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NHK連続テレビ小説「らんまん」の主人公・槙野万太郎は、子供のまんま大人になった感じですよね。植物が大好きで、好奇心の塊です。あの感覚って、小学生の低学年くらいではないかと思います。

思春期を迎える頃、マナーや礼儀、TPOなどを覚え、恥ずかしさを知り、子供の無邪気さが無くなっていきます。それは社会に適合するために生きる術を学んだ証と言えるでしょう。

子供なら好奇心のまんま毎日遊んで、楽しい日々を送ることができていました。大人になるとそれが無理になります。仕事をして、社会に揉まれ、人間関係に苦しみ、お金を稼がないと生きていけない現実を知ります。

あんな大人にはなりたくない!


私は小学5年生の時に「大人になりたくない」と思ったことがあります。大人には「表・裏」があるからです。言ったことと反対のことをする大人、言ったのにしない大人、そんな大人を見るたびに「あんな大人にはなりたくない」と思いました。

ところが自分が大人になると、表と裏を使い分け、本音と建前を自然に使っていることに気付きます。とてつもなく大きな嫌悪感に襲われ、自分自身を壊したくなりました。

まっすぐ見れば見るほど、世の中の歪みにも気付きます。子供のように純粋な心で生きていくことが困難だと知った時、消えたくなりました。一直線では生きていけない複雑な人間社会です。適合しようとすればするほど、藻掻き苦しみ、ジレンマに陥り、子供の頃の純粋な楽しさが懐かしくなります。

無邪気が輝く瞬間!


出張整体であるお宅へ行きますと、6歳の男の子がいます。恐竜が大好きで、いろんなことを私に教えてくれます。無邪気さが輝いています。私が今一番欲しい姿です。あんなふうに無邪気に喋ることができたら、追いかけることができるなら、人生どんなに楽しくなることでしょう?

子どもの無邪気さは、不安も不満も苦しみもなく、お金の心配もしません。大人になれば、それらすべてが壁となります。大人であることは、無邪気さを捨てなければならないのでしょうか?

迷いも不安もない無邪気な心がほしい


人生の終盤を迎えて、無邪気に生きようとすれば、たくさんの障害が待っています。一番気になるのは、おそらく「人の目」でしょう。それと、「責任」でしょうか。

大人になってしまった今、子供に返ることはできません。でも、無邪気な気持ちを思い出すことはできます。子供のように好奇心のまんま、素直な気持ちで生きていくことができれば、素晴らしいと思いませんか?

私は還暦を過ぎました。ここまできたら、あれこれ心配したってしょうがないです。なるようにしかなりません。人間関係もあっさりでいいと思います。残りの人生を遊んで楽しむ精神です。軽く考えていきましょう!

無邪気と言えば、この曲。
Mr.Chidren「innocent world」

「イノセントワールド」とは、心がきれいで後ろ暗いことがない悪意や悪事とは無縁な世界のことである。 「イノセントワールド」は、無垢な・潔白の・無邪気なという意味を持つ「イノセント」と、世界・世の中という意味を持つ「ワールド」の二語から成り立つ。

Weblio辞書より


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