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SES業界の透明性と倫理:課題、現状、そして弊社の展望
新年に際して、SES業界が直面している問題点と、弊社の現状と今後の展望についてまとめました。
SES(System Engineering Service)は、エンジニアをクライアントの元へ派遣し、専門的な技術や経験を提供するサービスです。SES企業はクライアントからの派遣料金(請求単価)とエンジニアへの支払い賃金(給与)の差額を収益として運営しています。
SESに類似したサービスとして派遣が
「社員の士気が高い企業ランキング」にランクインしました。
openworkが新たに発表した、中途入社者が選ぶ『社員の士気が高い企業ランキング』に弊社が名を連ねることができました。
openworkによれば、「日本の仕事への熱意や職場への愛着を示す社員の割合は5%にとどまり、近年は世界最低水準が続いているといいます。社員のモチベーションは企業の生産性や競争力に直結するだけに、社員が熱意を持って士気高く働ける職場づくりは企業経営において避けて通れない課題で
経済危機とエンジニアの安定: 弊社の対策と展望
「リーマンショックのような経済危機が発生した場合、還元率を高くしていると大変じゃないですか?」という質問を受けることがあります。危機対策に関する質問だと思いますが、まずリーマンショック時は弊社が設立間もない時期だったため、正確なデータの提供は困難です。しかし、技術派遣業界全体で見ると、当時の平均稼働率は75%程度に落ち込んだと推測されます。これは、待機率が約25%だったことを意味します。
リーマ
エンジニアのためのSES企業選びガイド
昨日、私のXとnoteを閲覧した方から連絡がありました。その方は高還元SES企業から内定を受けていましたが、還元率の詳細とその企業の平均請求単価の低さを知り、入社を辞退したそうです。その後に大手SIerに就職が決まったとのことで、私のXやnoteが少しでも役立ったと聞いて嬉しく思います。
重要なので、もう一度強調しますが、SES企業が示す還元率には、社会保険料の会社負担分や会社経費が含まれている
私がローエンドSESをおすすめしない理由
SES企業の中には、未経験者や経験の浅い人を対象としたローエンド案件に依存している企業が存在します。これは、専門的なスキルや経験を必要とするハイエンドやミッドエンド案件を扱う企業とは異なります。
ローエンド案件は、未経験者や経験の浅いエンジニアでも対応可能な比較的単純な内容であるため、採用が容易で契約を取りやすいという特徴があります。これにより、企業は直接的に売上や利益に貢献するローエンド案件に
SES企業のビジネスモデル分析:ローエンド案件の魅力と落とし穴
会社の売上拡大を優先しすぎるあまり、未経験者や経験が浅い人向けのローエンド案件に集中するSES企業が存在します。これらの案件は採用が容易で、売上利益に直接貢献するため、企業としてはそのような方針を取りたくなる気持ちは理解できます。しかし、一旦このようなビジネスモデルに依存すると、そこから抜け出すことは非常に困難になります。
結果として、請求単価は低く抑えられ、そこで働くエンジニアの年収も低いまま
ボーナスの罠: 知らないと損する事実
SES企業や派遣会社では、ボーナスの支給を魅力的な条件としてアピールしている企業があります。多くの人にとってボーナスは、月収だけでは賄えない大きな支出に対応し、生活設計を容易にするメリットを持っています。しかし、SES企業や派遣会社で働く際には、ボーナスが必ずしも歓迎される条件とは限らず、場合によってはマイナスの影響を及ぼす可能性があることを理解することが重要です。
この点を理解するためには、ま
SES企業の高還元率は本当にお得?深掘り分析
高還元SESは実は高還元でないかも。近ごろ、エンジニアに高還元を謳うものの、実際には高還元ではないSES企業が増えており、これについて深く懸念しています。
例えば、「高還元75%」と聞くと、請求単価に対する給料の分配率が75%だと解釈しがちですが、実際にはこの還元率に社会保険料の会社負担や会社経費が含まれています。その結果、給与として支払われる割合は60%~65%程度になります。
この給与分配
エンジニアの目から見た弊社:ブログやX(旧Twitter)まとめ
弊社のエンジニア社員は、自らの意志で弊社の紹介記事をブログに書いていくれています。これは会社からのお願いしたわけでも、もちろん強制したわけでもなく、彼らの自主的な行動によるものです。
彼らがブログを書く主な理由は、前職での厳しい環境から転職により待遇が改善された経験を持ち、同様に困難な状況にある人々にその事実を伝えたいという思いがあるためです。
弊社へのエントリーを検討している方は、ぜひ彼らの
SES企業や派遣会社がマージンを取る正当性と付加価値の追求
SES企業や派遣会社は、エンジニアの労働対価を収益源としています。エンジニアが常駐先で働いた労働によって会社は運営されています。会社が収益を求めることは、エンジニアの給料を削ることを意味します。だから、私たちは過度な収益を求めることはしません。私たちはピンハネ業者です。いくから綺麗ごとを言っても、それを隠すことはできません。
私たちが最低限できることは、請求単価を含む契約内容を明示し、可能な限り
良いSES企業や派遣会社を選ぶ際のポイント
良いSES企業や技術派遣会社を見極めるポイントはシンプルで、重要なのは提供される年収の水準と案件の質です。還元率が高くても、クライアントへの請求単価が低い場合、給料は低くなってしまいます。例えば、還元率が80%でも、請求単価が50万円であれば年収は約400万円になります(補足あり)。逆に、還元率が70%でも、請求単価が70万円であれば年収は約500万円です。このため、還元率だけでなく、平均の請求単
もっとみる転職回数が多いあなたへ: 新しいキャリア形成モデルの提案
転職回数が多い人が転職する際には不利に働くことがあります。その理由はいくつかありますが、主なものは次の通りです。
まず、企業にとって新しい社員の採用と育成には時間とコストがかかります。頻繁な転職歴があると、企業はその人がすぐに退職するかもしれないと考え、高いリスクとして捉える傾向があります。
さらに、転職回数が多い場合、特定の分野や職種に関する深い専門知識や経験が不足していると見なされることが