協力しない夫婦は、夫婦のままで良いのか?
私がこのテーマで書くことをお許しください。いや、もしかしたら逆かもしれません。バツイチだからこそ、わかることがあります。離婚しようと思っても、踏ん切りがつかない人の方がおそらく多いことでしょう。
まず離婚できない理由の一番が「子供の問題」ですよね。しかし子供が成人したのなら、もうその問題は解決しているはずです。
二番目にある問題は、「お金」です。最近は夫婦どちらも働いていますから、生活を切り詰める勇気さえあれば、解決できると思います。
三番目の問題は、「家事」です。生活するということは、誰かが洗濯や掃除をしなければなりません。自分でできるとしたら、これもすでに解決しています。
三つの大きな課題がすべてクリアできたのなら、あと残ったのは「世間体」でしょう。これが意外と引っかかるのかもしれません。
いま私は何を書いているのでしょう? もしかしたら「離婚のススメ」でしょうか?(笑)書きながら自分でも笑ってしまいます。
協力しない夫婦は、夫婦のままで良いのか?
夫婦というのは、二人で協力して楽しい家庭を築くことが大切だと思います。しかし、「協力できない」あるいは「協力的ではない」としたら、それは夫婦である必要があるのか、問いたくなります。
特に中高年の場合、協力的な関係を築かれている夫婦はかなり少ないと思います。なぜそうなってしまったのでしょう?
ちなみに、私は28歳で結婚し、3年で離婚しました。理由は、お互いが協力的な家庭を築くことが困難と判断したためです。それを一般的には「性格の不一致」と言います。
早い段階から離婚の気持ちを進めておく
不一致と分かっていながら、離婚できない夫婦はとても多いはずです。それは子供のためという理由を挙げる人がとても多いのも現実です。だとしたら、早い段階から子供が成人したら離婚する予定を立てておくこともアリだと思います。
多くの場合「なんとなく」「ズルズルと」日が過ぎていき、気が付いたら定年退職の年齢になってました。という夫婦が多いように思えます。なんとなく年取ってしまったら、「いまさら」決断することはかなり難しいことでしょう。だからまたそのまま、「ズルズル、なんとなく」行くのだと思います。
「割り切る」という気持ちが大事だと言われる人もあります。あるいは「あきらめている」「我慢する」という人もいます。
この気持ちには反論させてください。
自分の人生は、我慢する人生で良いのですか?
自分の人生を、あきらめたままで良いんですか?
実はこの件で、30代の頃、ある人と議論したことがあります。私はその頃、阪神大震災を経験したことで、やりたいことをやっていく人生を選択していましたから、熱く語ったのを覚えています。でも多くの人は、そんな経験していませんから、思い切った決断をするには、とてつもなく大きな勇気がいるはずです。
死を覚悟して最悪の事態を経験した者にとっては、日々の生活で我慢しなければならない人生なんて、必要ないと感じてしまうのです。それなら死んだ方がマシだとすら考えます。これはかなりの極論です。分かっています。いま分かって書いています。分かっているからこそ、伝えたいことがあります。
人生にはたくさんの道があります。
選択は自由です。
やっぱり、離婚のススメを書いちゃったかな?(笑)
最近では、「熟年離婚」や「別居」より、「卒婚」することを選択する人が増えているそうです。これもまた時代の流れです。いいんじゃないですか? 卒婚、考えてみてください。楽しい人生が待っていますよ!
誰の人生ですか?
夫婦が協力して楽しく演出できないのなら、卒婚しましょう!