アルロン

物書き(主にエッセイ)。あなたの心を、ちょっとだけ軽くしたい。書く仕事がしたい。|no…

アルロン

物書き(主にエッセイ)。あなたの心を、ちょっとだけ軽くしたい。書く仕事がしたい。|note「#推したい会社」投稿コンテスト:賛同企業賞(TERRAST賞)|東京報道新聞第2回ライティングコンテスト:東京報道新聞賞|ポケモンとKinKi Kidsと特撮ヒーローとスイーツが好き。

マガジン

  • 66日ライティング完走者たち

    • 263本

    『66日ライティング×ランニング』企画で毎日投稿をしてきた人たちだけが参加できるマガジンです。

  • 66日ライティング×ランニング

    • 3,428本

    書く習慣をつけたい、何かあたらしいことに挑戦したいみなさん、66日間、毎日投稿をしてみませんか? ※ 参加はいつでも可能です。その日から66日連続で投稿しましょう。   300字以上を目安に。字数のハードルは強制的にもうけません。   今すでに毎日投稿をしている人でも、これから始める人も、不定期投稿な人でも、もちろん、放課後ライティング倶楽部に入っていない人でも、だれでも参加可能です。文章力をつけたい人はぜひ。   ただし! 1日でも書けなかったら追放します。

  • noteクリエイター紹介

    琴線に触れたnoteクリエイターさんを(勝手に)紹介しています。紹介した方にはもれなく二つ名を(勝手に)つけています。

  • 受賞作品

    コンテストの受賞作品をここに集めています。目指すは10作品。

  • 赤の伝説(ポケモン二次創作小説)

    ポケモンの二次創作小説です。しょーもないですが、暇つぶしになれば。

記事一覧

固定された記事

我が名はアルロン・改【自己紹介】

初めまして or 二度めまして or いつもお世話になっております。 noteクリエイターのアルロンです。 物書きを目指して旅を続けています(気持ち的な意味なので、物理的に…

アルロン
4か月前
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【#創作大賞2024 応援企画】あなたが「#創作大賞2024」に応募したnote記事の感想を、Xでシェアします!

どうも、最近スパロボXばっかりやって小説書くのがサボりがちなアルロンです。 実は今日、【#創作大賞2024 応援企画】ということで、こんなことを始めました。 “あなた…

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22時間前
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社長の膝の上で絶対にしてはいけないこと

想像してみてほしい。ビールと焼肉をたらふく胃に詰め込んで、狭い車に揺られたら。 ◇ 役場職員3年目の頃に、町内で植樹のイベントがあった。役場や地元の林業会社など…

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父が危篤のとき、僕はゲームをしていた。

「お父さんが救急車で運ばれたから、お母さん行ってくるね」 動揺を隠し切れない母が、気丈なフリをして病院へ向かった。 家には、姉と僕の二人だけが取り残された。 あ…

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牛乳を売るしかなかった男の末路

単身で出張中、上司から電話がかかってきて「新しいイベントの実行委員会の会計をお願いしたいんだけど」と頼まれたときの正しい返事は、 「はい」 「わかりました」 「…

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大玉転がられ競走

小学2年の甥(姉の長男)は、今日が運動会らしい。彼は俊足らしいのでさぞかし楽しみにしていることと思うが、一方で彼の叔父は運動音痴でその名を馳せている。故に、運動…

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消し忘れ、ダメ、ぜったい。

外出するときは、戸締りと火の元を確認しなければならない。 そんなの誰だって知っているし実行しているだろうが、それでも起こるときは起こる。それが災害というものであ…

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ナースの卯月が魅せたもの【卯月 読書感想文】

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アルロン
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僕は気づいてしまった。 日本人なら誰もが知っている言葉。老若男女問わず、都道府県問わず、きのこの山派・たけのこの里派問わず、みーんな知っている言葉。言葉の面白さ…

アルロン
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「がんばれ」と「がんばりすぎないで」の間で

応援の常套句「がんばれ」は、今やハラスメントワードの一角を担うまでになった。下手に「がんばれ」などと言うと「いやもうがんばってるんだけど」とか「がんばっている人…

アルロン
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アルロン
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アルロン
12日前
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闇を知るからこそ光を知る【クリキャベ読書感想文】

先日、せやま南天さんの『クリームイエローの海と春キャベツのある家』(通称『クリキャベ』)を読了した。 読むのが遅い方(当社比)なので、ゆっくり時間をかけて読み進…

アルロン
2週間前
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我が名はアルロン・改【自己紹介】

我が名はアルロン・改【自己紹介】

初めまして or 二度めまして or いつもお世話になっております。

noteクリエイターのアルロンです。

物書きを目指して旅を続けています(気持ち的な意味なので、物理的には家から一歩も出ていません)。

たくさんの人に知ってもらうために、そして自分自身を見つめ直すために、自己紹介文を書きました。

少しでも読んでいただけると幸いです!

