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7.21 NUMBER SHOT 2019@海の中道海浜公園野外劇場

開催6年目の福岡のビッグフェスティバル、6年連続で2日目に参加。前身のHIGHER GROUND時代からポップス寄りのイベントだったのだけど最近はかなりゴリゴリになりつつあって、今年も1日目のメンツはほぼ京都大作戦だった。2日目は一転してアイドルもラッパーも交えてバラエティ豊かな1日に。ソールドアウトの大盛況だったのだけど、前日からの大雨で地面は常にぬかるみっぱなし、服が乾いてきた頃にまた雨は降り出すし散々。個人的には人生最泥フェスだったけど、そのサバイブ感含めてとてもいい思い出に!

11:00- GANG PARADE
WACKアイドル随一の野蛮さって印象は間違いなかったけど、大人数を活かした圧のあるパフォーマンスは見栄えがイイ。「Plastic 2 Mercy」のEDMなドロップは耳に残りすぎるし、肩組ジャンプのはしゃげっぷりは凄い。ドラムロゴスをドラムゴロスと間違えちゃってた最若手のナルハワールド(推しに決めた)がセンターを務めるフォーメーションが多くて良かった。お姉さんたちに混ざってがむしゃらに頑張っている子、というのに滅法弱い僕だよ

-setlist-
1.ブランニューパレード
2.BREAKING THE ROAD
3.GANG PARADE
4.Plastic 2 Mercy
5.Beyond the Mountain
6.FOUL

11:50- KREVA
今年はほとんどサブステージで観たので、昼間のメインステージの印象はほぼクレさんのみ。観るのは2回目で、去年観た時とほぼ同じ曲しかやらなかったのはワンマンに行けってことなのかなぁ、と思いつつ、夏フェスで勝つためのセトリを完成させて洗練し続けてるとも言えるのよな。「イッサイガッサイ」でばっちり引き込むの正解すぎるし、"めちゃくちゃ巧いラップ"として「基準」が鳴るの完璧だし、「音色」で締めるしかないのよな

-setlist-
1.イッサイガッサイ
2.パーティーはIZUKO?
3.基準
4.ストロングスタイル
5.Na Na Na
6.音色

12:50- ばってん少女隊
かねてからと目標と公言してきたこのフェスへの出演、最高の相性だったMAYSON'S PARTYの演奏も携えた本格的なスカコアサウンドできっと初見の人も掴めたはず!メンバー全員がずっとハイな状態で珍しく段取りをトチったりしててその抑えきれない気分が何とも愛おしかった。普段はクールな星野蒼良が最後涙ぐんでたのが、ね!夢が叶う瞬間は素晴らしいよ!それはファンも同じ。待ち望んでた!とばかりに押し合いへし合いをかましてた

-setlist-
1.but-show TiME
2.ばってん少女。
3.びびび美少女
4.Number Shot
5.よかよかダンス
6.おっしょい!

13:45- 木村カエラ
ゼロ年代中盤をROCKIN'ON JAPANと共に過ごした身としてはロックディーヴァとして胸に刻まれしレジェンド的存在。正直、聴きたい曲多すぎるからフェス尺ってどうなんだろうと思っていてたら、15周年メドレーですよ!やっぱ中学生くらいに聴いてた音楽って体が覚えてるもんですね、全部口ずさめたもの!「TREE CRIMBERS」とかめちゃ好きだったな、って。あと「BEAT」はこんな良い曲だったかね?と。太くて良いギターの音だった。

-setlist-
1.Butterfly
2.15thメドレー
 いちご
 STARs
 Samantha
 Ring a Ding Dong
 Jasper
 Happyな法被
 マスタッシュ
 HOLIDAYS
 TREE CLIMBERS
 Yellow
3.BEAT
4.Magic Music

14:40- teto 
久しぶりに観たらリハからマイクスタンドを倒すやらステージを転げまわるやら、エナジーを持て余しまくり系のボーカルとなっていた小池、1曲目で客席に2回ダイブしてたよ。もうちょいその綺麗なメロディをしっかり歌ってくれてもエエんやでと思わなくもないけど、溢れ出ちゃってるならその叫びも仕方ないね!大好きな「拝啓」も聴けて良かった。あれイントロからぐるぐる走り回りたくなるような曲だと思ったけど意外とやってなかったな

