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帰ってきた空飛び猫~読書記録397~
帰ってきた空飛び猫 ア−シュラ・K.ル・グウィン 村上春樹訳
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平和な森でののびのびと暮らすセルマ、ロジャー、ジェームス、そしてハリエットの仲よし4兄弟。喧噪の街に残るお母さんが気になって飛んでいってみると――。こわされる直前のビルのかげに小さな翼をはやした影。それがジェーン、彼らの小さな妹だったなんて。『空飛び猫』につづいて、おたのしみください。
空飛び猫の続編になる。
新たに加わった妹も羽が生えていた。
だが、それゆえにか、人間に酷く虐められ、母とも離れ、臆病で他のものを警戒する猫になってしまう。
その辺りは、本当に猫の性質をよく知っているからこそ書けるのだろうなと思う。
訳者の村上春樹は、あとがきで
この本はもちろんファンタジーなのです。そしてファンタジーというものはとても個人的なものなのです。
と書いている。
本当にその通りだと思う。この話が何歳まで楽しいと思えるか?それも個人差があるのだろう。
この本に魅入られてしまった私がいる。
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