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えりょん
2023年4月12日 19:37
わたしの 生きた証を のこさないでね あなたに宛てた手紙もあなたの隣に写った写真も 全部まるごと 消してしまってね あなたの記憶からも わたしが 生きた証を わたしは あなたの事 ずっと ずっと 忘れずにいるから あなたと刹那を生きた証は わたしが 忘れずにいるからどうぞ 思う存分 わたしを 忘れてね #詩 #詩を書く#詩作#記憶#生きる#ポエム
2023年4月8日 07:59
とても寒い朝 雨戸を開けて 軒先にぶら下がる 氷柱を ほら、見て と いいながらはしゃぐ あなた まばゆい朝の光を 全身に受けて なんだか 選ばれた者のよう なぜ 生きるのか あなたは 考えていたのでしょう?答えは 見つかった?氷柱が溶けて 水に戻るとき 僕には 教えてほしい あなたの見ているものをなぜ 生きるのか 僕がいるからと 答えて
2023年3月25日 06:29
遠くなって行く意識深くて浅い眠りに 夜通し やるせなくなって 軒先に 垂れる 雨音がぽつりぽつりと音が 混じり合う 優しい 調べ なのに わたしは 取り入れ忘れた 洗濯物を 思っている ベッドに もぐりこみながら ただただ 独りで過ごす時間の長いことに 圧倒されている #詩 #詩作#詩を書く#ポエム#記憶#孤独
2023年3月14日 21:31
ソファにごろりと横たわって真新しい気持ちとはうらはらに身体はだらりと力が抜けたままで均等を保てない時折 思い出す使い古した言葉でつづった 詩の一節をかすれた声で小さく ひとりごちる日が ずいぶんと短くなったいよいよ 秋は到来したのだ #詩 #詩を書く#ポエム#記憶
2023年3月6日 14:42
つやつやと光るレモンドロップをあなたにもらってそれは雨のひとつぶに似ているあの時でも充分に あなたは老いてみえたけどあなたは あの時よりも更に 年老いた #詩 #詩作#詩を書く#記憶
2023年2月16日 14:27
絶望的なまでにもう二度と 逢うことはない私たちは若すぎたのだまるい地球は少し 楕円を帯びているから直線を描こうともきっとどこかで少しずつまるみをおびてくるだろう楕円の上で這いつくばっている私たちだからまるい地球だから私たちは絶望的に もう 二度と逢うことはない見える世界が絶望的なまでに楕円を帯びて歪曲した私たちであるからさようならさよう
2023年2月15日 08:10
古い追憶の音の中にいる空洞の 階段の先には鏡の世界むせぶほどの砂ぼこりにまかれて漂うわたしの黒髪未完成な道しるべ #詩 #詩作#詩を書く#記憶#生きる#ポエム#感情#オーケストラ#道しるべ#昇華
2023年2月14日 10:07
あの岬の向こうに何があるのか知りたくて 知りたくてだけどあの岬の向こうに行く勇気が出なくて時間がたっぷり 経ってしまった僕等は何に ためらっていたのだろう灯台のある岬を荒れ果てる海を絵に書いた僕等は夏休みの宿題に行った事もなければ見たこともないあの岬をそしてその向こうを僕等は絵に書いたどうしようもないもどかしさ幾重にも もつれ合う
2023年2月13日 13:11
芽吹く季節の変わり目あの時猫がいた孤独の裏側あなたに幸せの絶頂にいるあなたに羨ましさが募るいや 違う嫉妬に似た安堵感わたしはとうとう逃げ場をなくした猫がいた緑に囲まれた 記憶の断片思いおこすことでしかあなたに 逢えない猫がいた思いおこすことさえ許されないあなたは 誰かのものになった猫がいたあの時芽吹く季節の変わり目たしかに
2023年2月12日 20:20
あなたが他の誰かのものになったと聞いてから僕は あなたが 欲しくなったあなたを 好きだったあなたを 好きだった好きだったからあなたが自由でいられることがいっとう いいことなんだと僕は そう おもっていたんだそして あなたが僕と別れた後ずっと ひとりでいるのは僕を待っていてくれてるんだとちょっとうぬぼれていたんだあなたが 誰かのものになるなんてまさ
2023年2月10日 09:40
吐く息が白く血管を流れる血潮が自身の身体の 重みが融通の利かないわたしに今は まだ 死にたくないまだ 死ねない生きるべき しかるべき理由が たくさん あるから生きるべきことがなくとも生きなければならない生きるべきなのだ生かされている以上は #詩 #詩作#詩を書く事#日常的#記憶#忘れないように#感情
2023年2月6日 17:28
自分の過去の残骸を掻き集めてただがむしゃらに 恥じる落としてきた言葉を拾い集める枯葉を 踏みしめるみたいにきらきらしたものは欲しくないどちらかというとじめっとした 湿り気のあるような 過去 #詩 #詩作#詩を書く事#言葉#紡ぎ出す#記憶#思った事#生きる
2023年2月3日 10:50
宇宙の広さを知ってる近くにあるまぶたの奥全部うそっぱちあなたもあの人も宇宙の広さは時として自由を奪うひとりごちる計れない 時間の長さ闇を生む宇宙の片隅に寄る辺なく 力つきるわたしを賛美歌が駆け巡る行かなければならない場所はこの 宇宙のどこにあるのだろうまぶたの奥すぐ そばの気もするけどわからなくて日々のささやかな積み重ねを震えるほど
2023年2月1日 16:21
宇宙が手の届く範囲にある場所に 僕等は 今 居る宇宙って なんだろう僕等は 今 宇宙の中にいる宇宙の中にいる何ひとつ隙がない宇宙の中にいるだのに 僕はなんだか 少し 淋しかったため池でさかなが 泳いだ後みたいな天の川がああ、そうか宇宙って 淋しいんだ涼しくて無駄なものが なんにもなくてないから 淋しいんだ流れているから淋しいんだ僕等は