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読書感想

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読書感想 - 「すごい手抜き - 今よりゆるくはたらいて、今より評価される30の仕事術」 佐々木 正悟

読書感想 - 「すごい手抜き - 今よりゆるくはたらいて、今より評価される30の仕事術」 佐々木 正悟

感想完璧主義の危険性をこれでもかと書き連ねた本。

完璧主義というのは実は本人も結構苦しいスタイルだと思います。完璧というものはこの世に存在しないということを受け入れていないため、どこまで頑張ってもやりきった感がなく、自分を評価できない。一生懸命やっているのに評価されない。それは、完璧を追求するというスタイルによって、締め切りを守らなかったり、コストをかけすぎたりということで生じるわけですが、本人

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読書感想 - 「平気でうそをつく人たち:虚偽と邪悪の心理学」 M・スコット・ペック

読書感想 - 「平気でうそをつく人たち:虚偽と邪悪の心理学」 M・スコット・ペック

感想悪とは、邪悪とは何か?

著者のペックはそれを精神医学的見地から解き明かそうとします。その行為自体が悪となる危険性を自覚しながら慎重に。

自分自身にたいして完全に正直であれば 、自分の罪に気づくはずである 。その罪に気づかないならば 、自分自身にたいして完全に正直ではないということになり 、それ自体が罪である 。

この罪の考察から、ペックは邪悪をこう定義する。

邪悪な人たちの特性となって

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読書感想 - 「「呼吸力」こそが人生最強の武器である」 大貫崇

読書感想 - 「「呼吸力」こそが人生最強の武器である」 大貫崇

感想呼吸を意識してトレーニングしていないと、人はたいてい吸いすぎになるという指摘に目から鱗。吸わないと吐けないと思い込んでいる人が多いが逆だと。吐かないと吸えない構造になっていると(横隔膜は吐いた状態でリラックスし(緩み)、吸った状態で緊張する(縮む))。

また、口から吸うのではなく鼻から吸うようにすることで鼻という天然のフィルターを通して空気を取り入れることができるので吸うときは鼻一択だと。

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読書感想 - 「人生は攻略できる」 橘玲

読書感想 - 「人生は攻略できる」 橘玲

感想先日の note にも書いた facebook の「いいね!」の傾向だけから人のキャラクター傾向をつかむたった六つの指標とその判定テストが一番の収穫。

基本的に10代後半から20代の若者向けに書かれている本なので40歳の私からすると「もう20年早く出会えていたらなぁ」感はある。しかし、いつ出会おうと今後はそうするしかないわな〜的なことが書かれているので、遅きに失したとしてもやるしかない感。

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読書感想 - 「寄付をしてみよう、と思ったら読む本」 渋澤健 鵜尾雅隆

感想

私は準認定ファンドレイザー資格を持っているのですが、お恥ずかしいことにこの本を読むまでは(つまり数時間前までは)「ファンドレイジングって必要悪だよね」ぐらいの感覚をもっていました。

寄付は各自の自発的な想いで発生するべきもので、そういう行動を戦略を立てたり、コントロールするような活動ってどうなの?という思いを日々抱いていたのです。「寄付額○○円の寄付者を○○円の高額寄付者に育てよう!」み

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読書感想 - 「なぜ,仕事が予定どおりに終わらないのか?~「時間ない病」の特効薬!タスクシュート時間術」 	
佐々木正悟

読書感想 - 「なぜ,仕事が予定どおりに終わらないのか?~「時間ない病」の特効薬!タスクシュート時間術」 佐々木正悟

感想

「見積もり」+「実測」というセットを持ち、時間的な余裕など全くないことを骨身にしみて実感するために、タスクシュートという時間管理術を解説する本書。

タスクシュートは、一日の1分以上かかる全ての行動を書き出し、分単位で見積もり、実測値を書いていくという一見病的にも思える方法論なのですが、これは「予測と現実のズレが異常に大きい」ということを認識し、意識に叩き込むために必要なことだと著者は力説

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読書感想 - 「鬼速PDCA」 冨田和成

読書感想 - 「鬼速PDCA」 冨田和成

感想

PDCAは業務シーンにて日常的に多用される言葉です。しかし、口で「PDCAを回しましょう」と言ってはいるものの、本当に回しているか?と問われると怪しいなと感じていました。特に会議の場で発せられるPDCAは先送りの言い換えのケースが散見されます。

本書はPDCAの回し方を体系的に、かつ鬼速(高速)で回す方法について詳説するものです。著者は「PDCAほどわかっているつもりでわかっていない、そ

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読書感想 - 「たった一人の熱狂」 見城徹

読書感想 - 「たった一人の熱狂」 見城徹

感想

私は努力にリミットをつける癖があった。また、状況に適応することを優先し過ぎて、自分がやりたいことを突き詰めるということをあまりしない傾向があった。

見城徹氏の「好きだからこそ圧倒的努力ができる」という言葉に、私は圧倒的努力ができるほど好きなことを行なっているだろうか?好きでもないことを無理矢理努力しようとしていないだろうか?結果として100%以上の努力になっていないのではないだろうか?と

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