0.創作大賞2024 応募作品創作大賞2024に応募し

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【#創作大賞2024 応援企画】あなたが「#創作大賞2024」に応募したnote記事の感想を、Xでシェアします!

【#創作大賞2024 応援企画】あなたが「#創作大賞2024」に応募したnote記事の感想を、Xでシェアします!

どうも、最近スパロボXばっかりやって小説書くのがサボりがちなアルロンです。

実は今日、【#創作大賞2024 応援企画】ということで、こんなことを始めました。

“あなたが「#創作大賞2024」に応募したnote記事の感想を、Xでシェアします!”

いわゆる「note読み」ってやつですね。

先月、セトショウヘイさんがやっていたんですよ(僕も読んでもらって、素敵な感想をいただきました)。

すごく

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自分のいないところで褒められた!

自分のいないところで褒められた!

都築 あい(てもねっと)さんに、拙文を朗読していただきました。

X(Twitter)で朗読する作品を募集していたので、「こんなゴリゴリと自己肯定感に刺さる企画、応募しない理由があるだろうか! いや、ない!」と思って、すぐにDMを送ろうと決めたのです。でも、送るまで時間がかかりまして。

ちょっと悩んだんですよ、読んでもらう記事をなににするか。だって僕のnoteといえば、「う」から始まって「こ」で

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感情を一旦抜いてみると感情が見えてくる

感情を一旦抜いてみると感情が見えてくる

どこにでもいるよね、ムカつく奴って。
学校にも、職場にも、もしかしたら家族の中にも、どうしたって相性が悪い人は必ずいる。
一挙手一投足が気になって仕方がないことも多いだろう。

昨シーズンに動物園の除雪バイトをしていたとき、ムカつく、とまで言わないが、(悪い意味で)気になるおじさんがいた。名をアキモトさん(仮名)とする。

アキモトさんは、僕と同じで初めての除雪バイトだった。年齢は60代後半で、そ

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上司に「手伝います」と言ったら叱られた話

上司に「手伝います」と言ったら叱られた話

言葉は便利だ。ときには人を励まし、ときには人を救うこともある。
しかしその反面、使い方を間違えれば、人を傷つける凶器となり得る。もしくは、人間関係を悪化させてしまう。



2年前、8か月だけ働いていた空調設備の会社で、こんなことがあった。

その日は、いつものように現場で設備の点検をするのではなく、会社で事務作業や道具の整理整頓などをすることになっていた。

僕より早く出勤していた上司が、社用

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社長の膝の上で絶対にしてはいけないこと

社長の膝の上で絶対にしてはいけないこと

想像してみてほしい。ビールと焼肉をたらふく胃に詰め込んで、狭い車に揺られたら。



役場職員3年目の頃に、町内で植樹のイベントがあった。役場や地元の林業会社など関係機関が協力し、未来のために木を植えようという趣旨だったかと思う(僕の働いていた町は林業が盛んである)。

このイベントには、とある林業会社の、当時30代のバリバリな若手社長も参加していた。地域のお祭りの手伝いなどで、僕が新人の頃から

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父が危篤のとき、僕はゲームをしていた。

「お父さんが救急車で運ばれたから、お母さん行ってくるね」

動揺を隠し切れない母が、気丈なフリをして病院へ向かった。

家には、姉と僕の二人だけが取り残された。

あれからもう20年近くになるか。当時僕は高校2年生だった。

土木現場で重機の運転手をしていた父が、仕事中に突然呼吸困難となり、救急車で搬送された。後から知った話では、気管支炎だったそうだ。
得てして現場作業員は喫煙者が多く、父もその一

