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世界中古童話堂34話カレンとユイト①


 カレンは寝てるよ。


 早苗もまだ寝てるよ。


お母さんが急いで階段を上がってきた、
     「早苗!早苗!」昨日学校も塾も休んだ娘とまだ会ってないお母さんは、心配でゆっくりドアを開けた…ベッドで寝ている早苗のおでこに手を当てた…!それどころじゃ無い、、
 枕カバーとか寝巻きのTシャツとか汗でびしょ濡れてる… お母さんは早苗の体を優しく揺らして、
  「早苗、起きて、、」体に手が触れた瞬間、早苗はパッと目が覚めた…

  「お母さん! えっなんで、、」驚いた早苗は頭まで布団を被った、お母さんはベッドから離れて、

 「凄い汗だよ…早く着替え無いと、、熱は下がったみたいだね、
  今日出勤するけど7時には帰って来るから、
  夕ご飯は一緒に食べよ。

 なんかあったら電話してね…。」そう言ってお母さんは部屋から出て行った。

 早苗はすぐにスマホを確認した、

  `うわっ、12時15分!

        うわっ、ユイトからのDM…!'

早苗は勢いよく立ち上がり、洗面台の方に向かい風呂場の水の音がしてきた。

 マリンの隣の1人用ソファーに座っているジンは早苗の後ろを見ながら、

  「うわー床が落ちそうだなぁ、、」と余計な一言を…それを聞いたマリンは、

  「ジンは、初めましてだよね
    早苗ちゃんだよ!」紹介した。

さっぱりした早苗は、部屋に戻りベッドの下から赤い靴を出して鏡の前で履いた。

 マリンは眠そうなジンを叩いて、

  「ジン、お前が一番好きな場面だよ!」と言い、起こした。


 早苗は赤い靴に足をはめた、足から一気に細くなっている早苗は2.5秒でアニメにいそうな痩せてる少女に変身した!!

 早苗は何回見ても飽きない自分の姿に惚れ込んで大きい寝巻を着たままくるくる回った。

その姿を見たマリンが、

  「キルア、ユイトと出会ったら教えて!
2階で休んでくるから」と言ったのでキルアはモニターを消した…

 長旅に疲れたのかソファーに座ったまま寝てしまったジンの鼻に人差し指を当てて息を確認したマリンはニヤッと笑い、階段を登って行ってしまい…店の一階はまた静かになった…。


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