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『半導体戦争 世界最重要テクノロジーをめぐる国家間の攻防』
21世紀を理解する上で読むべき経済書
本書は、軍事・経済・生活に欠かせない戦略物資、半導体をめぐる国家や企業の攻防をいきいきと描いたノンフィクションだ。半導体業界の興亡を、個人や企業のミクロなエピソードで紡ぎ、マクロな経済史・産業史へと昇華させる。『石油の世紀』でピューリッツァー賞を受賞したダニエル・ヤーギンをして、「21世紀を理解する上で読むべき一冊」と言わしめた。
著者であるクリス・ミラー
『武器としてのエネルギー地政学』エネルギーの超基本を徹底解説
日本でエネルギーがここまで話題になるのは2011年の東日本大震災以来だろうか。ロシアによるウクライナ侵攻に端を発した天然ガス価格高騰、エネルギー価格を中心とするインフレ懸念、カーボンニュートラル取組と、ほぼ毎日のようにエネルギー関連情報がニュースの見出しを飾る日々が続いている。
そうはいっても「そもそもエネルギー問題ってなんぞや」「みな、何を騒いでいるのか」と疑問に思われる人も多いのではないか。