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「AIと著作権に関する考え方について」を読む
すっかり春めいてきましたが、いかがお過ごしでしょうか。
本稿では、文化審議会著作権文化会法制度小委員会の「AIと著作権に関する考え方」(以下「考え方」)について解説します。考え方は2024年3月15日に最終版が公開されましたが、前代未聞の2万4938件ものパブリックコメントを集めており、世間の関心の高さが窺えます。
「考え方」には、私なりの意見もあるのですが、本稿では、私の意見はともかくとして、
「AIと著作権に関する考え方(素案)」の解説(一般向けver)
1.はじめに2023年12月20日に文化審議会著作権分科会法制度小委員会から、「AIと著作権に関する考え方(素案)」(以下「素案」)が公開されました。
あくまでも素案であり、今後の議論やパブリックコメントにより変更される可能性がありますが、少なくとも一定の方向性は示されたといえます。
素案は、今後のAI開発・利用や著作権者に大きな影響を与える可能性があることから、その内容を知ることは重要ですし、問
【AI】生成AIを利用する場合に気を付けなければならない著作権の知識
はじめに最近は、テクノロジー法を主に取り扱っています。その中でもAI、Web3、メタバースは、現時点では別系統の話題の感が強く、一緒くたにNOTEに書くのはためらわれ、それゆえにNOTEに何を書くか迷っていたのですが、タイトルに【AI】【Web3】【メタバース】と入れることで全部NOTEに書くことにしました。これで問題解決しました!
ということで、今回はChatGPTの登場で、最近盛り上がっている