【上山晃Q&A】アメリカの将来とハンチントンの予測

【質問】

アメリカの経済状況が良好な中、再び世界覇権を握る道を選ぶか、それとも国内問題に専念するのか。

【回答】

それについては、サミュエル・ハンチントンの2004年の著書『アメリカの分断』が示す一つの視点を考えると良いでしょう。彼は、2045年頃には所謂WASP(白人アングロ・サクソン・プロテスタント)がアメリカ国内のマイノリティになり、アメリカという国家が分断する可能性があると提唱しています。もしかすると、現在の「合衆国」ではなく、いくつかの州が独立する可能性もあるという推測です。私自身もこれに同意見で、アメリカが再び世界覇権を握るのではなく、国内の問題に専念する可能性が高いと考えています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?