の速い現代では、

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期待する人と期待される人

期待する人と期待される人

「何度も同じミスをするなんて許せない」「人の話を全然聞いていないことにイライラが募る」

相手の行動に怒りを覚えたり、イライラすることは誰しもあります。

人は、相手が思い通りの行動をしてくれなかったり、わかってくれないとイラっとします。

例えば、

話を聞いていない夫にイラっとします。

親の言うことを聞かない子供にイラっとします。

自分と同じ価値観で仕事をしない同僚にイラっとします。

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万人に共通する人生の目的

万人に共通する人生の目的

「何のために忙しい日々を過ごしているのだろう?」「誰のためにこんなに頑張っているのだろう?」

毎日の生活が何のためにあるのか、何を目的に生きているのか、わからずに思い悩んだことはありませんか?

人生の目的が定まっている人は、エネルギーに溢れ、目が輝いていて、大きなオーラが外に出ているようです。

困難な状況も受け入れ、目的を果たすために乗り越えようという力が湧いています。

人生の目的を見失っ

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苦しみの先にある快感

苦しみの先にある快感

「私には荷が重すぎます」「今の私には無理です」

仕事が与えられ、どうにかして対処せざるを得ない危機的状況に陥ったとき、弱音を吐きたくなることがあります。

自分に解決できないと思うと、それは悩みになります。

色々考えても解決できないと思うと、体の力は抜けていき、顔は青ざめ、精神的に追い込まれ、やがて苦しみになります。

そんな苦しい状況では、ポジティブに考えることなどとてもできません。

それ

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仕事が好きになる3つの考え方

仕事が好きになる3つの考え方

「仕事がつまらない」「仕事するのにやる気が出ない」

仕事が楽しいと思えず、毎日就業時間が過ぎて行くのを耐えているだけ。

タイムカードを切っていれば生活するための収入はもらえる。

そんな打算的な考えから、やりたくもない仕事に妥協して働いている人がいたとしたら、どんな助言ができるでしょうか?

どうすれば与えられた仕事を好きになれるのでしょうか?

今日は、仕事を好きになる考え方について考察して

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善意の行動に隠れた2つの動機

善意の行動に隠れた2つの動機

「利用者様にありがとうと言われるのが嬉しくてこの仕事を続けています。」

私の従事する介護の仕事場には、働く動機に「利用者様からの感謝の言葉」を挙げる職員が多くいます。

ありがとうの言葉は、社会に役立つ自分の価値を感じさせてくれ、貢献することによる幸せを感じさせてくれます。

感謝されるということは相手を喜ばせることであり、それは社会的成功を収めるために必要な要素でもあります。

ただし、この「

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コントロールできることに集中する

コントロールできることに集中する

「〇〇君があんなこともできないなんて、もしかしたら私の育成のやり方が悪かったのかもしれない」「あんなに時間をかけて教えたのに辞めてしまいました」

他人の行動に対して、自分の力が及ばなかったことに無力感を感じることがあります。

「何でできないんだ」

「どうしたらわかってくれるんだ」…

頑張って育てた職員が辞めてしまうときは、今まで費やしてきた労力を考えると、力が抜けてしまうことでしょう。

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決められないときの対処法

決められないときの対処法

「この提案を受け入れるべきか断るべきか判断がつかない」「この方法で進めるべきか止めるべきか迷っている」

どちらの方向に進むべきか判断がつかなかったり、迷いが生じる場面があります。

いくら考えても決められない状況は、脳のエネルギーを奪い、疲労が蓄積していきます。

決められないことへの罪悪感、決めなくてはならない義務感を感じるようになり、心は次第に重くなります。

どうすれば決められるようになる

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2方向のコミュニケーション

2方向のコミュニケーション

「自分にしていたように他人に接っしていたら、その人との関係が悪くなった」

「自分が成功した方法を他人に助言したが、うまく行かなかった」

自分に対してやっていいことが他人に対しては通用しない、または、やってはいけないことがあります。

それは、コミュニケーションには自分に対する内側のコミュニケーションと、他人に対する外側のコミュニケーションがあり、それぞれのコミュニケーションは別物であるからです

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手段が目的になる悲劇

手段が目的になる悲劇

「頑張ったのに相手が思っていたように喜んでくれない」「意見が食い違いチーム内で対立してしまっている」

そうなる理由が、本来の目的が見失われている場合があることがあります。

本人にとっては目的を実現しようとしているつもりでも、手段が偽の目的にすり替わってしまっていることがあります。

今回は、それにまつわる3つのエピソードを紹介いたします。

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影響されない技術

影響されない技術

「あんなにやる気がない職員と一緒に働くとモチベーションが下がります」「愚痴を言って働いている職員を見ると腹が立ちます」

職場の人間関係が原因で悩み、退職しようか考えているという話をよく耳にします。

責任感が強く正義感のある職員ほど、このような感情を抱く傾向があります。

こういう声を聞くと、「とても頑張っているのに残念だな」「能力が高いけどもう一歩だな」と感じてしまいます。

それは、周囲の人

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人を許せるようになる方法(前編)

人を許せるようになる方法(前編)

「あれだけ言ったのにまた繰り返すなんて許せない!」「あんな態度を取るなんて許せない!」

許せないという感情は、職場の対人関係の中で最も厄介な感情であり、この沼に落ち入るとなかなか抜け出すことができません。

許せないという感情が続くと、自分自身の体調を壊し病気まで引き起こします。

許せないことがあるとそのことに囚われてしまい、人生の貴重な時間や頭のエネルギーを相手のために奪われることになります

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