見出し画像

【不妊治療】マタニティマーク

こんにちは、オカサキです!

小学生の頃からずっと漫画が好きで、
今はデジタル配信を活用して
毎日なにかしらの漫画を読んでいます^^

最近、「LOVE SO LIFE」という
こうち楓さんの漫画にハマっています。

主人公・中村詩春ちゃんは、
高校生の女の子で、
保育士の夢を叶えるために
ベビーシッターのバイトをしています。

ベビーシッター先には、
2歳の男女の双子の赤ちゃんもいます。

だけど、
この双子の赤ちゃんのお母さんは
交通事故で亡くなり、
お父さんも消息不明に。

代わりに、双子のお父さんの弟である
TVアナウンサーの松永政二さんが
面倒をみることに。

いきなりお父さんとお母さんが
いなくなった双子と、
今まで兄夫婦のところへ顔を出せてなかった
政二さんとの距離は
どんどん開いていきます。

そんな中、人見知りな双子ちゃんたちが、
詩春ちゃんにはベッタリ懐いているのを
政二は見つけ、
詩春ちゃんに「お家に手伝いにきてほしい」
とお願いするお話から始まります。

実は、こちらの漫画ですが、
大学生の時に友だちに借りて読んで、
一度読んだことがあるのです。

LINE漫画で
無料で読むことが出来たので懐かしくて、
「もう一度読んでみよ~♪」
ぐらいの軽い気持ちでした。

読み始めてみると、
まだ結婚もしていなかった
大学1・2年の頃の私と
離婚・再婚・妊活を経ての34歳の今の私と
では、感じ方もグッと変わってきますね。


主人公の詩春ちゃんは
お父さんを生前に、お母さんを5歳の頃に
亡くしています。

TVアナウンサーの政二さんも、
小さい頃からカギっこで
両親の仲も悪く、離婚されています。

政二さんのお兄さん・耕一さんも、
両親の不仲をずっと見てきた中で
温かい家庭を夢見るも、
妻が交通事故で帰らぬ人に。


なかなかヘビーな設定にも関わらず、
「与えてもらったこと」
「してきてもらったこと」に焦点を当て、

「自分なら、何が返せるか」
「同じように寂しい思いをさせないためには
 どうしたらいいか」
というテーマで
柔らかく、だけど前を向くための方法を
漫画を通して教えてもらえた気がします。


全17巻にもなるのですが、
ストーリーも登場人物にも愛着が湧いて
スラスラ楽しく読めてしまう漫画です^^

特に、双子の男女の赤ちゃんの
葵くんと茜ちゃんが
可愛くて可愛くて…><

この双子の成長のお話でもあるので
読み進めながら、
「こんなことも出来るようになったんだ」
「成長しているんだなぁ」
とちょっと親目線の気持ちにもなります(笑)

そして、実はこちらの
「LOVE SO LIFE」には
続きの漫画があります。

最終話から2年後の
「LIFE SO HAPPY」という漫画も
4巻出ております。

こちらは、大学時代には
まだ発行されていなかったので
今回、デジタル書籍で購入してみました^^

双子の赤ちゃんたちも
大きくなっていて、
詩春ちゃんと政二さんの仲が
進展している…!!!

と、女性ならではのキュンキュン
ストーリーではありましたが、
一点、この「LIFE SO HAPPY」
にある番外編で、
最近とても心が動かされました。


※ここから先は、「LIFE SO HAPPY」
 のネタバレにもなりますので、
 ご注意ください。

詩春ちゃんと政二さんは
長い長い交際を経て結婚したのち、
お互いに子どもを望んでいました。

詩春ちゃんもゆるく妊活をスタートし、
子どもをすぐ授かることが出来ました。

だけど、喜びも束の間に
流産してしまったんです。

その時の作中の病院の先生が言われていた
「お母さんが悪いわけではない」
というセリフがあったのですが、

病院を後にする時の詩春ちゃんが
マタニティマークを付けた、
他の女性とすれ違ったんです。

私はそのシーンを
自分の経験と重ねて読んでしまいました。


『自分が妊娠したら、
 マタニティマークを付けたいな~』
と楽しみに思っていたけど、

生理がくるたびに、
「今回も生理がきてしまいました」
と病院の先生に伝えに婦人科に行く時、
周りの方のマタニティマークを
見ることが本当にツラかったです。

「なんで、私の所にきてくれないんだろう」

「なんで、あの人はマタニティマークを
 付けられるんだろう」

「なんで、私はマタニティマークを
 付けられないんだろう」

そんな思いばかり巡っていると、

『私は、マタニティマークを付ける
 資格がないのかも』

『おかあさんになれる資格が、
 私にはないのかも』

という思考になってきていました。


普段は、大丈夫なんですよ。

「ママが楽しいことしていたら、
 赤ちゃんも”楽しそう!”
 と思ってきてくれるかも…!」

「今の自分には、やることがあるから
 待ってくれているのかも…!」

とこんな風に思えている日々も
ちゃんとあるんです。

だから、今自分が出来ることを
最大限、後悔しないようにやろう!
と決めました。

在宅ワークも決める、起業の準備もする。
カウンセリングの勉強もする。
本も読む。人に合って、実践練習をする。

何度も、何度も泣いてきたし、
私もパートナーもこれだけ頑張っても
こないものはこないんだって、
今やるべきことは他にあるんだって、
頭では分かっているつもりなんです。

だけど、こういう漫画を読むと
持っていかれますね、心が。

ぶわぁっと、
あの時のマタニティマークへの
自分への苦しみや悲しみ、しんどさや
惨めさが一気に出てきて、
泣きながら、漫画を読んでいました。

その後からも
「LOVE SO LIFE」はまだ途中なのですが、

『私も、こんなに赤ちゃん欲しいのに』
『どうやったら授かれるのか教えてほしい』
という気持ちにシフトしてしまいました。

今もそんな気持ちで、漫画を読んでいます。
noteの記事も、書きながら涙は出てくるし、
前は向けていないと思います。

パートナーの赤ちゃんだから欲しいし、
早く抱っこさせてあげたい。
パパになった彼を見たい。

何より一番、私が我が子に会いたい。

神棚に子宝グッズを飾っては、
毎日お祈りをしています。

だけど、祈ったからといって
きてくれるわけではありません。

「子どもが出来たら出来たで大変だよ」
と言われる声は、
今の私にとっては刃物の先を
向けられているように感じます。

いまだにマタニティマークは
見たくないし、見るのがツライです。

でも、だからと言って
誰が悪いわけでもないと思っています。

そして、今味わっている
私のしんどい経験が
「悪いことではない」
ということも、
なんとなく分かっています。

子どもがいる家庭が羨ましく感じる
今のこの感情も、

「いつか、あの時、
 しんどい思いをしてよかった」
と思えるように、
苦しみをしっかり味わおうと思います。

あの時、泣きながら漫画読んだなぁ
って懐かしむことが出来る未来が
きますように。

いつか、
涙が止んで笑って、
我が子に会える日がきますように。


今日も記事を読んでくださり、
ありがとうございました(・v・)

この記事が参加している募集

#この経験に学べ

53,596件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?