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牛乳を売るしかなかった男の末路

牛乳を売るしかなかった男の末路

単身で出張中、上司から電話がかかってきて「新しいイベントの実行委員会の会計をお願いしたいんだけど」と頼まれたときの正しい返事は、

「はい」

「わかりました」

「がんばります」

のどれでしょうか。
そうですね、答えはそれです。



「うちの町は、夏はイベントがあるけれど、冬はなにもない。だから冬もイベントをやろう」

地元の子どもたちの提案によって実現された、冬のイベント。当時役場職員3

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大玉転がられ競走

大玉転がられ競走

小学2年の甥(姉の長男)は、今日が運動会らしい。彼は俊足らしいのでさぞかし楽しみにしていることと思うが、一方で彼の叔父は運動音痴でその名を馳せている。故に、運動会で活躍したためしがない。
徒競走は基本ビリ。そのくせクラス対抗リレーでは、スプリンター揃いの自分のクラスがぶっちぎりの一位を取ったときには、自分の足の遅さを棚に上げドヤ顔で喜んでいた。虎の威を借る狐もいいところである。

運動音痴の人間は

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消し忘れ、ダメ、ぜったい。

消し忘れ、ダメ、ぜったい。

外出するときは、戸締りと火の元を確認しなければならない。
そんなの誰だって知っているし実行しているだろうが、それでも起こるときは起こる。それが災害というものである。

もう10年ほど前になるだろうか。GWかなにかで実家に帰省した僕は、3日ほど経ってから自宅アパートに戻ってきた。当時住んでいたアパートには、同じ役場で働く先輩が3人住んでいて、(僕を含め)全員もれなく独身男性だった。とある上司が我々を

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ナースの卯月が魅せたもの【卯月 読書感想文】

ナースの卯月が魅せたもの【卯月 読書感想文】

読書感想文シリーズ。今回は、秋谷りんこさんの『ナースの卯月に視えるもの』(通称『卯月』)。

5月6日のnoteのYouTube配信(新川帆立さん×秋谷りんこさんトークイベント)を観て感動し、「あ、この人の書いた小説が読みたい」と思ってそっこー予約した。
ただ、試され過ぎる北の大地の真ん中らへんに住んでいるせいか、届いたのは発売日の3日後とかだった。まあいい。同じタイミングでポチッたブックカバーを

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最強の日本語

最強の日本語

僕は気づいてしまった。

日本人なら誰もが知っている言葉。老若男女問わず、都道府県問わず、きのこの山派・たけのこの里派問わず、みーんな知っている言葉。言葉の面白さに魅了されたこの僕が、たどり着いた一つの真実。

それは、そう、「うんこ」。あの「うんこ」である。

考えてもみてほしい。「うんこ」と聞けば、全員もれなく尻の穴から繰り出される茶色いアレを思い浮かべるだろう。「うんこ」を知らない人はまずい

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「がんばれ」と「がんばりすぎないで」の間で

「がんばれ」と「がんばりすぎないで」の間で

応援の常套句「がんばれ」は、今やハラスメントワードの一角を担うまでになった。下手に「がんばれ」などと言うと「いやもうがんばってるんだけど」とか「がんばっている人に『がんばれ』と言うのは酷だ」とか言われちゃうわけだ。

確かに、公務員をやめる間際の生ける屍よろしく働いていた僕が「がんばれ」と言われたら、「これ以上なにをがんばれと言うのかねクソボケハゲコラァ」とお経のように唱えていたであろう。形骸化さ

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フォロワー数200!!ありがとうございますありがとうございます!!😭😭はずされないようにがんばります!!努力します!!精進します!!

平成生まれの呪い

平成生まれの呪い

「平成生まれなんだ~。じゃあ『ゆとり世代』だ。土曜日は学校休みだったでしょ」

シャラップである。

新卒で就職したての頃よく言われたこの「ゆとり世代」という言葉が、僕は大嫌いだ。
平成2年4月1日生まれという生年月日の「平成」だけに食いつくその虚しさ、愚かさ、浅はかさたるや。4月1日の方をいじれよ。「え~、エイプリルフールなんだ~! それって、学年どっちになるの?」って聞けよ。「うわ~、平成生ま

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闇を知るからこそ光を知る【クリキャベ読書感想文】

闇を知るからこそ光を知る【クリキャベ読書感想文】

先日、せやま南天さんの『クリームイエローの海と春キャベツのある家』(通称『クリキャベ』)を読了した。

読むのが遅い方(当社比)なので、ゆっくり時間をかけて読み進めようと思っていた。
しかし、新型コロナウイルスに感染したことで自由時間がめちゃくちゃ増え、結果的に一週間足らずで読み切ってしまった。

とても素晴らしい作品だったので、感想を述べたいと思う。

※ちょっとネタバレあるので、未読の方はひと

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