紗綾

やっぴー

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シリアルキラー展の感想

シリアルキラー展に行った(2024.5.19) 黒髪ボブサブカル眼鏡女オタクさんがシリアルキラー展に参りますよWと意気揚々、眼鏡かけてシリアルキラー展に行った。なのに、想像…

紗綾
10日前
2

デタラメな生活をしていたら頭が痛くなった〜。とんだおばかさんだね。 自分の悲しみを忘れてみんなのことを心配してると少し気が紛れる。みんなの不幸とかで頭をいっぱい…

紗綾
3週間前
2

私の悲しみ、葛藤を他人に掌握されてたまるか

自分でもそんなに気にしていないし、 私は美とは葛藤のことだと考える。自分の醜さにいじけて、不幸ごっこをしている私はたしかに、いじらしくて愛らしく、かわいいこだっ…

紗綾
1か月前

Helsinki Lambda Club フジロック

私の世界一大好きなバンドがフジロックに出て本当に幸せだよ!それの感想です(❀╹◡╹) 何から始まるんだろうとワクワクした一曲目は『午時葵』!私が初めてこの曲を生で…

紗綾
1年前
5

ビューティフルに生きる‼️

音楽めちゃ好きウーマンこと宮部です。やはやは 音楽が好きと言っても、ちゃんと自分で何を聞くか選ぶようになったの、小5とかそんくらいからなんですよね。それまでは、…

紗綾
2年前

「名作」に億劫になった

最近、いわゆる「名作」と呼ばれるものを自分が見たり読んだりする必要ってあるのかなと思うようになってしまった。 今ちょっとなんとなく元気ないからこんなことをぼんや…

紗綾
2年前
1

幸せでいてね

自分には嫉妬心がないし、常にのんびりしているから恋愛に向いていない。 好きな人の笑顔が見れたら満足で、それは別に私の傍でなくったっていい。本当にSNSでたまに幸せ…

紗綾
2年前

C級映画からB級映画へ

自分の人生は自分が主人公やと思いながら毎日生きとるんやけど、一生部屋から出ねえ陰鬱人生でマジ大丈夫そ?ってやっと気づいた、今日。 そろそろちゃんと外出たいね。私…

紗綾
2年前
3

分類できない愛

私は星についてはよく知らない。どの星がなんて名前か、どれが繋がってなんの星座を成しているのかもよく知らない。中学の頃に習った星の動きなんてのも、もう忘れてしまっ…

紗綾
2年前
5

メランコリーボーダーコリー

対象化されたものとして時間や過去をみれたらどんなに楽だろうか。 母親は好きだし、今の母親が抱える悩みにも力になりたいと切に願っている。母親は父親に奴隷のように働…

紗綾
2年前
2

喪女、二十歳になりまして

私には悪い癖がある。スーパーやコンビニで買い物をしながらイヤホンでラブソングを聴いていると泣きそうになる癖だ。 私は昔からモテない。というか、20年間ほぼずっと恋…

紗綾
2年前
4

なるべく幸せになりたくない

一人暮らしの幸福に慣れたある日、自由ほどの不幸はないなと気づいた。自分のためにだけ生きる生活は何処か退屈で、己の往く先を見失いそうになる。 自由は残酷にも自己責…

紗綾
2年前
7

毎朝、出窓に差す光に起こされて、うなだれてベッドからたつ。まず、トイレで用を足し、その後、手を洗うために洗面台に立つ。朝起きてから、たった30分の時間のほとんどは…

紗綾
2年前
5

日記

6/24 自転車を漕いでいる時、道にランドセルを背負った小学生が2人いたので、減速して追い越そうとした。小学生は、私の自転車の音に振り返って端による。追い越しざまに…

紗綾
3年前
3

理解と感覚、知識とセンス

世界に対する解像度を上げたくて私はずっと知識を欲していた。 今日、村上龍のエッセイ、『すべての男は消耗品である。』を読んでいた。その中の「政治とチーズについて」…

紗綾
3年前
10

塵芥

学校からの帰り道に、壺の中を泳ぐ金魚を見た。金魚を飼うのもいいかも知れない、と思った。私は犬が好きだった。本当は犬を飼いたかった。ずっと、自分の生活もままになっ…

紗綾
3年前
4
シリアルキラー展の感想

シリアルキラー展の感想

シリアルキラー展に行った(2024.5.19)