-setlist-
リハ:Pain Pain Pain
1.高層ビルと人工衛星
2.暖かい都会から
3.9月になること
4.拝啓
5.光るまち

15:10- BiSH
16:00- ヤバイTシャツ屋さん
tetoをしっかり観てたらBiSHにはだいぶ遅れて到着。まさかバンドセットだとは!「NON TiE-UP」とか海の中道で鳴ってるの聴きたかったなぁと思いつつも、「プロミスザスター」と「beautifulさ」は聴けて良かった。ワイバンでしっかり観る!そして次のヤバイTシャツ屋さん、ぼーっとしたらすげー前まで来ててリハでズボンがどろどろになるまで巻き込まれたのであえなく戦線離脱。キッズは皆あのうねる人波に揉まれて音楽聞いとるんか、凄い!

16:30- 赤い公園
石野理子がボーカルを務める新体制となってからは初見。リハの「NOW ON AIR」がよりさっぱりとしたアレンジになってて驚いた。既存曲にも手を加えていく柔軟さ!1曲目の「サイダー」から石野理子のシュッとした佇まいと凛とした歌声が抜群に合ったし、知ってる曲なのに新しいバンドの曲のように聴こえた。フレッシュな新曲群の中でも「夜の公園」は広く愛される名曲になるはず。米咲が理子に歌わせたいのであろう言葉が詰まっていたよ!

-setlist-
リハ NOW ON AIR
1.サイダー
2.消えない
3.KOIKI
4.凛々爛々(新曲)
5.夜の公園(新曲)
6.Highway Cabliolet

17:25- Nulbarich
黄昏時に差し掛かり、チルな時間を期待してたが想像以上にアグレッシブなアクトだった。アーバンポップもスケールが伴うと、こんなにもフェスの場にしっくり来るんだなぁと「Kiss You Back」聴くと思う。あと「Sweet and Sour」が聴けて嬉しかった。「デザイナー渋井直人の休日」エンドロールの光石研ばりにくねくねと踊ったよ。赤い公園の終わりから降り出した雨は切れ目なく我々を濡らしていたけど、関係ないロマンチックな時間だった。

-setlist-
1.It's Who We Are
2.Kiss You Back
3.Sweet and Sour
4.Zero Gravity
5.Super Sonic
6.Stop Us Dreaming

18:20- King Gnu
サブステージのトリ。去年3月にINSAという250人キャパのライブハウスで観たのだけど1年とちょっとでこの拡大っぷり。カリスマ登場による大歓声、それほど暴れるような曲調でもないんだけど「Vinyl」の高揚感って何なんだ。「Prayer X」も「白日」も合唱するような曲じゃないんだけど何でこんなに歌いたくなるんだ。その疑問全てが今の彼らの求心力に繋がっているような不思議な時間。豪雨の中で演奏する彼らは世界の終わりのロックバンドってこんな感じなんだろうな、という、壮絶さを加味してくれていた。

-setlist-
1.Vinyl
2.Sorrows
3.Prayer X
4.Slumberland
5.白日
6.Flash!!!

19:50- フレデリック
野外フェスで大トリを務めるのは初だということでかなり気合十分。そもそも夜にちなんだ楽曲が多いバンドだから合うだろうと思ってたけど、こんなに良いとは。正直、昼に観てきた今までの何十倍も良かった。「ナイトステップ」でぐっと惹きつけた後に「NEON PICNIC」でクールに揺らしてくるブロックは40分尺じゃないとなかなか見せれない一面だ。最後の「オドループ」はぬかるみにハマりながらも腕のみでブチ上がった。<ダンスは笑顔で待ってる>って歌詞で本当に泣きそうになった。今がソレだな、ってね。

-setlist-
リハ:ディスコプール
1. オンリーワンダー
2. シンセンス
3.KITAKU BEATS
4. ナイトステップ
5.NEON PICNIC
6.かなしいうれしい
7.スキライズム
8.飄々とエモーション
9.オドループ

WACK、ラウド系のアイドルの台頭や、サブステージを締めたのがビートに重点を置いたNulbarich~King Gnuの流れであったり、夏フェスというのも徐々に変化していくのだなぁと。そして「オドループ」がリリースから5年経ってフェスを締めくくる1曲へと育ったのも1周回ってきたのだなぁと。去年「GOLD SOUNDZ」で夜ダンやキュウソをトリで観た時にも思ったけど、若手と呼ばれていた2010年代中期以降のバンドをようやく夜に観る機会が増えたのがとても嬉しい。次の夏フェスは山口のWILD BUNCH FEST.2019で。

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