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【猫マンガ】くつしたおるよ。

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くつしたとの生活、そして架空のコンビニを描いたマンガです。 10年ほど前に、とあるケータイサイトで連載していたものですが、見える形で残しておきたいと、ここに載せています。
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#猫イラスト

090. けだらけ / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

090. けだらけ / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

 

 
 

 
 

 

 
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換毛期になると
部屋のあちこちに
ぼさっと毛が
よく落ちていた。

空気の動きで
その毛が集まっていって
部屋の中を転がる…

西部劇みたいに
なっていた。
 

今、ちっさいくーちゃんは
長毛種なので
さぞかし抜け毛が
すごいだろうと
思いきや、

毛の長さゆえに
抜けても
毛同士で絡まって
あんまり落ちてこない。

思ったほどではない。

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078. あったかい / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

078. あったかい / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

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人(猫)が座ってたあとの
ざぶとんって、
あったかいのよねー。

下からのぬくぬくと
前面からのヒーターのぬくぬくで
場所の取り合い
必至。

でも、最終的に
ひざ乗りスタイルが
一番あったかかったー。

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次回も おたのしみに。
 

076. それそれ / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

076. それそれ / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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くつしたは
「この鶏肉おいしー」とか
「この魚はシャケかな」とか
思ったりしない。

食べてみて
「あ、これおいしいやつー」
と思うだけ。
 

だから「何が好き」と
聞かれてもわからないのだ。
 

「おいしいやつが好き」

「おいしくないのは食べない」
 

以上。
 

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次回も おたのしみに。

060. 架空コンビニ(雨の日) /『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

060. 架空コンビニ(雨の日) /『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

 

 

 

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「濡れ鼠」という言葉が出来た当時は
ネズミをよく見かけたんだろうな。

近ごろは濡れたネズミどころか
乾いたネズミも見かけることが
ほとんどない。

たまに地下鉄の線路にデッカいのがいる
とか聞くけど。

あとはペットショップのハムスター始め
モルモットとかチンチラとか。

まあいずれにしても濡れていない。

飼っている人は別として、
やっぱり「濡れネズミ」に

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056. 架空コンビニ(手作りキット) / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

056. 架空コンビニ(手作りキット) / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

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「作る」という楽しみのほかに、
「壊す」「解体する」という
たのしみもあるよね。
 

編み物は、ほどくと
また違うものを作れるのが
いいところ。

まあ そう言って
作らないのがほとんどだけど。
 

そして、一から作る楽しみ
というのもあるけれど、

「下ごしらえ」してあると、
作り始めるハードルが
ずいぶん下がって
取り掛かりやすいというのもある。
 

料理なんかは

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055. 架空コンビニ(セーター) / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

055. 架空コンビニ(セーター) / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

 
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編み物は 編んでいるときが、楽しい。
当たり前だけど。

完成させるのが目的ではあるのだけど、
それよりも その過程の
ひとつずつ編み目を積み上げていく
淡々とリズミカルな、あの状態が
気持ちいいのだ。

そして、ただの細長いものの連なり
だったものが、
だんだんと形を成してくる
”創造”の途中途中も認識できて

「無」の状態から「完成」の未来までを
ひととおり手の中で見る

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053. 架空コンビニ(へんしんサプライズ) / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

053. 架空コンビニ(へんしんサプライズ) / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

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ネコのお祝いは静かにね…。
 

クラッカーは、あとの匂いが
好きだな。火薬のにおい。

クラッカーなんて、もう
何十年も嗅いでないな。
(嗅ぐもんちゃうか)

もちろん くつしたの誕生日に
使ったことはないし、
そのほかでも
使うシーンがなかったな。
 

くつした、プチプチを
つぶす音も怖がったなー。
あの緩衝材のやつね。

あんなちょっとした
破裂音もビビって
逃げ腰だっ

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049. 好きになったのだ / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

049. 好きになったのだ / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

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くつしたが抱っこを好きになったのは
7〜8歳のころ。

それまでは、抱っこしても
すぐ「おりるー」って言って
もぞもぞ動いて 飛び下りてたのに、

じーっと
ぼーっと
だら〜っと
抱っこされたまま
「おりる」って言わなくなった。

抱っこしてるこっちの
腕が疲れてきたり、
することがあって
「ごめん!」って下ろすぐらい。

だから、今ちっさいくーちゃんが
抱っこきらいで、
やっ

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048. きゅーけー / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

048. きゅーけー / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

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最初は 離れて寝てるのに、
そのうち おなかのとこに来て
添い寝するの、かわいい。

しらないうちにまた
離れて自分の好きなとこで
寝てたりもするんだけど。

甘えてるのか、
寝かしつけてくれてるのか。

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また次回も おたのしみに。

047. 架空コンビニ(ラーメン再注文) / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

047. 架空コンビニ(ラーメン再注文) / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

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今はスマホばっかりで
固定電話ってほとんど使わないけど、
それでもまだ一応、置いている。

まぁほとんどかかってこないけど、
かかってきてもセールスとか
選挙前のお願いとか何とか

出なくて済む要件ばっかりだし、
出る必要があったものは
留守電に入ってればわかるし、

ってほぼ放置なんだけど、

その留守電の機能が
最近、こわれていることに気がついた。

電話が鳴って、いつもは

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046. 架空コンビニ(ラーメン屋とバレリーナ) / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

046. 架空コンビニ(ラーメン屋とバレリーナ) / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

ラーメンって、「ラーメン」ていう字面からして
おいしそうだよね。
ね、って、勝手に思ってるだけだけど。

子供のころから刷り込まれた
見慣れた言葉っていうのは、
それだけでダイレクトに脳を刺激する
ような気がする。

ラーメン、オムライス、カレー、なんかは
写真や絵がなくても
瞬間的に、おいしそうって思えるし
このカタカナにこそ、そのイメージが
合わさっている言葉だと思う。

だから、よくお店の看

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045. 架空コンビニ(冷凍ラーメン) / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

045. 架空コンビニ(冷凍ラーメン) / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

仕事ができる人というのは
上手に人を使える人だ。

という マネジメント論が
あったりするが、

一人で何でもすべてやってしまいたい
という我欲の強いワタシのようなタイプは
こういう采配がなかなか難しい。

たしかにチームで動いた方が
効率がいい。

こういう場合、動かす側は
あえて手を出さない方がいい。

作業に加わる場合も
常にちゃんと俯瞰する視点を保っていないと
自分が不意にトラブって焦って

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042. 疲れちゃう / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

042. 疲れちゃう / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

走るときは思いっきり。
そして、思いっきりを何回か繰り返すと
バッテリーは一気に残ゼロになる。

そうなると、さっきまであんなに
必死に逃げ回っていたのに
もうまったく動く気がなくなって
「休憩!」と床やテーブルの上に
貼り付くように寝そべる。

やっぱり猫は瞬発力の生き物なんだなー。

そして、毛を逆立てて逃げていても
これは遊びだとわかっているのだ。

追いかけるのも逃げるのも楽しい。

くつ

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041. 一緒に走る / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

041. 一緒に走る / 『くつしたおるよ。』 【猫マンガ】

最初はただの追いかけっこでも、
なんか急に「追われている」という部分だけに
フォーカスしてしまって
「コワイ」の世界にすべり込んでしまうのだった。

そう言えば、私も子供のころ
母とこたつに入りながら、
布団をめくって「いないいないばあ」をしていたとき
何回も何回も繰り返しているうち
ふいに
「油断していると得体の知れない何かが覗き込んでくる」
というシチュエーションに完全に はまってしまい
怖く

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