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世界中古童話堂35話カレンとユイト②


    `私、大丈夫?'


早苗は、家から出て電車に乗るまで何十回も同じことを思ってた。
 不安になるたびに窓に写る姿をみてるけど、
誰かが自分に期待を寄せて待っていると思うと汗が止まらなかった…

 山手線の上野駅で降りたカレンは、
   スマホで時間を確認した。

 `13:56、やばい…でもトイレ行きたい!'YouTubeを見ながら化粧と髪のセットを真似するのに思う以上に時間がかかった…。

 カレンは駅の女子トイレの鏡の前で最後のチェックした…
 軽くつけたピンク色のティントとダークブラウンのショートヘアーでカレンの印象は明るくなっていた。

   `よし!オッケーだ!'心の声が漏れそうな気配の表情でトイレを出たカレンはユイトが待っている、公園口に向かった。

 世界中古童話堂の中、
マリンはソファーに戻りキルアを通してカレンをスキャンしていた、

 赤い靴に膝下の白いソックス、クリーム色と赤色のチェック柄のプリーツスカート、今ときのクロップト丈のライトブラウンジャケット、インナーは体のラインをみせるクリーム色タートルネックニート

 「 ジン、、
   カレンちゃん凄く可愛いくなってる!!
                    こっちきて〜!」と言いバーカウンターでくつろいているジンを呼び寄せた…


 一方、ジンとマリンよりも目を大きくして歩いて来るカレンを見ているユイトは、
   一目惚れ… に近い感覚を、いや惚れていた。ユイトは普段より声が低くなって、

   「カレンちゃん⁇、、
   俺、金澤ゆいと…え〜と初めまして!」
ユイトの緊張ぶりがカレンに伝わるとカレンは妙に落ち着き出して…固まってた顔が緩んで無邪気に笑った、

  「変なの、こっちまで緊張するよ、笑
    ユイト…、今日はよろしく!」自然に返した、
  若いお似合いカップルは仲良く歩いて美術館に向かった。


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