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朝6時からバイト。休憩中。あがったらアイスを食べよう。
花束の最期なんて知らないまま
花束を喜べるのは、”今”を尊ぶ人間に限られる。
対して、”過去や未来”に囚われる人間にとって、花束は不吉だ。彼らは花束をいずれ捨てなければいけないものと認識する。
”今”の人間は楽観的なことが多く、世間に淘汰されやすい。私は淘汰される。”過去や未来”の人間は悲観的なことが多く、世間の波に呑まれやすい。僕は波に呑まれる。
人間は枯れた花をなかなか捨てられない。割り切れない。まだ、この日々に彩を添え
鼓膜が破れて、赤マルの箱を買った今年。
12月23日
彼女の話をしよう。
イブイブを迎えて浮かれ気分の恋人たち。彼女とその恋人も例外ではなかった。彼女は恋人に耳掃除をねだり、いつも通りこころよく承諾された。右耳では"CHRISTMAS JAZZ"と書かれたプレイリストを聴き、左耳ではこそこそと綿棒の動く音を聞いた。
突然の痛みを感じたのは、右の耳掃除も終盤であった。
もう一度言う。彼女たちは世の恋人たちに漏れず浮かれていた。夕食には美味