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外野でなく二人が決める。

■ホーチミン市は少子高齢化が進む。
・最近のニュース、「ベトナムのホーチミン市は少子高齢化「60歳以上の人口割合12.5%110万人」で同市当局は『夫婦1組に子供2人』スローガンを呼掛け」。
・国家人口データベースより「2023年ホーチミン市の60歳以上の人口は110万人、同市人口全体の12.5%を占め、2022年の割合は11.0%で、それ以前は10%を下回っていた」。
・60歳以上の人口割合の推移から、同市の人口高齢化が急速に進んでいることが窺える。「一方2000年から現在まで同市の出生率は低下の一途をたどり、全国で最も低い水準」となった。

■揺れ動く法草案。
・同市では「2023年における生殖期の女性の子供の平均数が1.32人、2000年1.76人、2013年1.68人から大きく減少」している。
・同市当局はこのような背景から「2024年7月1日から8月31日に『少子高齢化防止キャンペーン』を実施しており、その一環として『夫婦1組に子供2人』のスローガンを呼掛けている」。
・先日ベトナム保健省は人口法草案について、「夫婦1組に子供1〜2人」を呼び掛ける政策を廃止した。その理由は「現在の出生率(全国平均で約2人)を出来るだけ維持すべく、自身の健康状態や収入に応じて子供の数や出産の間隔を自ら決定する権利を夫婦に与えることを提案」したためだ。

■ホーチミン市の出生率は全国で最も低い。
・余談、本報道はこの保健省の法草案(「夫婦1組に子供1〜2人」を呼び掛ける政策)と異なる理由は「ホーチミン市の出生率は全国で最も低く、2023年における生殖期の女性の子供の平均数は1.32人で、2013年の1.68人を大きく下回っている」事が挙げらる。
・スローガンを掲げるのは良いが、『子育て支援策』、『子育て優遇措置』等の詳細はニュースを読む限り報道されていない。仮に何の支援策もない、物価上昇する現在、経済回復の途中段階で果たして「スローガンにフォローする夫婦はどれほどいるのだろうか」と疑問に思う。
・どんな国だろうと「千の倉より子は宝」であるだろうし、男女が「授かる命」に対して外野がとやかく言わないで欲しいし、「新しい命」に対してパートナー同士の考え方やタイミングを尊重するのが自然な事ではないだろうか、と私は感じており引続きこのニュースをウォッチしていく。

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