現場監督と監督補佐

都会で事務職をしている2人がひょんなことから奥伊勢に山林敷地を購入することになり、その…

現場監督と監督補佐

都会で事務職をしている2人がひょんなことから奥伊勢に山林敷地を購入することになり、その山林の間伐材で2階建ログ倉庫を今もって建築中です。これは奥伊勢の自然の美しさと田舎の人々との交流、建築作業の様子や道中の風景などを徒然に記録したものです。

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記事一覧

夏果の報告

<現場監督> 西日を防ぐ目的で植えたベランダイチジクの夏果の収穫が終ったので報告致します。 イッちゃん42個、ムーちゃん66個、ブランちゃん31個。合計139個…

たわわに実るイチジク

<現場監督> 夏の西日による事務室の温度上昇を植物の葉で少しでも防ごうと考えて、熟慮の上、イチジクを選択し、コーナンで大きな植木鉢3個と土と肥料を買い、3本の苗…

本格的に色付き始めたイチジク

<現場監督> 令和6年7月30日は花イチジク後の小さい青いイチジクだった実の1つが、初めて色づいて、収穫出来た最初の日である。 依頼者から頂いた桃と一緒に食べた…

防鳥ネットの設置作業

<現場監督> 3本のイチジクに出来た4個の花イチジクが大きくなり色づいて来たことから、これをいつ味わおうかと毎日楽しみにしていた監督補佐をガッカリさせる事態が発…

ベランダのイチジクの数を数えてみた

<現場監督> 昨年の秋に25個の実を付けた弱っちいイチジクの3本の木が冬の剪定のお蔭で今年はしっかりと枝を増やし、小さな実をいくつもつけ始めた。 昨日、その数を…

番外編 その3●大きくなったイチジクの木

<監督補佐> 昨年の初夏、西日の暑さを防ぐためにベランダに植えた3本のイチジクの苗木、イチちゃん、ムーちゃん、ブランちゃんは、盛大に葉を繁らせるまでにはならなか…

12月でも食べられるイチジクの実

<現場監督>             令和5年12月13日 夏の西日を防ぐ為にベランダに植えたイチジクの木に、12月に入っても実が大きく育ち、2個も収穫出来た。 …

今でも色づく無花果

<現場監督>                  令和5年11月25日       事務所の執務室を西側に移した時に、西日のきつさに驚いた。 太陽の光は遮光幕とカー…

再度の高見山

<監督補佐> 大阪から奈良を通り、奈良と三重の県境の高見山トンネルをくぐり抜けて奥伊勢にログ倉庫を作りに行って20年余り経つ。 遠くにそびえる高見山は車中から何…

高見山に登ってみよう

<現場監督> 事務所の仕事が一段落したことから、かねてより登ってみようと監督補佐と話し合っていた大和の国と伊勢の国との境界にある標高1249mの高見山に登ること…

番外編・育つ仲間・その2

<監督補佐> 事務所の大配置換えに伴って、現場監督が東南向きの部屋から西向きの部屋に移って、ほぼ常駐するようになったのは約1年前であった。 ちなみに監督補佐は配置…

奥伊勢での交流 その5・ Uターンと  Iターン

地方へのIターンとUターン <監督補佐> 地域に溶け込んでのんびり田舎での生活を楽しんでおられるように見受けられるAさん御夫婦の、奥さんは高校まで地元で生まれ育った…

高見山登山口

<現場監督> 高見山というのは大和の国(東吉野村)と伊勢の国(松阪市)との国境をなす山の1つで霧氷で有名である。 国道166号線上の東吉野村から高見トンネルを抜ける…

奥伊勢での交流・その3・保護犬と暮らすAさん御夫婦のお宅におじゃました

(上の写真は奥伊勢で時々出会う鹿・ほぼ暗くなってからしか現れない) <監督補佐> 諸々の事情から数ヶ月出向いていなかった建築現場に行ったところ、ドアの下に記名入…

奥伊勢での交流・その1・遠巻きに

人里離れたログ倉庫建築現場の交流事情 その1 遠巻きに、でもあからさまに見て行くだけの人々 <監督補佐> 国道42号線から大内山の集落に入り、道なりに進むとログ倉庫…

奥伊勢の山林労務に付随する楽しみ⑵

雪の峠・雪うさぎ・雪だるま <監督補佐> 同じタイトルの⑴にも書いたのだけれど、山林労務は楽しくない。現場監督は山林労務ほど楽しいものはない、と公言しているのだが…

