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【歌詞】駅-サヨナラの頃-

悲しみに潤んだ瞳で あなたの背中を見つめた
あなたが見えなくなるまで ずっと... ずっと...

振り返りあなたを背にして 忘却の空を眺めた
滲んだ青葉の初夏が つらく... つらく...

覚えていてくれるかな?
おおきなことだけでもいい
私は忘れないから ささいなことさえも

駅に着く頃 雨が降りだした
電車がとおる線路 錆びた音がした
ちょっと肌寒い 構内のアナウンス
はじめてちゃんと聞いた
いつもは あなたと話していたから


人前で泣きそうになって 顔を下へと伏せては
電車の席に座って ぽろり... ぽろり...

別れたくはなかった
でも あなたが決めたから
ただ"うん"と返事をして 後悔が残った

動きだす電車 雨に濡れた窓
肩に重くのしかかる 定期の線路音
ため息をついて 涙が流れだす
目深にかぶる帽子
このために準備してきた 泣けるよう...


別れ話になることに勘づいてきていたから
鼻をすする 喉が鳴く こんなにも凍る サヨナラ


駅に着く頃 雨が止んでいた
降り慣れた地元駅 改札に触れた
ICカードの残額が足りなくて
惨めが際立たされ
あの駅には もう降りなくなるのね...






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