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私はリストもビバップも聴けない
フランツ・リストは、彼の時代においても、そして現世でも大きな人気を博しているピアニスト・作曲家である。音楽にさほど詳しくない人でも、その名前は耳にしたことがあるだろう。有名人には、有名になるだけの理由があるものだ。
そんな人気者、リストの音楽が聴けない、なんてのたまえば、古今東西、たくさんの人を敵に回してしまうだろうか。
私はリストの音楽が聴けない。それは彼の音楽が嫌いだからではない。寧ろ、好き
私流・現代アートと仲良くなる方法
美術に興味を持ち始めた大学1年生の頃、私が美術と触れ合う方法は美術史の講義を受けるか本を読むかのほぼ二択でした。
美術作品を目で見て覚えてはいましたが、だいたいデジタル画面で見るか、紙に印刷されたものを見るか。この年、美術館に行ったのも記憶では一回きり。その頃に大きな興味を持っていたのは、時代で言うと印象派〜表現主義あたりまで。あまり、というか全く現代アートには興味がなかったし、何がいいのかわから
平面の絵画作品の先にも、目には見えない音楽作品の先にも、必ずそれらを生み出した生身の人間が存在していたということ。それらを享受した人間も、時代を越えて数多く存在していること。どうしようもなく素敵なことだと思いませんか?
企画展で思いがけずルドンの絵画に出会う瞬間が大好き
わたしはいつだって、還りたいと思っているよ
食べ物の好き嫌いがなくなっていくということ、世界が広がると同時になんだか喪失感 大人になるって、寂しいことかもしれない
わるいおとなのつくりかた
潜在意識の泥濘から、顕在意識の世界へと足を踏み出す。
刹那、鼻腔を掠めるのは、いかにも体に悪そうな匂い。
幼い頃に想像した「嫌な大人」のイメージ像そのままに、都合の悪いことをアルコールで消毒しようとする癖はいつからだろうか。
時刻は午前4時。
起きるには早すぎるが、再び意識を手放すことは難しくなってしまった。
酩酊した挙句、半分寝ぼけている頭に浮かんできたのはいつの日かの思い出だ。
忘却の彼
わたしの前からいなくなりそうなあなたをみて
どうしようもなく胸が締め付けられそうになるが
はたして手を離したのはわたしではないか?
麗しの事実とも無い想い出に
貴方も囚われていればいいのに