夏果の報告

夏果の報告

<現場監督>
西日を防ぐ目的で植えたベランダイチジクの夏果の収穫が終ったので報告致します。

イッちゃん42個、ムーちゃん66個、ブランちゃん31個。合計139個となった。

今年は摘果を一切しないという方針だったので、これだけの数になったのだが、来年からはイビツな形のものは早めに摘果することにしたい。というのも、イビツに育ってゆくものは大きく成長せず、変な形のまま途中で色付いて、放置すれば早めに

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たわわに実るイチジク

たわわに実るイチジク

<現場監督>
夏の西日による事務室の温度上昇を植物の葉で少しでも防ごうと考えて、熟慮の上、イチジクを選択し、コーナンで大きな植木鉢3個と土と肥料を買い、3本の苗木を1本700円くらいで取得して植え、今年で2年目を迎えたのだが、昨年の収穫は25個であった。

おそらく秋果のみの数であったから、少なかったのだが、今年は7月31日に夏果の花イチジク2個を収穫し、残りの花イチジク2個は鳥(鳩か烏)に齧られ

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本格的に色付き始めたイチジク

本格的に色付き始めたイチジク

<現場監督>
令和6年7月30日は花イチジク後の小さい青いイチジクだった実の1つが、初めて色づいて、収穫出来た最初の日である。

依頼者から頂いた桃と一緒に食べたのがいけなかった。
桃には甘さの他に適度の酸味があり、この上なく美味しい味であったが、ベランダのイチジクの実は、ただただ甘いのみで物足りなく感じられた。

しかし南米のブラジルに残るジャングルでは、イチジクの実を主食とする猿の一族がいて、

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防鳥ネットの設置作業

防鳥ネットの設置作業

<現場監督>
3本のイチジクに出来た4個の花イチジクが大きくなり色づいて来たことから、これをいつ味わおうかと毎日楽しみにしていた監督補佐をガッカリさせる事態が発生した。4つのうち2個を鳥に齧られたのである。

急いで収穫した2個を味わうことが出来たのだが、今後の楽しみが鳥によって半減することが確実となった。

そこでベランダ全体を鳥ネットで覆う作業をすることにした。

まず100円ショップで2m1

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ベランダのイチジクの数を数えてみた

ベランダのイチジクの数を数えてみた

<現場監督>
昨年の秋に25個の実を付けた弱っちいイチジクの3本の木が冬の剪定のお蔭で今年はしっかりと枝を増やし、小さな実をいくつもつけ始めた。

昨日、その数を数えてみたところ、ブランちゃんが52個、イチちゃんが59個、ムーちゃんが62個も実をつけているではないか。

これらはいずれも8月には熟して食べられるはずである。

その後、秋果も期待できることから、今年度のイチジクの収穫量は250個は下

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番外編 その3●大きくなったイチジクの木

番外編 その3●大きくなったイチジクの木

<監督補佐>
昨年の初夏、西日の暑さを防ぐためにベランダに植えた3本のイチジクの苗木、イチちゃん、ムーちゃん、ブランちゃんは、盛大に葉を繁らせるまでにはならなかったものの、普通に育ち、実も3本で25個も実らせるまでにはなった。

ささやかな日陰を作り、実を生み、冬に葉を落した3本は、そのまま春を待つのだろうと思っていた矢先、現場監督は挿し木をして増やす、と宣言し、バチバチと枝を切り落としてしまった

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12月でも食べられるイチジクの実

12月でも食べられるイチジクの実

<現場監督>             令和5年12月13日
夏の西日を防ぐ為にベランダに植えたイチジクの木に、12月に入っても実が大きく育ち、2個も収穫出来た。

暖冬と言うよりも日本の気温が確実に上昇して来ているようだ。

6月から夏の終りまでの果実と思っていたイチジクが12月まで食べられるというのだから相当のもんです。

阪急梅田駅に着いた後、御堂筋に入って大江橋まで南行し、そこから大阪市役所

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今でも色づく無花果

<現場監督>
                 令和5年11月25日       事務所の執務室を西側に移した時に、西日のきつさに驚いた。
太陽の光は遮光幕とカーテンの二重の障壁を無視して、放射熱を執務机に届けて来る。

これは弱った、と考えた末に西側ベランダに大きな鉢を置いて、そこに何らかの植物を植えようと思い付いた。

その植物を何にするか。それが問題である。
植物図鑑を参考に色々調べた結果、

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再度の高見山

再度の高見山

<監督補佐>
大阪から奈良を通り、奈良と三重の県境の高見山トンネルをくぐり抜けて奥伊勢にログ倉庫を作りに行って20年余り経つ。

遠くにそびえる高見山は車中から何度も見ていて、「高見山登山口」の標識もいつも目にしていたことから、一度は登ってみようと、数年前、ログ倉庫作りを早めに終えた帰りに登ってみた。

