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「伴天連追放令」と日本の「民主主義」
「関白秀吉の九州一統(中野 等 吉川弘文館)」は、豊臣秀吉による九州制覇の過程を、織田信長に遡って論じた本です。
時系列に沿って、検地や刀狩り、吉利支丹政策、唐入り等も取り上げています。
僕は、秀吉の太閤検地・刀狩りの頃に出来た近世農村の運営の仕組みを近代法の言葉で述べたものが「農業委員会」だと考えると、制度を理解しやすいと考えています。
ですから、秀吉時代の事は、「昔の話」ではなく、現代の
認識能力と「死」の起源
たまに見かけるお話なのですが、農業は人為的なもので、農地などは原生自然ではない、原生自然を人の手で改変したものだと言う考えがあります。
これはこの通りなのですが、そこから、農耕の発生以前には、狩猟採集経済だったのだから、自然の中で採集していれば良いとか、
中には、旧約聖書のエデンの園の話を持ち出して、「園の中のどの木からも取って食べてよい」と言う聖句がある、元々は採集経済で生きていたのだと言う
条里制の起源と日本社会の「沼地」的あり方の関わり?
皆様は「田んぼ」と言われて、どんな風景を思い浮かべるでしょうか?谷間の「谷内田」と言われるような場所でしょうか?、段々畑のような斜面に展開する田んぼでしょうか?それとも、平野部に広がる真四角な田んぼでしょうか?
日本列島に稲作がもたらされた当初、この真四角な田んぼは作られていませんでした。
当初は、自然の湿地帯等を改良して稲を植えるやり方が基本だったようです。
それがある時期から「条里制」と言っ
危険な暑さの中の農作業用品は何がいいか?
今年も危険な暑さの時季がやってきました。
例年最高気温35℃以上の猛暑日は、8月になることが多いのですが、今年は7月から起きています。
実は、半農生活では、この猛暑日への対応も重要です。
農家の人は、暑さがひどい時季は、朝早くとか夕方に農作業すると言う事もあります。
暑い日中に農作業はしないと言う事です。
「半農」の場合、これがなかなかできない事があるのです。
休みの日は今日しかない、
キリスト教と仏教の比較の前提他
僕が高校生の頃は、けっこう、キリスト教と仏教の比較みたいな本があったと思います。
大河ドラマの「八重の桜」の中で初めてキリスト教に接した八重が、「罪を許せって司法省はなんのためにあるのだ」と聞くと米国人宣教師が「今は、魂の話をしているのです」と答えるシーンが出てきます。
八重は「ヤソの神様は変なことばかりいいなさる」とつぶやいていました。
僕が子どもの頃、この手の話題が多かったと思います。最
「計算」とは数について、ある「操作」を行う事だと言うこと他
トランプの2枚めくって出た数字を使って「計算」をする事を考えてみます。
その際、ポーカーチップを並べて計算をしてみましょう。
例えば、「8」と「3」が出たとします。
「8+3」は以下のようになるでしょう。
8枚のチップと3枚のチップを並べて、両方を合わせれば11枚のチップが並ぶことになります。
続いて、「8-3」をやってみましょう。
8枚のチップと3枚のチップを並べて、3枚づつ「チャラ
そもそも「農業」、特に半農生活や環境問題とかを言う人は、「自分の世界」を自分で支配したい気持ちが強いかもしれない。
「権力への意志」と言う言葉を聞くと、仮面ライダーのショッカーとか、ガッチャマンのギャラクターとか、実写版ヤッターマンで深田恭子さんが演じてたドロンジョとか、世界征服を目指すみたいな事を連想する人もいるかもしれません。
しかし、「世界」と言うのは、2つの意味があって、ひとつは「全世界」で、もうひとつは「自分の世界」です。
この「自分の世界」への「権力意志」、つまり、自分の世界は自分だけのものなん
「同時季出現性雑草」と言う考え方、上代の歌と野菜や農具のこと他
「鉄の古代史(奥野正男)」には、遺跡から出土した木器の話も出てきます。菜畑遺跡から出土した諸手鍬は平鍬、片刃鍬は三角鍬に形が似ています。
「九州北部の木製農具は、板付遺跡、菜畑遺跡例などにより縄文時代晩期~弥生時代前期末に、諸手鍬による耕起、又鍬による砕工、エブリによるかき鳴らしと言う三段階に必要な農耕具が揃う」
と書かれています。
ここで思い出すのは、日本書紀に仁徳天皇の歌として出てくる「