黒髪ボブサブカル眼鏡女オタクさんがシリアルキラー展に参りますよWと意気揚々、眼鏡かけてシリアルキラー展に行った。なのに、想像よりも重たい気持ちになって帰ってきてしまった。

元々ワタシほ凶悪犯罪へ対してフォークデビル化(犯罪者を寓話上の悪魔のように非難するだけで犯罪に至る経緯や背景に目を向けないこと)を起こして問題を見落とすのは犯罪の再生産を繰り返

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春

デタラメな生活をしていたら頭が痛くなった〜。とんだおばかさんだね。

自分の悲しみを忘れてみんなのことを心配してると少し気が紛れる。みんなの不幸とかで頭をいっぱいにしていると自分のことがどうでもよくなる。それくらいに私はアンタらを心配してる。こんなズルい気持ちでも良かったら頼って欲しいよ。もっとみんな弱いところ私に見せて欲しいしー、、

生きるのって難しいよな。生きてるとたしかに楽しかったことも蓄

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私の悲しみ、葛藤を他人に掌握されてたまるか

私の悲しみ、葛藤を他人に掌握されてたまるか

自分でもそんなに気にしていないし、

私は美とは葛藤のことだと考える。自分の醜さにいじけて、不幸ごっこをしている私はたしかに、いじらしくて愛らしく、かわいいこだった。それなのに、それは簡単に私の顔の出来を認められてしまったら、自分の唯一の美点さえも失ってしまう。葛藤こそがいじらしいかわいさなのに。汚いオヤジの吐くその「かわいいね」に私は非道く汚されていた。

私がかわいいのも、私がブサイクなのもお

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Helsinki Lambda Club フジロック

Helsinki Lambda Club フジロック

私の世界一大好きなバンドがフジロックに出て本当に幸せだよ!それの感想です(❀╹◡╹)

何から始まるんだろうとワクワクした一曲目は『午時葵』!私が初めてこの曲を生で見たのは2020年のコーストでやったBAYCAMPでなんだけど、つくづくヘルシンキって実は広いステージが似合うんだよなと思わされてしまう。広いステージでたくさんの観客に囲まれて、やってる午時葵が最高なのは画面からも伝わったね。。!

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ビューティフルに生きる‼️

ビューティフルに生きる‼️

音楽めちゃ好きウーマンこと宮部です。やはやは

音楽が好きと言っても、ちゃんと自分で何を聞くか選ぶようになったの、小5とかそんくらいからなんですよね。それまでは、親の車で流れるグリーン・デイ、マイケル・ジャクソン、あとめちゃくちゃ初期の星野源とか聴いてたな。

そんな音楽にまだちゃんと興味無いときに聴いててそれが耳に残ってたのが毛皮のマリーズの『ビューティフル』なんだけど、いい歌だよね。あとついで

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「名作」に億劫になった

「名作」に億劫になった

最近、いわゆる「名作」と呼ばれるものを自分が見たり読んだりする必要ってあるのかなと思うようになってしまった。
今ちょっとなんとなく元気ないからこんなことをぼんやり考えてしまうんだろうな。

高一のとき、名作映画の「LEON」を見た。感想は、「そんなに面白くないな。」だった。自分には恋だとか愛だとかが理解できてなかったのかもしれない。理由はなんでかわからないけどとにかく自分にはハマれなかった。

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幸せでいてね

幸せでいてね

自分には嫉妬心がないし、常にのんびりしているから恋愛に向いていない。

好きな人の笑顔が見れたら満足で、それは別に私の傍でなくったっていい。本当にSNSでたまに幸せそうな姿を見れるくらいで十分私もニコニコできる。けれど、恋愛は感情的な人の方が向いているのだ。もっとワガママな方が意中の彼を自分の物に出来るものだ。

私には嫉妬心や束縛が酷く醜いものに見えた。なぜ人をそんな物のように扱えてしまうのだろ

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C級映画からB級映画へ

C級映画からB級映画へ

自分の人生は自分が主人公やと思いながら毎日生きとるんやけど、一生部屋から出ねえ陰鬱人生でマジ大丈夫そ?ってやっと気づいた、今日。
そろそろちゃんと外出たいね。私の根本が他への不信感強すぎるから外出ないんだよね。
けど、自分の人生が映画やとしたらこの映画クソすぎるやろって気づいたのでせめて生活は営んできたいな〜 外に全くでなくて面白い映画ってホラーだけだからね。
高校生くらいまでは、みんなそれぞれの

