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#村上春樹
大いなる眠り レイモンド・チャンドラー 村上春樹訳~読書記録377~
1956年に二葉十三郎が翻訳したが、2012年、村上春樹が新たに翻訳した。
レイモンド・チャンドラーといえば、探偵マーロウだ。
かなり昔に翻訳されていたが、村上春樹訳はやはり読みやすい。
十月半ばのある日、ほどなく雨の降り出しそうな正午前、マーロウはスターンウッド将軍の邸宅を訪れた。将軍は、娘のカーメンが非合法の賭場で作った借金をネタに、ガイガーなる男に金を要求されていたのだ。マーロウは話をつけ
海辺のカフカ~読書記録375~
海辺のカフカ 村上春樹 2002年
『海辺のカフカ』(うみべのカフカ)は、村上春樹の10作目の長編小説。 ギリシア悲劇と日本の古典文学を下敷きにした長編小説であり、フランツ・カフカの思想的影響のもと[注 1]ギリシア悲劇のエディプス王の物語と、『源氏物語』や『雨月物語』などの日本の古典小説が物語の各所で用いられている。15歳の少年「僕」が、不思議な世界を自ら行き来しながら、心の成長を遂げていく物