世界中古童話堂39話 早苗は?
ツイッターが動き出す…?
でも今回の投稿はユイトがリツイートした割にはややウケで動きが止まった。
早苗は、大きなポテトを食べる美少女を描いて投稿したけど、何か変わってるのか…絵には迫力が消えていた。
夜ユイトからの慰めの電話をもらった早苗は絵の出来より、彼に甘えられる口実と
「カレン、おやすみ」甘い声で寝落ちしたことで大満足をしちゃった。
一方、ジンはイラっとした…
昼間、
「久しぶりに、ジンのローストビーフが食べたいなぁ」とマリン様がおしゃったので…キッチンスペースをレンタルすることからローストビーフの完成まで、 半日かかりで帰って来たら…
ソファーで寝転がってドラマ『カレン』を視聴してる、マリン様の横には山盛りのクッキーとミルクが転がってた…。
ジンは深く息をして、
「マリン様、起きてから私を避けてるのは何故ですか?」とストレートに聞いた…マリンはまた質問を避けて、
「コイツはやばい、
これはまずい、」といい、チラッと帰って来たジンを見た…お人形みたいな顔でニヤニヤしながら。
早苗はどうしても塾に行く勇気がなくなった、
早苗は早苗として外に出るのが嫌になった、
赤い靴なしではずっと巣に篭りたい気持ち…
`早く木曜日になれ早く木曜になれ、 木曜日になると、私は赤い靴を履き彼と会うんだ'
その木曜日、カレンとユイトは記録を更新した。
放課後から夜の9時までべったり、でも高校生らしいコースだった…下北沢でホットケーキから古着屋、カラオケからカレー屋…早苗は体に負担を感じ過ぎて、返ってハイになった。
マリンは2人を見ながら、
「ジン、アイツの良いところはカレンちゃんが
毎回赤い靴を入ってることに関してなにも言わないところだね…」ジンからすると、どうでもいい話ばっかりかけてきた。
バタン、その時だった。
裸足で玄関を開けた途端に早苗は倒れてしまった…
キルアは早苗の足首をアップした…
うっすら引かれた、赤い線を見逃せないキルアだった。
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