寺田愛里
2020年 作者の人生に起きた出来事を物語的にまとめています。
雲の上 LAXに着いて空港カウンターへ急いだ 関西への深夜便はANAしか運航していない。 乗せてもらえるかどうかはイチかバチかだった。 カウンターにはまだ誰もいなかった…
元気にしてますか? そちらの生活はどんな感じですか? 日曜日の昼下がり、 一人ソファに座っているとふと貴女のことを想います。 ここは海も近くて夏でも涼しい風が吹くん…
今朝目が覚めたとたんにこの言葉が降りてきた。 お金の不安と生きる? そういや、 もうずいぶん長いこと お金の不安と生きてきたね きっと物心ついてからずっとだね い…
4.母 右脳と左脳という言い方をすれば左脳は理性的に100%理解している。 その上でこれから自分や家族に起きる事、これから先何をすべきなのかを しっかりと考えている。 …
3.豚足野郎 『また逢おうね』 そう約束してエリカと別れた 1人車に乗り込み助手席のちいさな箱を見たとたん あの豚足野郎が言った言葉を思い出して少し吐き気がした。 …
2.共感スタバにつくとエリカがいた。 彼女もあの会議室に呼ばれた一人だった。 わたしより先に席を立ちそのまま帰ってこなかった。 同じように自分の身に起きた現実を理…
1.晴天の霹靂ある日の夕方 いつもの営業会議に呼び出された。 会議室に行ってみるとかなり様子がおかしい そこには居るはずのない人事部長がひとり座っていた。 彼は他の…
2021年8月13日 15:40
雲の上LAXに着いて空港カウンターへ急いだ関西への深夜便はANAしか運航していない。乗せてもらえるかどうかはイチかバチかだった。カウンターにはまだ誰もいなかった。深夜の空港カウンターは各社がシェアしていたので私が到着した時はどこか知らないアジアの航空会社の看板が出ていた。私は近くにいた空港スタッフに事情を伝えエアラインスタッフがいつ来るのかを聞いてみた。『とりあえずそこに
2021年8月13日 14:34
お金のことを昔の人は『おあし』って呼んでいたそうです。お金には足があっていろんな人のところへ旅すると信じられていたからだとか。お金もエネルギーを持っているからポジティブなエネルギーを与えて旅立たせればまた一回り大きくなって帰ってきますね。
2021年8月13日 14:25
優しさの裏に強さそれが必要なんだよね
2021年8月2日 09:43
元気にしてますか?そちらの生活はどんな感じですか?日曜日の昼下がり、一人ソファに座っているとふと貴女のことを想います。ここは海も近くて夏でも涼しい風が吹くんだよ。できたらここに座って一緒にお茶を飲みながらあの頃のようにいろんな話がしたいね。お腹が空いたら母さんの大好きなパスタを作ってあげるから。母さん、また逢いたいね。
2021年8月2日 01:22
今朝目が覚めたとたんにこの言葉が降りてきた。お金の不安と生きる?そういや、もうずいぶん長いことお金の不安と生きてきたねきっと物心ついてからずっとだねいつからそんな不安を抱えるようになったのかすらわかんないけれど。若い頃、知り合いのお婆さんに言われたことがある。ちょっとサイキックなお婆ちゃんで母も何かあるたび悩みを聞いてもらっていた。そのお婆ちゃんが私をみてこう言った
2021年7月26日 15:27
4.母右脳と左脳という言い方をすれば左脳は理性的に100%理解している。その上でこれから自分や家族に起きる事、これから先何をすべきなのかをしっかりと考えている。右脳はそれを受け入れ切れていなかった。これは夢に違いない、私にそんなことが起こるはずがないむしろそんな風に考えることで私を護ろうとしているかのようにこの感覚はあの時と似ている半年前の2月2日、電話が鳴った。日本の兄か
2021年7月25日 18:03
3.豚足野郎『また逢おうね』そう約束してエリカと別れた1人車に乗り込み助手席のちいさな箱を見たとたんあの豚足野郎が言った言葉を思い出して少し吐き気がした。『私物を入れる良い箱を差し上げます。取っ手のついた使いやすいとてもいい箱ですよ。』『スタッフがお手伝いしますからこの部屋を出たら速やかに荷物をまとめてください。』『あぁそれから、これより先社屋を出るまでは誰とも口を利かな
2021年7月25日 16:56
2.共感スタバにつくとエリカがいた。彼女もあの会議室に呼ばれた一人だった。わたしより先に席を立ちそのまま帰ってこなかった。同じように自分の身に起きた現実を理解できないまま私が連絡してくると信じて待っていた。わたしもエリカが必ず私を待っているとわかっていた。2人はコーヒーを手にしたまましばらくは何も話さなかった。エリカと私はもう17年以上も同じチームで働いたお互い言葉を交わさな
2021年7月24日 15:40
1.晴天の霹靂ある日の夕方いつもの営業会議に呼び出された。会議室に行ってみるとかなり様子がおかしいそこには居るはずのない人事部長がひとり座っていた。彼は他の社員から『豚足野郎』と呼ばれ嫌われていた。30分後小さな段ボール箱を抱えた見張り役に付き添われて駐車場にいた。自分の身に起きている現実が他人事のように想えた。悲しいとか悔しいとかそんな感情すらわかない。体中が少ししびれ