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夏果の報告

<現場監督>
西日を防ぐ目的で植えたベランダイチジクの夏果の収穫が終ったので報告致します。

イッちゃん42個、ムーちゃん66個、ブランちゃん31個。合計139個となった。

今年は摘果を一切しないという方針だったので、これだけの数になったのだが、来年からはイビツな形のものは早めに摘果することにしたい。というのも、イビツに育ってゆくものは大きく成長せず、変な形のまま途中で色付いて、放置すれば早めに落果してしまうということがわかったからだ。

植物は厳しい。うまく成形できなかった果実を、どうも自ら早めに放棄するように思える。それが自然界で生き残る為に採用せざるを得ない方策なのであろうと思われる。

来年からは色付く前に摘果して、イッちゃん達の意思を余分なエネルギーを使う前に実現してやろうと思う。喜んでくれるはずだ。

秋果がどのように育つのか、がこれからの関心である。

ためしにブランちゃんとイッちゃんについては、よく伸びてベランダの外側にまで張り出した枝や他の枝の邪魔をしている枝については、大きく剪定してみた。盆栽作りの要領である。

これが秋果の収穫との関係でどのような結果になるのか、これもやってみないとわからないからである。何でも試してみることだ。

とにかく、イッちゃん、ムーちゃん、ブランちゃん、御苦労様でした。

防鳥アミを押しのけて実を囓りに来るカラスもいたけれど

<監督補佐>
合計139個、ほとんどが3~4㎝の長さの小さめイチジクであったけれど、「いっぱい食べた~!」夏でした。

幼い頃、実家にイチジクの木があって、母が時々、木の根元に果物の皮などを埋める程度で何の世話もしていなかったけれど、たわわに実っていた記憶がある。
木が大きいので、上の方の実を採る為に、母は物干し竿のテッペンに缶詰の空き缶をつけて、缶の縁をイチジクの軸に押し当て、ポトリと缶の中に落して採る方法をあみ出していた。

その記憶から、イチジクは自然に沢山実る果物、という印象があったのだけれど、数年前、農業に詳しい知人から、イチジクは農薬まみれ、ということを聞いて仰天した。

農薬を噴霧すると、あの薄いイチジクの皮の下の実にまで農薬が染み込むのでは?
以来、売っているイチジクに手を伸ばしそうになる度に、「農薬・・」の文字が浮かび、手を出さずに過ごしてきた経緯がある。

ところが、今年は農薬なしのイチジクが、ベランダで小さいながらも次々と熟したのだ!
もっとも、セッカチな現場監督が、まだ熟していない実でも採ってしまうことが多く、「イチジクの味はするけれど、甘くはない果実」も沢山食べることになった。

猛暑でも、伸びやかに涼しげに葉を広げるイッちゃん

毎週土曜と日曜に、猛暑の中、イチジクの水やりに出勤した私としては、甘かろうと甘くなかろうと、美味しかった!と思いたい、との気持に上げ底されているような気もするが、本当に美味しいイチジクを食べた夏だった!


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