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こころの処方箋 ココトバブレンド

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【こころの処方箋 ココトバブレンド】 ココトバブレンドのマガジンです。 心からの言葉、ココトバを紡いで、 皆様の心の機微に触れたら幸いです。
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#部屋

■刺すほどの孤独を飼いて寒の夜薬缶の湯気にくゆる乳房よ

■刺すほどの孤独を飼いて寒の夜薬缶の湯気にくゆる乳房よ

【こころの処方箋ココトバブレンド】

■刺すほどの孤独を飼いて寒の夜
薬缶の湯気にくゆる乳房よ

月灯りが煌々と冴えわたる寒の夜

誰も居ない部屋で

黒猫のように

孤独を飼い馴らしているのであります。

中原中也が詩に詠んだ『冬の夜』の

一節が身に滲みてきます。

かって中城ふみ子が『乳房喪失』という

歌を詠んだが

わたしには【乳房永遠】なのであります。

この寒の夜に

解凍できる乳房

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■寒き夜に芯まで凍えし我がカラダを熱き乳房でわれを死なしめよ

■寒き夜に芯まで凍えし我がカラダを熱き乳房でわれを死なしめよ

【こころの処方箋ココトバブレンド】

■寒き夜に芯まで凍えし我がカラダを
熱き乳房でわれを死なしめよ

東京も雪は降らないものの

身も凍るような寒さが続いている。

仕事を終えて、誰も居ず灯りもない

家に帰ってくるが

すぐに暖房のエアコンのスイッチを入れても

なかなか部屋は暖まらないひとり身の

辛さである。

身体を暖めるために赤のワインを

飲むものの

我が心までは暖まらない・・・・

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■身を削り働き終えて帰宅すれど妻子はそっぽオヤジの孤立

■身を削り働き終えて帰宅すれど妻子はそっぽオヤジの孤立

【こころの処方箋ココトバブレンド】

■身を削り働き終えて帰宅すれど
妻子はそっぽオヤジの孤立

会社で身を粉にして働くサラリーマンのお父さん

唯一の安楽の場所は家庭であったはずであった。

しかし、現代の家庭には

お父さんたちの居場所が失われつつある。

子供たちが大きくなり、

それまで書斎していた部屋が、

子供部屋になり追い出され、

リビングに居れば妻や娘たちと

話題があわず会話か

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