何かを捨てなきゃいけないなんてことはないよね
・大人になるにつれて、何かを諦めるという経験も増えてきた気がする。
・人間が何かを成し遂げるためにヒトの一生なんて短すぎるくらいで。好きなこと、やりたいこと、なりたい自分、全部を手にしようとすれば、そんなことはヒト1人分の生涯で足りるはずがないよな、と思ったりもする。
・昔、といってもそれはたかが1年前、もっと言えば半年前くらいのことであるが、その頃の私は全てを手に入れようとして、それはそれは苦しい思いをしていた。
・最近は「諦め」を覚えたからか、以前のような苦しい思いはあまりしなくなっている。普通に考えたら苦しい思いはしないに越したことはないだろうと思うのだが。
・実際のところは「苦しまない自分」に対して、これでいいのか?と思うことが多々ある。苦しくて、もうやめたくて、でもそう言った気持ちも含めて、それが私なりの愛なのではないかと思う。
・ここ数ヶ月の間、私は苦しさを忘れていた。もちろん、自分のやっていることを好きでいつづけたつもりだが、それは単なる「好き」にとどまるのみで、愛ではなかったのではないかと思う。
・苦しさこそが愛だ、という考えを万人に当てはめようとするわけではない。なんなら、純粋に好き、楽しい、という気持ちで続けられたら、それが一番いいのだろうと思う。
・ただ、最近、「苦しみ」が久しぶりにやってきた時に、私は愛に気づいたのだ。
・苦しみを受け入れて、それでも全部を手に入れようとする、それが私なりの愛の形。
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