もちろん、麓から登ろうなどと分不相応なことは考えず、かなり標高の高めなところまで車で行って登り

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高見山に登ってみよう

<現場監督>
事務所の仕事が一段落したことから、かねてより登ってみようと監督補佐と話し合っていた大和の国と伊勢の国との境界にある標高1249mの高見山に登ることにした。

11月27日を予定している。

以前、伊勢の国側の登山口から車を走らせて大峠の駐車場まで行ったことがあるので、今回も車で大峠まで行き、つづら折れの急坂を登って頂上に立つ予定にしている。

頂上に立つと大和の国と伊勢の国が見えるそ

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番外編・育つ仲間・その2

番外編・育つ仲間・その2

<監督補佐>
事務所の大配置換えに伴って、現場監督が東南向きの部屋から西向きの部屋に移って、ほぼ常駐するようになったのは約1年前であった。

ちなみに監督補佐は配置換え前も後も西向きの部屋で仕事をしている。
冬の午前中は底冷えがして、夏の午後は現場監督の言う「強烈な直射日光」の差し込む「尋常ではない」暑さの西向きの部屋で。

その西向きの部屋で仕事をすることになった現場監督は監督補佐とは違い、「尋

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奥伊勢での交流 その5・ Uターンと  Iターン

奥伊勢での交流 その5・ Uターンと  Iターン

地方へのIターンとUターン
<監督補佐>
地域に溶け込んでのんびり田舎での生活を楽しんでおられるように見受けられるAさん御夫婦の、奥さんは高校まで地元で生まれ育ったということだ。
御主人の定年後しばらくして関東から実家のすぐ近くに戻られたとのこと。

勝手に推測するのは失礼かとは思うけれど、奥さんがUターンであるからこそ、御主人はIターンだけれど地元に違和感なく溶け込めているのだと思う。

私達が

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高見山登山口

高見山登山口

<現場監督>
高見山というのは大和の国(東吉野村)と伊勢の国(松阪市)との国境をなす山の1つで霧氷で有名である。

国道166号線上の東吉野村から高見トンネルを抜けると松阪市になるのだが、その高見トンネルに入る手前の東吉野村の166号線沿いに高見山登山口という標示があり、登山者用のトイレを用意した小さい茶店などもある。霧氷が出来る頃には立派な登山用の服装をした老人達が2~3人のグループでこの茶店近

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奥伊勢での交流・その3・保護犬と暮らすAさん御夫婦のお宅におじゃました

奥伊勢での交流・その3・保護犬と暮らすAさん御夫婦のお宅におじゃました

(上の写真は奥伊勢で時々出会う鹿・ほぼ暗くなってからしか現れない)

<監督補佐>
諸々の事情から数ヶ月出向いていなかった建築現場に行ったところ、ドアの下に記名入りのメモが挟まれていた。

今度来られたら家に立ち寄って下さいね、というような文言で、以前立ち話をした際には互いに名乗っていなかったけれど、すぐに「あっ、あの御夫婦だ」とわかった。

集落にお住まいのその御夫婦と私達は、出会った時からごく

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奥伊勢での交流・その1・遠巻きに

奥伊勢での交流・その1・遠巻きに

人里離れたログ倉庫建築現場の交流事情
その1 遠巻きに、でもあからさまに見て行くだけの人々

<監督補佐>
国道42号線から大内山の集落に入り、道なりに進むとログ倉庫建築現場に至るのだけれど、その先は行き止まりになっているので、建築現場の前を通る車はほとんどない。渓流釣りをする人、イノシシ狩りに出かける人、ドライブの途中で迷い込む人、建築現場の偵察に来る人が、ごくたまに通りかかるだけである。

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奥伊勢の山林労務に付随する楽しみ⑵

奥伊勢の山林労務に付随する楽しみ⑵

雪の峠・雪うさぎ・雪だるま
<監督補佐>
同じタイトルの⑴にも書いたのだけれど、山林労務は楽しくない。現場監督は山林労務ほど楽しいものはない、と公言しているのだが、監督補佐のたまの楽しみは労務以外にある。

冬になると出発時の大阪は晴天でも、三重県に向かう途中、奈良県と三重県の県境の高見峠付近に雪が積もっていることがある。地元の人はよほどの所用がない限り、わざわざ積雪の峠を越えようとはしないようで

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