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分類できない愛

分類できない愛

私は星についてはよく知らない。どの星がなんて名前か、どれが繋がってなんの星座を成しているのかもよく知らない。中学の頃に習った星の動きなんてのも、もう忘れてしまった。それでもわたしは星が美しいことだけはよく知っている。

私は音楽が好きだけれど、そのコード進行だとか音楽理論を全く知らない。正直AメロBメロの意味もよくわかっていない。ただ、私の好きなアーティストが掻き鳴らすそのギターは美しく、聴いてい

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メランコリーボーダーコリー

メランコリーボーダーコリー

対象化されたものとして時間や過去をみれたらどんなに楽だろうか。

母親は好きだし、今の母親が抱える悩みにも力になりたいと切に願っている。母親は父親に奴隷のように働かされており、その愚痴を度々私にこぼす。「もうそろそろ離婚しようかなあ。」私は「そんなに嫌なら離婚すればいい」というが問題は、そうは単純にいかないのが常である。

私は高三の春に家出した。それまでなんやかんやずっと勉強を頑張ってきて、行き

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喪女、二十歳になりまして

喪女、二十歳になりまして

私には悪い癖がある。スーパーやコンビニで買い物をしながらイヤホンでラブソングを聴いていると泣きそうになる癖だ。

私は昔からモテない。というか、20年間ほぼずっと恋人がいない。私は人に愛される自信だとか度胸が人一倍欠けているのであった。

スーパーで買い物をしているとき、私は色々なことを迷う。「晩ご飯は何にしようか、自分は何が食べたいのだろうか。」「晩ご飯を作る余裕はあるのか、もうお弁当とかを買っ

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なるべく幸せになりたくない

なるべく幸せになりたくない

一人暮らしの幸福に慣れたある日、自由ほどの不幸はないなと気づいた。自分のためにだけ生きる生活は何処か退屈で、己の往く先を見失いそうになる。

自由は残酷にも自己責任を伴う。かつて不幸な実家に身を置いていた私は、目処の立たぬ幸福に若干の諦めと心地の良い怠惰を覚えていた。

一人暮らしの生活は選択の連続で、選択の連続こそが自由であり、責任を己に帰すのであった。私は優柔不断に今日も晩飯を選べなかった。不

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鏡

毎朝、出窓に差す光に起こされて、うなだれてベッドからたつ。まず、トイレで用を足し、その後、手を洗うために洗面台に立つ。朝起きてから、たった30分の時間のほとんどは、洗面台の前に立っている。まだ眠たい閉じた目を開けるために顔を洗う。顔を拭き、目を十分に開けると鏡が見える。鏡の中に映る自分はどこか不機嫌そうだ。

私は私の顔を知らない。毎朝化粧をする時に顔をまじまじと見ているはずだが、自分の顔が分から

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日記

日記

6/24

自転車を漕いでいる時、道にランドセルを背負った小学生が2人いたので、減速して追い越そうとした。小学生は、私の自転車の音に振り返って端による。追い越しざまに一人の女の子が「お姉さん綺麗〜」と大きな声で言ってくれた。私は全てが救われたような気がした。

昔から美醜に苦しんでいた。

人と喋る時自分が醜い顔をして人を不快にさせていないか心配して、怯えながら会話してしまう。化粧をする過程で鏡

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理解と感覚、知識とセンス

理解と感覚、知識とセンス

世界に対する解像度を上げたくて私はずっと知識を欲していた。

今日、村上龍のエッセイ、『すべての男は消耗品である。』を読んでいた。その中の「政治とチーズについて」という話が面白かった。ざっくりとまとめると、村上龍はフレンチレストランに行く度に料理に関する説明を受けるのにウンザリしているという話だ。村上は料理の調理法が重要なのではなく、単純にその料理が美味いか美味くないかのみが大切で、それを決めるの

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塵芥

塵芥

学校からの帰り道に、壺の中を泳ぐ金魚を見た。金魚を飼うのもいいかも知れない、と思った。私は犬が好きだった。本当は犬を飼いたかった。ずっと、自分の生活もままになっていないような私には、動物を飼うことは難しいだろうと思っていた。それでも、私は言葉を向ける必要のない友人が欲しかった。言葉もなく、何もわからないままに私を慕う友人が欲しかった。金魚はいいのかもしれない。立ち止まった後、10歩ほど歩いた頃に、

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