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かれん
2023年8月15日 00:02
`あー疲れた'マリンは絨毯だけ店に帰らせて、昼間からオープンしてくれる三軒茶屋のバー『CANDY』に入った… たまには、普通のマスカらしく自分の羅針盤に従って歩いた結果、辿り着いた店。 まだ誰も居ないカウンターで、一杯目の黒ビールを頼み、手を洗う為にトイレを借りた。 泡をいっぱい出して手につけ、5秒を数える…血がよく取れるのだ。 5...
2023年8月14日 02:00
ユイトは病室の前にある、長椅子に座って眠けと戦っていた。寝落ちるのかー丁度そのとき! 病室の内側からドアがパカっと開けられ部屋の中からブロンドの綺麗な女性が出てきた。 `ええー! 夢?' 女は凛とした立ち振る舞いで、 「おい、ユイトこっちに来なさい」と言った。開けぱなしのドアの向こうには同じく開けぱなしの窓から冷たい外の空気が伝わった、 `これは
2023年8月13日 00:03
ユイトの目の前で手術室のドアが閉まった…。 `救急車に初めて乗ったな…' 10分弱…大体のスケッチを描き終えて、色合いを残そうとスマホで写真を撮った途端、カレンは倒れた。 そこからは緊迫感で頭が追いつかない状況が続いた… やっと一息がついたユイトは長椅子に座り深く息を吐き、目をつぶって綺麗なカレンを思い出した… `そうだ、写真!'ユイトはスマホの出してさっき撮った写真を確認した。
2023年8月12日 01:58
ユイトとカレンは、寒い中…ケーブルカーで高尾山駅に着いた。 高尾山の表参道と言われている1号路にあたりでそこからはカレンは手を離してユイトの前を歩き出した。 山に行くのに、いつもの赤い靴を裸足で履いて歩いているカレンは、足首までくる青いロングスカート着てて、ユイトは寒そうに見えてるカレンの足元から目を離さず歩いた… 2分ほど過ぎ、「霞台展望台」が見えた。 2人しか居ない…寒い空気の中、
2023年8月11日 02:01
いつまで玄関にいたのか……目を開けた早苗は自分の部屋の天井が見えた、 部屋の外からお母さんの声が聞こえた。誰かと通話中? 「はい、先生…いや、初めてです! 今まで学校も、塾も行かなかったことなんて無かったです… 、、はい…そうですね。 明日ですか? はい、いえいえ…大丈夫です! ありがとうございます。はい、失礼致します」電話を終えた、お母さんが入ってくる!早苗はすぐ目をつぶっ
2023年8月10日 00:41
マリンが青髭としたのがこの約束なのだ。城の地下にある部屋に向かいながら、マリンはジンに聞いた。 「青髭がなんで私に協力してると思う?」ジンが答えを言えないとマリンはまたすぐに質問した、「今年で何歳になった?」 ジンはすぐ、「410歳になりました!」マリンは、「違う…青髭が何歳か、、」 ジンはスマホを出して調べ、「え〜と、325歳、えっ、マリン様より年下だったんですか?」マリンは、「
2023年8月9日 17:16
いきなり過ぎた! マリンは走り出した。裸足でふわふわの階段を感じる間も無く、飛ばして2階に上がった。急いでジンも追いかけたら、 大きい窓の欄干に立っているマリンは冷たい風邪を受け、白のレースガウンが飛ぶように揺れてた… 窓から見える空には早苗の魂が、赤い靴に連れ回されて聞こえない悲鳴をあげて踊りを始まったばかり。 ジンはマリンが笑っているかもと思ったらゾッとして声をかけられず、黙
2023年8月9日 01:33
ツイッターが動き出す…?でも今回の投稿はユイトがリツイートした割にはややウケで動きが止まった。 早苗は、大きなポテトを食べる美少女を描いて投稿したけど、何か変わってるのか…絵には迫力が消えていた。 夜ユイトからの慰めの電話をもらった早苗は絵の出来より、彼に甘えられる口実と 「カレン、おやすみ」甘い声で寝落ちしたことで大満足をしちゃった。 一方、ジンはイラっとした…
2023年8月7日 23:45
私はなんでこんなに焦っているの? この焦りはこれからも付くもの? 靴とスマホはバックの中、まだ誰にもバレてない…ユイトと約束した代々木駅の狭いトイレ中で裸になり…窮屈…赤い靴を履いて持ってきた私服に着替える…スマホをチェックしながら…髪をいじって、リップを少々塗り、カレンとして登場…すぐにも踊れそうな、軽いスタップで! なのに、 なのに、、 なんであなたがいるの?近くのハ
2023年8月6日 19:52
`ん?今何時?'起きたばっかりなのに外は日が落ちて真っ暗、、スマホの時刻は午後6時を過ぎていた。 `やばい、20時間以上寝たきりだったの!'夜中かいた汗で布団まで湿気が染みたベッドから、早苗は起き上がり…久しぶりに部屋の窓を開けた。1月の冷たい空気が待ってたように入り込んで頭が覚めた。 早苗はスマホの写真を開いて、赤い靴の契約書を見つけ、最後の注意点を読んだ。 そこには、明確に
2023年8月5日 12:03
早苗が電話に出ないなんて…。久しぶりにキッチンに立って、夕ご飯の支度を終えた、お母さんはスマホをまた手に取り早苗に電話をかけた。 `出ない…… 、8時を過ぎてるのにどこで何をしてるんだろう?… 、早苗は子供の時から風邪で熱があっても食欲だけは減らなかった…' お母さんは、綺麗にできたロールキャベツを温めて皿に移し食卓に座って1人で食べ出した、 そのとき、玄関のドアが開いて早苗が
2023年8月4日 22:03
`私、大丈夫?'早苗は、家から出て電車に乗るまで何十回も同じことを思ってた。 不安になるたびに窓に写る姿をみてるけど、誰かが自分に期待を寄せて待っていると思うと汗が止まらなかった… 山手線の上野駅で降りたカレンは、 スマホで時間を確認した。 `13:56、やばい…でもトイレ行きたい!'YouTubeを見ながら化粧と髪のセットを真似するのに思う以上に時間がかかった…。
2023年8月4日 01:06
カレンは寝てるよ。 早苗もまだ寝てるよ。お母さんが急いで階段を上がってきた、 「早苗!早苗!」昨日学校も塾も休んだ娘とまだ会ってないお母さんは、心配でゆっくりドアを開けた…ベッドで寝ている早苗のおでこに手を当てた…!それどころじゃ無い、、 枕カバーとか寝巻きのTシャツとか汗でびしょ濡れてる… お母さんは早苗の体を優しく揺らして、 「早苗、起きて、、」体に手が触れた瞬間、
2023年8月3日 12:12
みんなが寝ている静かな店の中、全力でこっちに向かって来るものがいた、 みんな忘れていないか? ジンのことを…、時刻は午前0時、店のドアが開けられた。 「キルアー!、おーいキルアやろ!! なんで電話に出ない!?」いきなりのジンの登場に、びっくりしたキルアがONになると消してた画面も元に戻った、 赤い靴が相変わらず、夜空で踊っている。まだ、荒い息